こんにちは、ステラです。
今日は先日ヨルダンを訪れた時の話をします。
中東のヨルダンを訪れるのは今回が4回目。
何度もブログでご紹介しているモーゼについて
旧約聖書を引用しながら,検証してみたいと思います。
ここがモーゼ終焉の地、ネボ山の入り口。
これはヨハネ・パウロ2世の記念碑で
2000年にローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が訪れた記念に
建てられたものです。
このネボ山には西暦4世紀から6世紀にできた教会跡に
フランチェスコ会が1930年に建てた教会があり
今は建て直し工事中。
私が2~3回訪れても
ほとんど工事は進んでいません。
私は、この教会は一体いつ出来るのかな?と
早くその日が来たらいいのにと待ち望んでいるところです。
そして、この教会の横の小屋に
ビザンティン時代のモザイクの壁画が置かれています。
この石碑の横に
西暦531年8月8日と書かれてありましたので
その時代に作られたものではないかと私は思っています。
この地はビザンティン時代、西暦6世紀~7世紀にかけて
教会の増設が盛んで、繁栄していた時期です。
一緒にツアーで案内をして下さった運転手さんの話によると
この近くにモーゼが蛇の杖で地を叩いて水が出たという
アインムーサという場所があると聞きました。
アインとはアラビア語で泉、
ムーサは旧約聖書に登場するモーゼを意味します。
~~~旧約聖書の民数記20章7節~13節にはこう書かれています。~~~
20章7節: 主はモーゼに仰せになった。
20章8節: 「あなたは杖を取り、兄弟アロンと共に共同体を集め、
彼らの目の前で岩に向かって、水を出せと命じなさい。
あなたはその岩から彼らのために水を出し、
共同体と家畜に水を飲ませるがよい。」
20章9節: モーゼは、命じられたとおり、主の御前から杖を取った。
20章10節: そして、モーゼとアロンは会衆を岩の前に集めて言った。
「反逆する者らよ、聞け。
この岩からあなたたちのために水を出さねばならないのか。」
20章11節: モーゼが手を上げ、その杖で岩を二度打つと、
水がほとばしり出たので、共同体も家畜も飲んだ。
20章12節: 主はモーゼとアロンに向かって言われた。
「あなたたちはわたしを信じることをせず、
イスラエルの人々の前に、わたしの聖なることを示さなかった。
それゆえ、あなたたちはこの会衆を、
わたしが彼らに与える土地に導き入れることはできない。」
20章13節: これがメリバ(争い)の水であって、
イスラエルの人々が主と争った所であり、
主が御自分の聖なることを示された所である。
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ここで、モーゼは神様を信じないで、杖で岩を2回叩いてしまいました。
そのことから、この地域では水が出なくなったという言い伝えがあるそうです。
山の頂上からアイン・ムーサを撮った写真がこれです。
↓
これは、イタリアの芸術家
ジョバンニ・ファントーニの作品で
↓
これは
モーゼが荒野で作った青銅の蛇( 民数記21章4-9節)
イエスが磔刑にされた十字架(ヨハネ3章14節)を象徴しています。
こちらはモーゼがモアブの平野から
ネボ山(ピスガ山)の山頂に上り眺めたという約束の地
遠くに約束の地や死海が見渡せます。
私は映画十戒を何度も見て影響を受け
最近、聖書をもう一度読み直しているのですが、
聖書に記載されているように
モーゼは約束の地には入ることが出来ませんでした。
~~~旧約聖書の申命記34章1節~8節にはこう書かれています。~~~
34章1節: モーゼはモアブの平野からネボ山に登り、
エリコの向かいのピスガの頂へ行った。
そこで主は彼にギレアデの全地をダンまで示し、
34章2節: ナフタリの全部、エフライムとマナセの地
およびユダの全地を西の海まで示し、
34:章3節: ネゲブと低地、
すなわち、 しゅろの町エリコの谷をゾアルまで示された。
34章4節: そして主は彼に言われた、
「わたしがアブラハム、イサク、ヤコブに、
これをあなたの子孫に与えると言って誓った地はこれである。
わたしはこれをあなたの目に見せるが、
あなたはそこへ渡って行くことはできない」。
34章5節: こうして主のしもべモーゼは
主の言葉のとおりにモアブの地で死んだ。
34章6節: 主は彼をベテペオルに対するモアブの地の谷に葬られたが、
今日までその墓を知る人はない。
34章7節: モーゼは死んだ時、百二十歳であったが、
目はかすまず、気力は衰えていなかった。
34章8節: イスラエルの人々は
モアブの平野で三十日の間モーゼのために泣いた。
そしてモーゼのために泣き悲しむ日はついに終った。
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モーゼは紀元前1406年に亡くなりました。
しかし、いまだにモーゼの墓は見つかっていません。
私はネボ山に4回訪れ、行く度に違う感動を得ています。
それは、ひとつひとつ、確認することによって知る
新しいメッセージが来るのです。
旅にはいろんな旅があります。
その場に行って見てわかること、
調べてみてその場で検証してわかること。
旅行に行くなら
その場所について事前に勉強をし、その場に行って感じる
そんな旅をしたいなと私は思います。