昨日ブログでつづった通り、12、13日と東京を歩いた。

 ほうぼうで聞いたが、震災当時は渋滞、帰宅難民であふれたらしい。人通りは相変わらずだが、震災を経験した自分の身には、何か戦慄をおぼえるのをどうしようもなかった。


 一つ、気になったことがある。

 自転車のマナーだ。

 上野駅前のアメ横通りや丸の内などの大通りでも、わがもの顔に通る自転車だが、本来通るべきところと違うのを走るので、歩行者の自分も危ない目に遭った。信号無視もひどい。確かに警察庁が自転車の取り締まりを強化する策を打ち出したのも無理はない。

 しかし、この策は一体どこを基準にして決められたのか。自転車通勤をしている側からすると納得がいかない。

 僕自身が会社へ行く道は、歩道がないところもある。そういう場所でさえも一律に取り締まりをされたらたまったものじゃない。一体どうしろというのか。

 学校でも、自転車禁止などをやみくもに適用するのではなく、乗る時のマナーをしっかり教えるべきだ。教習所でも、自転車への配慮をきかせる運転など、啓蒙教育をもっと内容のあるものにしたほうがよい。

 根元は家庭である。やたら進学の勉強漬けにさせるよりも、人を事故で死なせないための教育を今からでもしたほうがいい。それも立派な、子どもの最高のマナーなんだから。