医療機関に護身術セミナーを広めようと決意してから、いろいろな「院内暴力対策マニュアル」を読み込みました。
中には100ページを超えるようなマニュアルもありましたね…
共通しているのは
①院内の通報・連絡・報告方法に関すること
②被害の記録と監督官庁・警察への報告に関すること
③加害者への対応方法(クレーム発生時点での対応)
④被害者のケアに関すること
が書かれています。
通報する所轄警察署の電話番号はもちろん、「何を」「どのように」伝えるのか、細かく書いてあります。
被害者のケアについても、細かく書いてあるマニュアルが多かったですね!
なるほど!
これなら、仮に私が今日から病院に勤めた新人だとしてもマニュアルに従って対応できます。
ただし「私が直接被害者ではなかったら」という条件付きです。
なぜ条件付きかというと
どのマニュアルも、暴力事案の当事者になっときの対応方法については急に抽象的な表現になるんですね。
例えば…
「安全な距離をとりましょう」
「相手の刺激しないように」
「すぐに助けを呼びましょう」
とか、平気で書いてあるんです。
安全な距離ってどのくらいですか??
そう思いませんか?
心理学のパーソナルスペースをベースで考えるのであれば、約3mあれば安全といえるでしょう。
しかし、対面で何かしらの対応をしている状況で3mの距離ってあり得ませんよね!
もっと近い距離で対応しているはずです。
これでは、何かあったときに対応できるワケがありません。
これを護身術の観点から考えると、
「逃げることができる距離」と「逃げられない距離」の境界はどこになるの?
ということになります。
「逃げられる距離」にいるのであれば、正しい逃げ方があります。
「逃げられない距離」に入ってしまっている場合は、その場合の対応方法があるんです。
「逃げられない距離」にいるのに、逃げようとすれば捕まります。
人が緊急事態に陥ったときに何もできない最大の理由…
それは「何をしたらよいのか?が頭にインプットされていないから」です。
だから具体的な体験が必要なんですね!
マニュアル上、抽象的な表現になっているを「より具体的に」「誰でもすぐにできる」護身手段をお伝えするのが、私の仕事です。
どんなことが体験できるのか?
気になりましたら、気軽にお問い合わせくださいね。







