こんにちは。ステラです。



私は1月7日、8日に友人達と一緒に

熊野本宮大社に行って来ました。



今日は、その時の話をしたいと思います。



熊野本宮大社へ行くのは、約1年ぶり。



前に開寅祭に参加する為に

熊野本宮大社を訪れた時



私は伊勢、出雲とは違う

なんとも言えない、

引き込まれるエネルギーを感じました。



伊勢神宮が好きな人、

出雲大社が好きな人、

熊野本宮大社が好きな人



人それぞれ

好みは違うと思いますが、



私には、祖先の地、田辺にあるという事もあり

熊野の方が私には合っているような気が致します。



そして今回、

私達は八咫烏特殊神事に

どうしても参加したいという

熱い思いを胸に



朝早くから準備を整え

熊野本宮大社へと向かったのです。




ーーーーーーーーー【八咫烏特殊神事の補足情報】ーーーーーーーーー



国家攘災、国民除疫を祈り、神門前に飾り奉った門松の御松で調製した

熊野牛王宝印を火と水とで祓い清め、魂を吹き込む宝印押し初めの神事。



年頭に作られた宝印の押し始めの祭りで、

別名「宝印神事」とも云われています。



この御祭りに参列された方だけに

白玉午王(白紙午王)が授与されます。

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熊野本宮大社は、山奥にあるので

車で数時間、奥へ奥へと走らないと

なかなか見えてきません。



前回訪れた時にも感じたのですが、

周辺にはお店屋さんも何もなくて、

コンビニも車で30~40分

走らないといけないという事。



昔の人は熊野古道を何日も歩きながら

お参りをしたと言いますが、



この場所を訪れる為には、それ以上に

ここに来ようとする決断や気合がないと

なかなか来れない場所であるということを

改めて実感しました。



午後4時頃、

ずっと車を走らせて、やっとのこと

熊野本宮大社に無事到着!




熊野本宮大社の入口に



このような3本足の

八咫烏のマークがデーンと構えてあります。






両脇に木々が茂っている階段を上り






この場所で、手と口を清めて




さらに奥へ進むと






「挑」という大きな文字が見えてきました。




これは、九鬼宮司様が書かれた今年の1文字です。

もの凄いエネルギーを感じたので、写真をとりました。



八咫烏特殊神事の受付を済ませて

本殿の中に入ってみると、






「来たよ~!」、「ここ座れや!」と

会話が飛び交っています。



人々は、宮司様にも気軽に声をかけていて

なんとも言えない和やかなムード!



東京から来た新参者が

ここに座っていてもいいのかな?

と思ってしまうほどです。



しかし、

「これから八咫烏特殊神事の祝詞が始まります」

というアナウンスが流れると



今までの会話がうそみたいに、

いっせいにシーンとし、厳粛な空気に変わり



ついに

八咫烏特殊神事が始まりました。



宮司様が盥に水を張り

拝殿の左に据え、修祓、祝詞奏上の後

午王神符を松明の上にかざした後、




黎明殿の向かって左の柱に

三回気合を籠めて宝印を押捺します。



その後、6つ折にされた半紙が

参加者全員に手渡されます。



この半紙を右手の手の平に置いて

左手は手首を支えて手を差し出すと



神職が差し出された手の平の半紙に向かって

宝印をグッと押していかれます。




綺麗に押すためには、

こっちも押しかえさなければなりません。



この儀式には順序がないようで

我や我やという感じで、みんな手を差し伸べて

宝印が押されるのを待っています。






私が差し伸べた手に、宝印が押された時、

手に響くエネルギーを強く感じました。





こちらは、熊野本宮大社の熊野牛王符で


88匹のカラスが描かれており、


一般的な護符として、起請文(誓約書)として用いられます。


            ↓






ーーーーーーー【熊野牛王符についての補足情報】ーーーーーーーーーー



<歴史>



起源は明確でなく、素戔嗚尊と天照大神の誓約に起源を持つとか、

神武東征の際、熊野烏の助けを受けたなどの

故事に由来するとなどと言われている。



牛王を「ごおう」と読むのは、漢方薬の牛黄(ごおう)を

朱印の材料に使ったという説がある。



熊野牛王符が起請文として使われた最古の記録は、

鎌倉時代中期の文永3(1266年)に

僧侶の間で紛争が起き、熊野牛王符に誓ってそれを解決した



戦国時代になると、大名同士の誓約に牛王符が用いられるようになった。



豊臣秀吉の臨終が近くなったとき、

徳川家康をはじめとする五大老、五奉行に「熊野牛王符」に起請文を書かせ、

ここに豊臣秀頼に対する忠誠を誓約させている。



<一般的な護符としての利用方法>



◇かまどの上に祀り火難除けとする。

◇門口に祀り、盗難除けとする。

◇懐中に入れ、船酔い、飛行機酔いなどを防ぐ。

◇病人の床に敷き、病気平癒を祈願する



              ーウィキペディアより抜粋ー

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この宝印の儀が終わると

九鬼宮司様からの挨拶がありました。



その中で宮司様は、今年は甲の午であり、挑戦の年であり、

戦う、進む、前に進む事が大切であるとお話をされました。



私が、今年はタロットカードでは戦車、戦車の年であると

お話しした内容とも一致して、



やはり今年は前に進む年なんだと

やりたい事にはとことん挑戦していく。



止まっていてはいけない年なんだと強く感じました。



帰り際に本宮の社務所に寄って御札を貰っていると

突然、後ろから、「ステラさん!」と

声をかけられました。



振り返ってみると、九鬼宮司様のお姿が。



「いや、ステラさん来るって聞いていたけど

本当に来てくれたんだね。ありがとう!」と言われました。



私も宮司様に挨拶をし、せっかくなので、

東京から来たみんなと一緒に記念撮影!






宿泊先の冨士屋ホテルに着くと

外はもうこんなに真っ暗です。






こちらは夕食音譜






今回のホテルは食事も美味しくて、居心地も良かったので、

今後、熊野で宿泊する時にはここにしようと思いました。



そして、迎えた翌日はあいにくの雨。



ホテルで朝食をとって

旅館から外を見ると、



このように朝靄が出ていて






川のところには、温泉があり、露天風呂となっていました。



私は、大斎原に行きたかったのですが、



去年の10月頃、台風で橋が崩れてしまい

雨が降ると足場がよくないというので



早めに東京へ帰る事になり、

後ろ髪惹かれる思いで熊野を後にしました。



次回、熊野を訪れる際には、

玉置神社にも行ってみたいなと思います。