でわでわ昨日の続きを(^-^)
先輩の一言で、僕の仕事に対する考え方は劇的に変わり、毎日が楽しくなってきました(^-^)
なので、「やっぱり、仕事って楽しくやるべきだ!」と今でも思っています。
そんなある日、お店に、ある御夫婦がいらっしゃいました。
旦那さん、奥さん共に、おそらく70歳くらいの御夫婦でした。
旦那さんは、物静かでクールな方。
奥さんは、スゴく柔らかい雰囲気のおっとりした方でした。
帰り際に、奥さんが笑顔で話し掛けてきて下さいました。
『とっても美味しかったです。実は私がちょっと体が悪くてね。それで○○さんの所に掛かってるんやけど、もぅ、一人で歩くのも大変でねぇ…。 それでお父さんに、毎回連れて来てもらってるんよ。また病院に来た時は、寄らせて貰いますね?』
それ以来、月に一、二回はお店に来て下さるようになりました(^-^)
いつもご注文頂くのは、お二人共、コーンの入ったお好み焼き(^-^)
『ここのお好み焼きは、柔らかくて美味しいね~。歯が悪くて固いもんがよう食べれんもんやけ』
と、ニコニコしながら奥さんが、おっしゃってました(^-^)
僕はそう言って頂けるのが、ホントに嬉しくて、「もっとフワフワなお好み焼きを焼こう!」と、改良を始めました。
今のお好み焼きの基本形が出来上がったのは、この時です。
でも、ちょうどその時辺りから、御夫婦の姿がパッタリと見られなくなりました。
「どうしたんやろ…」とちょっと不安になりましたが、その頃の僕は、あるコンクール用のメニュー開発に没頭していて、いつの間にか、御夫婦の事を忘れてしまってました…。
それから一ヶ月くらい経ったある日。
お店に一本の電話が掛かってきました。
電話に出ると、『あの、ちょっとお尋ねしますが…』
僕は電話の声で、すぐにあの奥さんだとわかりました。
配達をして貰えないか?という電話でした。
場所をお尋ねして、すぐに向かいました。
配達先は産業医科大学病院でした…。
それを聞いた時は正直、ちょっとショックでしたが、「お二人のおかげで、お好み焼きがもっと美味しくなりました!」って伝えないといけないって思って、気を取り直して、病院に向かいました。
指定された病棟に、エレベーターで向かいました。
エレベーターが到着して、扉が開き、病室へ向かおうとした時…
僕は愕然としました…。
そこには、車椅子に乗った、旦那さんがいました…。
僕は一瞬、目の前の光景が理解出来ず、固まってしまいました。
そうしていると、向こうから手すりに掴まりながら、ゆっくりと奥さんが歩いて来られました。僕が来るのをお二人で待ってて下さったんですね。
『あーあーごめんなさいね?』
奥さんは相変わらずの笑顔でした。
僕は依然として、状況が理解出来ずに固まったままです。
そんな僕の心の中を察知したのか、奥さんが、『病人が入れ替わってびっくりしたやろ?私の看病しよったら、今度はお父さんが倒れてね?』と、笑いながらおっしゃいました。
『今日は何でも好きな物食べてもいいって言われて、何がいい?って聞いたら、コーンのお好み焼きが食べたいって言うもんやけね?』
『ごめんね?一つだけなのにわざわざねぇ?』
看病疲れで、旦那さんが体を壊してしまった…
僕は胸が苦しくなりました。
僕は母方の祖父を、同じケースで亡くしていたので、それが重なってしまって、もうお二人と目を合わす事すら出来ませんでした…。
すると、今までほとんどお話した事がなかった旦那さんが、僕にこうおっしゃいました。
『お兄ちゃん、あなたのお好み焼きは本当に美味しい。初めて食べた時、私は感動したよ。こういう事言っちゃあれやが、あなたは折尾におっちゃいかんよ。黒崎やら小倉やらで、もっといっぱいの人にお兄ちゃんのお好み焼きを食べさせて欲しいねぇ…。 これは私からの助言です。ハハハ!』
と、ニッコリ微笑んで下さいました。
そして奥さんが『お釣りはいりませんよ。どうもありがとう。』と千円札を下さいました。
僕はもう限界だったので、一言だけ、「ありがとうございます!」と言って頭を下げ、その場を去ってしまいました…。
自分のお好み焼きを食べて頂いて、『感動した』なんて言葉を頂けた…
こんなに嬉しい事はありません!
その時に、僕は「もっともっと美味しいお好み焼きを作って、たくさんの人達に食べて貰いたい!」と強く思いました。
先輩の言葉を思いだしました…
『お客様の為に仕事をする』
ちょうど自分自身が変わり始めていた時だったという事もあって、僕は何とも言えない、武者震いのようなものを感じました。
お客様に喜んで頂ける事が自分の喜びになるという事に気づきました。
人間は誰かに喜んで貰える事で幸せを感じるんだと、思います…。
あれ以来、お二人にはお会いしていません。
どこにいらっしゃるのか、お元気なのか、それすらもわかりません。
でも、いつかまたお会い出来たら、今度こそ、しっかりと心の底から、お礼を言いたいと思っています…。
昨日から二日間、本当に本当に長々と書いてしまって、皆さんご迷惑をおかけしました(^_^;)
僕はこの話を、今まで誰にも話した事はありません。
今までは、誰かに話すのも照れ臭いし、なんか、綺麗事やん!って言われるのが怖くて、自分の中だけにずっと持ってました。
でも、アメブロを始めて、ホントにたくさんの方々に応援して頂いて、僕の方が感動させて頂いているという中で、皆さんに聞いて貰いたい!って、思ったんです(^_^;)
腹を割りたかったというか…(^_^;)
もうこんなに長いブログは書きませんので、皆さんどうかお許しを( ̄ー ̄)
読んで下さった方に、心から感謝します(^-^)
でわでわ(^-^)