こんにちは。ステラです。



私は三連休を北京で過ごしていたのですが、

その間、日本は台風上陸で大変だったようですね。



台風で避難勧告が出たところもあったという

ニュースを北京で聞きました。



被災地となった地域が

一日でも早く通常の生活に戻れますよう願っております。



こういう天災のニュースを聞くと、いつも思います。



私が日本から遠く離れている時に

天変地異がおこりやすい。



その事を知っている私の友人達は

ステラ先生が日本を離れる時は

何かが起こる。。。と、いつも言っています。叫び



さて、三連休で過ごした北京の話に戻しましょう。



今回の北京渡航はビジネストリップです。

チャリティーイベントへの出席が目的でした。



場所は、跨界咖啡。ここで講演会を行いました。

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この跨界咖啡という場所は

私が前回漢方のマッサージを受けた場所でもあります。



こちらのオーナーは

仏教と自然食をメインに研究している方でです。



また、この講演会が開かれた日は

中国ではお盆にあたる日。



そのためなのか、曼荼羅展が開かれており、

会場には色々な曼荼羅が展示されていました。

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その多くの曼荼羅の中で

私が一目惚れしてしまったのがこの曼荼羅です。

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美しいと思いませんか?





私は今回、この場所で

「宿命と運命・恋愛と金運」というタイトルで

「陽光児童基金会」のチャリティー

講演をすることになったのです。



中国の方に講演するのは今回で2回目。



渡中直前にヨルダンに行き

日本に帰国してすぐに北京という

慌ただしいスケジュールだったため、



講演内容を考える余裕もなく

飛行機の中で講演内容をまとめることに。



前回の講演は若い世代の人が集まりましたが

今回の講演会には、仏教界や精神的なものに興味のある方、

そして、占星術やタロットを勉強している方々が集まります。



定員は約40名。

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みなさんの心に響く後援をしようと気を引き締めました。



講演会の予定時間は90分。



私の中国でのマネジメント及び通訳をやってくれる金さんと

一緒に、いざ、講演会に望むことに。





まず、宿命と運命論の話から入りました。



しかし中国の方には、宿命は理解できても、

運命という理念はなかなか理解しにくいようでした。



私がこの講義をしている間、みんな不思議そうな顔。



運命が変えられるということに対して、

疑問を持たれた方もいたようでした。



そのせいか、

どうやったら運命は変えられるのか?という

Q&Aが一番多かったです。



そこで私はこう説明しました。



運命には縁と環境はかなりの影響を与えます。



例えば、ある人が仕事で成功する運命を持っていたとき、

その人が、ビジネス間で有利な情報を交換できる仲間や

自分をサポートしてくれる人脈を多く持ち、

かつ自分自身も仕事に投資するお金も十分にある資産家だったとします。



その人は運命通りに仕事で成功することができるでしょう。



しかし、そんな幸運な人は滅多に存在しません。



ほとんどの人は人脈もなく、お金もカツカツという今の状況に甘んじ、

一日の仕事を終えることだけに力を注いているうち、

その幸運の運命を逃してしまうのです。



もし自分の運命を知り、今が勝負だと思った人が

人脈を作り、働きやすい環境作りに邁進することできれば、

その人は仕事のビッグチャンスを掴むことができるでしょう。



これは悪い運命の場合も同じです。



トラブル運に飲まれるように

ただただ自分の不運を嘆いていては不幸から抜け出せません。



トラブルはチャンスだと、

助けてくれる仲間を探し、

起死回生の努力をした人は運命の流れを変え、

成功や幸運を掴むことができるのです。



ただし、あなたの今持っている、縁と環境を変えるのには

自分はこうしたい、こうなりたいというしっかりとした目的意識と

99%の努力、そして最終的には決断力が大切です。



自分で考え、そして動き続ければ運命は変わるのです。



その話を聞いて、皆さん感動されていました。





その後、少し休憩をとってから

恋愛と金運についての講演。



といきたいところですが、



その前に、まずは、占星術の基礎を知っていただく必要があります。



占星術で使われる主な星、10天体のうち、

基本中の基本である

太陽から木星までの意味を説明しました。



その後は、愛とお金の話をするための準備として、

受講者のみなさまのケータイにアプリをダウンロードしてもらい

自分の生年月日を入れて、自分の金星が何座であるのかを

調べて貰いました。



恋愛と金運を語るには

金星という天体がかかせません。



金星は恋愛と金運を司っているからです。



それを知って貰った後で



牡羊座の金星の人~魚座の金星の人までを

ホワイトボードに書き込みました。

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占星術では12星座の他に、

12星座を火、地、風、水の4種類に分割するエレメントという区分と

活動急、柔軟宮、不動宮の三種類に区分するCFMという区分があります。



例えば牡羊座は火のエレメントで活動宮

牡羊座はこういう性格で、火のエレメントと活動宮は

こういった特質があるから、お金の使い方はこういった感じになり、

こんな恋愛をするのです。



というように細かく話しました。



この人が一番金運がある!

この人はこういう恋愛をする!

こんな人を好きになる!



こういうわかりやすい説明でしたから、



みなさん、興味津々で、講演は40分も延長。



講演90分の予定が何と2時間10分という長さに。



講演が終わった時間は夜の9時過ぎでした。

私はもうヘトヘト状態。



北京のホテルにチェックインしてすぐに

講演会があったので



私の頭の中はヨルダンの時差ボケも手伝って

飽和状態です。



最後に一目ぼれした

曼荼羅を購入させてもらい一日目は終了しました。





最終日には、空港に向う前に

雑誌社との打ち合わせがあり



ホテルから向おうとするにも、

タクシーがなかなかつかまらない。



自転車で運んでくれるサービスもあるのですが、

近い場所しか行ってはくれない為

仕方なく、2人乗りのスクーターみたいなものに

乗って行くことになりました。





スーツケースを乗せてもらった後、

これが失敗だったのですが、運転手さんの横に

私はお気に入りの曼荼羅を置いてしまいました。





こういうスクータの運転手さんというのは

電話番号もわからず、連絡もとれないし、

領収書も出してくれません。



どこで、どういう風に回っているのかもわからない。

つまりスクーターから降りたらもう二度と会わない可能性が高いのです。



スクーターから降りた瞬間!

私は曼荼羅を置き忘れた事に気がついたのです。



さっき書いた通りに、

スクーターを捕まえる手段はありません。



一緒にいた金さんは、



どうしよう?先生!

私がしっかりしていれば?



と自分を責めていたので



「無くなったのにも意味があるから」と金さんに言った後で



この曼荼羅はもう仏教界に寄付した事にしたと思えば良い。

今回の趣旨も「陽光児童基金会」のチャリティーで来たのだから。



チベット仏教のお坊様が一生懸命に描かれた絵を私のミスで

無くしてしまった事が心残りでしたが、



誰かの手に渡ったとしても、

お祈りをしていただきたいなと思い、気持ちを切り替えました。









しかし金さんはあきらめません。



まだ、打ち合わせまでには1時間ほど時間の余裕がありましたし、

近くの喫茶店もやっていなかったので



金さんが、先生、もう一度ホテルに戻ってみましょう。

運転手のおじさんがウロウロしているかも知れないし、と言うのです。



いや、でもあのおじさんはどこに行ってしまったかわからないし

どこの誰かもわからない。



その時、あっと思いました。

実は私スクーターの運転手の後姿の写真を撮っていたのです。

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すると金さんが

この写真で探しましょう!と目を輝かせ

私たちはホテルまで戻りました。



他のスクータの運転手さんに写真を見せながら

たずねると、この人はたぶん隣の駅で仕事をしている人だと

いうことがわかり





そこまで乗っけて行って貰い、

そこで立つ事約10分



するとミラクルが起きました!



私たちが乗ったスクーターのおじさんが

向こうからやってくるではありませんか?



「あ、あのおじさんだ!」と

急いで止め、曼荼羅を忘れたことを伝えたのですが



おじさんは不思議そうな顔をして

「曼荼羅なんかないよ!」と言います。



「ここにこの黄色のが見えるでしょ?」と

写真を指差しても



いや、その後、白人の女性を乗せたけど

その時には何もなかったと言われました。



「もしかしたら、右側のドアがとれていたから

途中で落ちてしまったのだろう」

と言うではありませんか?



それを聞いて私と金さんはがっくり!



10時に打ち合わせがあるので

仕方なく私達は、目的地まで行きました。



しかし、似たようなビジネスマンションが

いくつもあったので、どれが目的地のマンションかわかりません。



私たちは目についた住宅マンションに行って



「すみませんけど

 ここに行きたいのですが、、、」

とマンションの警備員さんに道を尋ねました。



その時です!!



私は何か後ろが気になって

振り返ってみると、



マンションの警備員さんのテーブルの上に

私が買った曼荼羅が置かれていたのです!?



その時の時間が9時55分



私はそれを見た瞬間に

何でこれがここに置いてあるの?と

警備員さんに聞いたら



「いや、なんかわからないけど、外に落ちてたよ!」と



でも、私達はそこを通ってはいない

恐らくそこでスクーターから落ちたのでしょう。



二人で顔を見合わせて不思議に思い

曼荼羅を受け取って打ち合わせ場所へと向ったのです。



この曼荼羅事件は私に何かをメッセージを

気づかせようとしたのではないのかと思います。



この曼荼羅をどういう気持ちで

お坊さんが書かれたのかを私は後で聞きました。



曼荼羅を描いた布は純粋な天然素材のものを用意し

お坊さんも描く前にしっかり禊を済ませます。



そして心を籠めて絵を描き、もう一度お祈りをし

魂を込めるのです。



どうか、これを求めてくれるところに届きますように。

そんな思いで描かれたそうです。





きっとこの曼荼羅が私のところに戻ったのには

何か意味があるのではないかなと思います。





そして私が感激したのは

スクーターのおじさんたちの優しさです。



曼荼羅をなくしたとき、もしかしたら、この人達がどこかへ

持って行ってしまったかも知れないと

一瞬、心の中で思ってしまったのですが



他のスクーターのおじさん達が

多分、ここじゃないか!と



連携し合いながら一生懸命に探してくれた姿を見て

自分が恥ずかしくなりました。





そして、その後も

スクーターのおじさん達から

曼荼羅は見つかりましたか?と

心配してくれる電話を受けたのです。





ここまで、親身になって下さった

このおじさんたちに私は感謝したいと思います。





そして、スクーターの運転手の後姿を

写真に収めていた私自身も誉めてあげたいです。





後から考えれば益々、不思議な感じです。



縁があるものは戻ってくる。





曼荼羅をスクーターに置き忘れた時、

私は曼荼羅からのメッセージを受け取ったから

それを持って日本に帰ればいいのだと



そう、自分にも言い聞かせて

執着を無くした時、曼荼羅が戻ってきたのです。





失ったものに対する執着をなくせば、

縁があれば必ず戻ってくる。



そのことを学びました。