40歳からのジビエ | 自然素材Origin Diary

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乳製品や卵を使わずに、体に負担の少ない蒸し菓子をメインとした素朴なお菓子を作っています。
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大好きな物や日常のささいな話などを綴るオリジン日記です。

こちら綾部に引っ越してきてから、めっきり食べなくなったのがお肉。


今までは安心食材を販売しているスーパーが近所にあったのと、自然派の宅配をお願いしていたので

そちらで購入していたのですが、綾部にはそのような店も宅配もみつからず・・・。


唯一近所に鳥屋さんがあり、地元の方が肉と言えば「鳥」と言わんばかりに鳥ばかり食べているので、

我が家のたまの食卓にあがるのは唯一鳥となっていました。


しかし、ここ綾部では、夜に歩けば必ず鹿を見ない日がないくらい。

よく早朝に散歩に出かけると罠にシカが引っかかっている光景も日常茶飯事。


そして気になっていたのが、その鹿の行方。


ある日ご近所さんに聞いたところ、誰も食べないので死骸は山へ埋めているとのこと。

ボタンにくも鹿肉も何の抵抗もなく食べられる私は、すかさず、


「鹿でもイノシシでも喜んでいただきます!もし手に入った時は是非呼んでください。」

と、お願いしておきました。


そのお願いがまさか翌々日に鹿肉になって帰ってこようとは!

ちょっと筋が多いけれどととてもきれいな赤身のお肉をいただきました。


ジビエの処理で大切なのは、新鮮なうちに処理をすること。

絞める時の血の抜き方で肉の味は全く違うものになるそうです。


頂いたお肉はまったく臭みもなく新鮮そのもの。

そしてその肉をまず50度のお湯でさっと洗って、冷水で冷まします。

そうすることで、お肉の表面の酸化した油も臭みもとれて、

この下処理をするのとしないのでは雲泥の差です。


そして、にんにく、しょうが、醤油やごま油などお好みの調味料に付け込んで焼くだけ。

すぐに食べない場合は50度洗いの後、ラップなどで密封して冷凍できます。


翌週にはイノシシを頂きましたが、こちらも下処理は同じ。


どちらのお肉も硬すぎずやわらか過ぎず、最近牛肉は胃にもたれるわが家族にも、

とても淡泊で大好評!

肉好きの小学1年生の娘にも、何の抵抗もなく、すべて平らげました。


野生だけに何よりも自然派のお肉、ジビエ。

もっと普及してほしいと切に願います!