ステラです。



さて、いよいよ前回のブログに続き

洛山寺をみなさんにご紹介したいと思います。



まず、洛山寺に入りますと湖の上に黒いものが。

石の上に亀が乗っています。





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なかなかこういう光景は見ることはないんですよ!

亀は金運!縁起がいいですね!



見て下さい。この木を…



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ここは2005年4月に

このお寺に火災が発生した時のその焼跡です。



これを見た時、私は何だか悲しい気持ちで

いっぱいになりました。





そこからまた中に入っていくと手水舎があります。

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ここは地蔵殿です。

亡くなられた方達を御祈祷される場所です。



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中に入ると何と韓国のノ・ムヒョン元大統領の遺影が飾られていて、

その大きな遺影の傍には大きな生花が飾られていました。



それを見て心の奥がジーンとして、私を手を合せました。





この中に菩薩さまが座っていらっしゃいます。

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次に宝陀殿に入りました。



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ここも火災の損傷を受けましたが、

今は綺麗に改装されています。



中には千十観音様がいらっしゃいます。



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そして、今回新しく出来たのがこの四天王の門です。



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四天王の門を通り越すと、来世につながると言われています。

現世と来世の通り道といえばよいでしょうか。

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タロットカードで例えるなら

「審判」のカードです。



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この場所は、聖書でいう「最後の審判」。

「あなたは本当にこの世で悪い事をしなかったのですか?」

と審判を受ける場所なのです。



韓国では、お寺に行くと

大体この四天王が置いてあります。



四天王の前の道は

次の世界に入るということを意味しているんですね。





これは汎鐘樓です。



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そしてこれが国宝級の七重の塔です。



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新しく出来たこの道は

   ↓



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【夢が叶う道】という名前が付けられ

願いを唱えながら、

この道を通ると願いが叶うとされています。



この道端には石が積まれていますが、

ここで注意することが一つ!!



この道端の砂利をとったり、積まれた石を触ってしまうと

この石を積んだ人の念や想いが零れ出してきますので、

十分注意して下さいね。



ただ、ひたすらに、

あなたの願い事を唱えながらこの道を渡って下さい。



この道を渡りきったところには

私の大好きな海水観音像がいらっしゃいます。



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ここで、蝋燭を5000ウォンで買いました。

(日本円で言うと大体400円位ですね?)



その蝋燭に自分の名前を書いて

御奉納し、そこの台で

私は座ってお祈りをしました。



この下の部分をよく見て下さい。



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カエルが隠れています。

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このカエルの頭を撫でると

2つの願い事が叶うと言われています。



私も人生の願い事2つを叶えてもらうため

頭を撫でてきましたよ!



そして、帰り道。

あるものを見て、あらっ!と思いました。



日本にある狛犬とそっくりな聖獣が置かれています。

片方は口を閉じ、片方は口を開いた阿吽の状態で

二体並んでいました。





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中国、日本、そして韓国にも

似たような聖獣が置かれているんですね。



そして帰り道の途中で、

空中舎利塔に向かいました。



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お寺が焼けた後、

土を掘ってみたらこの舎利が出てきたのだそうです。



そして、洛山寺の出口に

善徳女王や明成皇后のドラマなどで



画面に一番最初に登場する

※亀趺(キフ)の石碑がありました。



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――――――――<補足情報>――――――――

亀趺(キフ)とは台石の一種。

石碑を載せる台石を大亀の形にしたもので、

功績や功徳などを刻んだ石碑を載せるものが多い。

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洛山寺を廻って時計を見てみると

なんと、すでに2時間が経過していました。



お腹がすいたので食事にすることにしました。





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私もガンになってからは味覚が変わり、

今まではそんなに口にしなかった

白身のお魚がとても食べたくなり

近くにある海鮮料理のお店に行きました。



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美しい盛り付けに最高の味わい!



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美味しいご飯をいただき、

今度はまたいつ来れるのかな?

という思いを胸に

ソクチョを後にしました。







~~~洛山寺創建の伝説~~~



文武王10年(670年)、当時唐に留学していて

新羅に帰って来た義湘(ギソウ)は、

唐の新羅侵略の計画を新羅王朝に伝えました。



そこで新羅王朝は明朗法師の指示で

四天王寺を立て文豆婁秘法(密教の秘法)で

唐の軍をやっつけたという記録があります。



新羅人の護国の願いと意志は

四天王寺の設立を通して強くなり

三国統一を導いた新羅の主導勢力は

仏教信仰により危機を統一の機会に転換したのです。



しかしながら、当時の偉大な大帝国

唐の軍を相手に戦わなければならなかった新羅は

戦争には勝ったけれども、戦争の傷、

戦争によって与えられた苦痛はそれはそれは

言葉では言い表せないほどのものでした。



そこで、義湘は世の中という海に難破した人々を

観音菩薩さまの慈悲で何とか救ってもらおうと考えたのです。



観音菩薩さまは人、青い鳥、蝶々などの姿で表れるため、

仏心がない人は気づかず、会えないといわれています。



義湘は東海の海に観音菩薩があらわれるという

うわさを聞きつけ、体を清めた後、

絶壁の上で7日間の祈祷をささげました。



最後の7日目に祈りを終えて、

夜明けにそれまで敷いて座っていた

座布団を海の上に流しました。



その時、空から竜が降りてきて、

岩の洞窟の中に彼を案内しました。



義湘が洞窟の中で長い間祈っていると

空から水晶の数珠ひと包みが降って来て、

これを受けて洞窟の外に出ると

海の竜から 如意珠を貰いました。



彼はまだ、観音菩薩に直接会えないのは

自分の誠心が足りないからだと信じ、

再び体を清めさらに7日間祈り続けましたが

観音菩薩さまはあらわれませんでした。



義湘はたいそう落ち込んで、

海に投身自殺を図りましたが、

その時ちょうど海の端から

白い服を着た観音菩薩様が走ってきて

海に落ちていく義湘の身体を受け止め、

岩の洞窟につれていきました。





気絶した義湘が目覚め、自分が岩の洞窟の中で

横になっていることを知りました。





観音菩薩は義湘に

「ここの裏山の上に竹が2本生えているから

その場所にお寺を立てなさい。」

と言って消えてしまいました。



義湘が洞窟から出て観音菩薩が教えてくれた通りの場所、

山に登ると竹が2つ生えていました。



彼はその竹が生えている場所に寺を建て、

寺の中には観音菩薩像と龍から貰った

水晶と如意珠を安置しました。





竹は寺を建てる時には忽然と消えたといいます。



この竹は観音菩薩がしばらくの間だけ

観音竹に変身したものだろうと考えられています。



義湘は文武王 11年に観音菩薩に捧げる寺を建てました。

そして、そのお寺を洛山寺と名づけました。



洛山寺という名は

観音菩薩がいらっしゃるといいう意味の

"普陀洛迦山"の山の名をとって付けたそうです。



義湘が悟りをひらいて

観音菩薩さまにお会いした岩の絶壁は

後に義湘台と呼ばれ、



そこからの景色の眺めがすばらしいことから

洛山寺は関東八景に属しています。





ーーーーー---ーーー<補足情報>ーーーーーーーーーー



1.紅蓮庵は義湘大師が海辺の洞窟の上に建てた庵で

  法堂の床下には、直径10cmほどの穴が開いていて

  そこから真下にある海が見られます。



  これは、義湘に如意珠を捧げた竜が

  仏法を聞けるようにするためのものだそうです。



2.洛山は梵語「補佗洛伽山」の略語で

  「観世音菩薩がとどまる場所」という意味を持っているそうです。