占い師の「正義」 | ステラより愛をこめて❤占いと癒しの現場から

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横浜元町にある老舗の占い店・・・ステラより発信・・・愛と幸せと癒しのメッセージ集

 

『先生、正しさって何でしょう!

 

何を基準にアドバイスすればいいのかわからなくなりました』

 

ステラの占い講座を受講され、占い師としてスタートされた生徒さんのクエッションです。

 

 

 

コロナで陽性反応が出た生徒さんの友人が、その旨経営者に報告したところ、

 

『人が足りないので休まれたら困る、誰にも言わないから出られるなら出て来い』

 

と言われたそうで、その件について相談に乗ったとのことでした。

 

そもそも経営者がアウトなのですが。

 

生徒さんは、そんなこと人に聞くまでもないだろうと思いつつも、

 

出勤してはいけない理由を、懇切丁寧に伝えたそうです。

 

ところがその友人は、経営者に押し切られ、結局出勤したということでした。

 

そして、生徒さんに悪いと思ったのか、言い訳満載のメッセージをよこしたとか。

 

生徒さんは『そうなんだ』とだけ返し、その友人とは距離を置くことにしたそうです。

 

周囲への配慮が無い行為は許せない、と。

 

 

 

これをきかっけに、生徒さんは、占い師としての心構えについて考えたようです。

 

今回のように、自分の「正しさ」を基準に答えを出してよいものか。

 

でもそれって、主観ではないのか?

 

だめなら、では何を基準にすればよいのだろう。

 

そもそも正義って何なんだろう?

 

真面目な占い師が、少なくとも一度は立ち止まる点だと思います。

 

 

 

友人へのアドバイスとちがって、占いでは、

 

星なりカードなりを通して得た情報をベースにアドバイスをするわけですが、

 

同じ情報でも、その解釈にはどうしても主観が入りますし、

 

それによって選ぶ言葉や口調などで、伝わり方も変わります。

 

そこで、ぶれないために、アドバイスの「絶対基準」が欲しい、と思ったのでしょう。

 

 

 

「正義」は「法」に裏うちされてあるものです。

 

「法」とは、多様な価値観の中で、社会生活に支障の無いよう、

 

一応これを正しいこととして採用しましょう、という約束事です。

 

約束事は、時代、文化、状況、所属する社会などによって変わりますので、

 

どこまで行っても相対的な基準と言えます。

 

絶対的な基準が欲しい生徒さんにとって、納得できる指標ではないでしょう。

 

 

 

ただ、そういった「法」による正義の中にも、

 

変わらない「核」のような部分があると思います。

 

謂わば「宇宙の法に裏うちされた正義」です。

 

またの名を「愛」ともいいますが。

 

ぶれないためには、いつ何時も「愛」をもってアドバイスをする、

 

それならわかりやすいのではないでしょうか。

 

 

 

感染拡大の危険性や従業員の心身を顧みず、陽性者を出勤させた経営者、

 

経営者に言いくるめられて出勤し、スプレッダーになってしまった「友人」、

 

どちらも愛の無い行為をした、と言えるでしょう。

 

それを生徒さんは、宇宙の法による正義から、ダメ出ししたわけです。

 

OKなのではないでしょうか。

 

 

 

プライベートでは、関係に疲れてしまって距離を置く、なんてこともありだと思いますが、

 

お仕事で人と関わる場合は、プロとしての責任があります。

 

愛のあるアドバイスをして、それをその方がどのように受け止めようと、

 

結果どのような決断や行動をしようがしまいが、

 

愛のある心で寄り添うことで、占い師も人として成長するのだろうと思います。

 

と、自らに言い聞かせつつ、今日もお仕事がんばってま~す。

 

 

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