こんにちは。ステラです。



ずっと続けてきた熊野、高野山巡りも

これでラストになります。



高野山に移動して迎えた

最終日の1月2日の話です。



前日、元旦の夕飯の時に、

宿坊の住職さんが席に参上されて、

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「明日先祖供養の

御奉納をされますか?」と聞いて下さいました。



せっかくなのでぜひ、と申し上げると

小坊主さんが申請用紙を持ってきてくれました。

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さっそく希望者は内容を埋めて、

翌朝、護摩焚きをしていただくことに。



翌朝、6時半。

眠い目をこすりながら、本殿の方へと集まり

ご住職様による護摩焚きが始まりました。

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私達メンバーもほぼ全員が先祖供養に参加。



私も、父方、母方両方の先祖供養が出来、

ほっと胸を撫で下ろしました。



今回の旅は、三日前の闘鶏神社からの祈祷で始まり

開寅祭を経て、最終日は先祖供養。



最高の祈祷、供養の旅となりました。

心身共に洗われたような気がします。ニコニコ



先祖供養が終わると朝食の場へ移動。



全員が晴れやかな表情で、

精進料理を堪能しました。割り箸

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この3日間ホテルを転々として来ましたが

この熊谷寺の宿坊で出された

料理が非常に美味でした。音譜



精進料理ということで、

質素なものだと思い込んでいたのですが、



こんなに手の込んだ、美味しいものを

作られているということに驚きました。



精進料理は身体にも優しいし

精神修行の食べ物としては

最高のものではないかと思います。グッド!



これからも高野山を訪れるときは、

宿坊に泊まり、精進料理を食べようと決めました。



食後は奥の院に向かう予定だったのですが、

距離が少しあるため、早めにチェックアウトして出発。





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ーーーーーーーー<奥の院について>ーーーーーーーーー



奥の院は、弘法大使空海の御廟(霊屋)が祀られている

高野山で最も信仰させている場です。



参道の両側には30万基ともいわれる墓石や

供養塔が立ち並び、ここに祀られている人達は

真言宗の宗徒とは限りません。



それは空海が宗派を超越して

信仰されていることの証でもあります。



墓石や供養塔の半数近くは戦国大名のお墓で

彼らは永遠に生き続けるとされる空海を慕い

浄土への往生を願ってここにお墓を建てたらしいです。



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奥の院には歴史の立役者となる

顔ぶれが供養されています。



一例を挙げてみると

 織田信長供養塔

 親鸞聖人供養塔

 明智光秀供養塔

 伊達政宗供養塔

 武田信玄・勝頼供養塔



時代劇で見るような有名な方々も多く、

本当に驚きました。

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昔ながらのお墓独特の参道です。

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そこを通り過ぎると

水向地蔵(みずむけじぞう)が祀られています。



地蔵菩薩や、観音菩薩、不動明王など

全部で15体ありました。



奥の院に入る前に

参詣者はこれらの像に水をかけて、身を清めた後に

ようやく、御廟の橋を渡ることになるのです。



村田社長はどの菩薩様に

水をかけようかと迷っているみたいです!

       ↓

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私は観音様に水をかけました。



ーーーーーーーーー<御廟の橋とは>ーーーーーーーーーー



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御廟の橋は、別名無明の橋と呼ばれ

橋板一枚、一枚の裏には金剛界37尊を示す

種子(梵字)が刻まれています。



これを渡ると浄土に行けると信じられています。



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橋の先から向こうは違う世界!



橋を渡る時にはまず、合掌礼拝します。

合掌するのは、空海がここまで送り迎えをしてくれると

信仰されているためだそうです。



空海が修行のため入定したのは承和2年(西暦835年)

高野山ではまだ空海は生きているという信仰があり



空海入定後も毎日早朝に洗面用の桶を備え、

1日2回、食事や抹茶の膳を供えているそうです。



この先からは

シャッター、カメラ禁止になります。



残念ながら、素晴らしい光景、



弘法大使の灯篭洞の中の素晴らしさは

写真でお見せできません。



ーーーーーーーーーー<灯籠堂について>ーーーーーーーーーーーーー



御廟の橋を渡ると正面に灯籠堂があります。



ここには約2万500基が祀られ

日本最大の光明な世界を現出しています。



元永元年(1118年)から現在に至るまで

灯は消えることなく灯されています。



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この奥の院から感じる何とも言えないエネルギー。



本当に胎蔵界と金剛界が一緒になった

世界の中にいるような、

宇宙にいるような感じの場所。



そして熊野本宮では味わえない、

金剛峯寺でも感じる事の出来なかった、

奥の院ならではの天と地が合体したような感覚。



曼荼羅で例えるならば

胎蔵界と金剛界が合体した場にいるような感じです。



多分、ここにもう一度来る事になるだろうなと

私は感じ、お守りを買い、次は壇上伽藍へと向かいました。



高野山において奥の院と並ぶ神聖な場所が

壇上伽藍です。



この壇上伽羅は19の塔で構成されていて

境内全体が国指定の史跡となっています。



その中で目を引くのは、

鮮やかな朱塗りの大塔です。

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壇上伽藍の壇上とは、

大塔が鎮まる檀という意味です。



ーーーーーーーーーーー<根本大塔について>ーーーーーーーーーー



この根本大塔は、創建以来5回も

落雷による火災で焼失されそのつど再建されました。



現在の塔は昭和12年の再建で、塔の高さは48.5メートル



ここに胎蔵界と金剛界の両仏が安置されています。

塔内部の真ん中には大日如来が本尊として座しており

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その四方には、金剛界(密教の教主・大日如来の知恵の世界)の

4仏が配置されており、その周りに16本の柱が立てられ

各柱には色鮮やかな金剛界の菩薩の絵が描かれています。



いずれも日本画家の堂本印象(1891~1975年)の作品



一つの塔内に密教におけるふたつの世界

胎蔵界と金剛界両方の仏が安置されることを「胎金不二」といいますが、



これは非常に珍しいことで、現存する多宝塔では唯一の例です!

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私はそのあまりの偉大な鎮座に

圧倒されてしまいました。



本当は弘法大使さまの肖像画が安置されている

御影堂を見たかったのですが、



お正月ということもあり

ほとんどの塔がクローズされていて

見ることが出来ずとても残念でした。



しかし、金堂は開いていたので、中に入ってみると

そこには胎蔵界と金剛界の曼荼羅が飾ってありました。



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色々と覗いて回っているうちに、

時刻は午後2時を過ぎていました。



そろそろ大阪の伊丹空港に向けて

出発しなければならなかったので、



名残惜しく思いながら高野山を後にしたのです。



50年以上生きて来た私ですが、

この年末年始の旅は、初めての体験ばかりの旅。

とても貴重な旅になりました。



日本にも、これだけの素晴らしいものが沢山あると

再確認した次第です。



今まで海外が好きだった私ですが、

今年は少し、日本にも目を向けて



神社巡りをしながら、1つ1つの意義、



そして、歴史を感じとれる

お参りをしていきたいなと思っております。




今年は出雲、伊勢神宮の式典

遷宮が20年、60年と重なります。



この2013年は何か大きな変わり目、節目となる時なのでは

ないのかなと思います。



9月には伊勢、11月には出雲へ行こうと計画中ですビックリマーク<



また、その時が来たら

みなさんにご報告しますね。ニコニコ