服のかっこよさには、幾つかのレイヤー(階層)があるように思う。
1 服そのもののデザイン
2 柄
3 色合い
4 服の合わせ
5 本人に合っているかどうか
1は下位レイヤーであり、インフラのようなものだ。
裾の長すぎるYシャツ、着ぶくれするTシャツ、異常に太いデニム、、、
こういったNG服は、そもそもこのレイヤで失敗している。
こいつがそもそもの基礎であり、お金と数冊のファッション誌があれば、
幾らでも良いものを選べる。
2、3、4は中層で、ここからは知識とテクニックを使った、応用問題となる。
柄のかち合い、色のトーン、着合わせとハズシ
1を外さずに、ここがイイ感じになってくると、世間的に見て、
"カッコいい"部類に入ってくると思われる。
ある程度の色味の知識、柄のバランス、スタイリストのテクニック、
これらを参考にすれば良い。
5が最上級。
大抵の人は、どういう服にしても、上記の1~4を踏み外さなければ、
見られる様子になると思う。
でも、それでも、顔の形、髪型、体型、雰囲気、立ち居振る舞いといった
よりパーソナルな条件で、カッコいい、カッコ悪いが出てきてしまう。
「何となく、馴染まない」という違和感からの脱出は、
より多くの服に袖を通し(といっても試着だけど)、自分の服装スタイルを
確立するしかないように思う。
理由は後述するが、ブランド選びもこのレイヤーに属する。
で、ここからが考察なのだけど、
レイヤー構造の常にある通り、カッコいい・カッコ悪いが最初に表面化するのは、
5のレイヤーでのことではないだろうか。
というのは、たとえばオジサン、オバサンの着るカルバンクラインが
ああも似合わないのは、それはブランドそのものや本人の歳、体型の問題ではなく、
そもそも上述の1~4が選択した服の中で満たされていないからであって、
たとえば同じ人がブランド的に劣るとされるユニクロを着ても、
しっかり合わせれば、相当な程度、見られるものになる。
ただ、問題の顕在化を5の観点からみるものだから、ブランドであったり、体型であったり、
そういうものに不具合の本質を置き換えがちなので、
幾らたっても、どんなに金を使っても、全然カッコいい服装にはならないのだ。
で、ここまで書いて自分はどの辺りかというと、中層レイヤーをいまだに勉強中なのだ。
やれやれ。