最初我が子が卵、乳、小麦、大豆のアレルギーがあると分かったとき、「じゃー、何を食べれば良いの??食べられるものがない!!」とかなり落胆しました。
当然コンビニなどでは、買って子供に食べさせられるものなんて何もありませんでした。
それから、外出となると、必ずおにぎりを持参するようになりました。焼き海苔を巻いただけのおにぎり。
では、おやつは何かと言うと、旬の果物や、ふかし芋、後は米粉で作ったケーキなど。
最初、卵もバターもなしで、米粉でおいしいお菓子なんて作れるのかなと思いましたが、にんじんやかぼちゃ、
リンゴジュースなどを使って、作ってみると、子供にすればいつもと目先が変わったものが食べられるので、とても喜んで食べてくれました。
そのような食生活をしているうちに、わが子ももうすぐ2歳。
今思うと、そのおかげで、ドレッシングやパンにお菓子、ほとんどのものを手作りするようになりました。
これって本当に食生活を見直す良いきっかけになったなーって。
今思うと「食べられるものいっぱいあるよ!」っていつの間にか思考が「ある派」になってました。
今は米粉のパスタや、アレルギー物質なしのカレーなども出ていて、思っていた以上に苦労することはありませんでした。経験から学ぶことは本当に多いけど、何事も最初からネガティブに考えるよりポジティブに考えるほうが楽しく日々を過ごせますよね。
ロハスフェスタでも多くのアレルギーがあるお子さんをお持ちのお母様が、むしぱんを買いにいらっしゃいました。
中には「本当に食べさせるものがなくて悩んでいる」と思いつめているお母様もいらっしゃいました。何も凝ったものを食べさせる必要はなくて、本当に良い素材のものをシンプルに調理したものを案外子供さんは好むものです。私が作っているむしぱんも本当にそうです。何も特別なものは加えていない、本当にシンプルなものです。
永く飽きずに食べられるものってそんなものじゃないですか?もっと肩の力を抜いて身近な素材に目を向けてください。
いつか我が子もアレルギーが治ると、友達と一緒に市販のお菓子やコンビニで、好きなものを買って食べるようになるんだろうな。朝から晩まで手作りのものを食べてもらえるのも今だけかな。そう思うと、より一層手作りの愛情がこもったものを今のうちにしっかり食べててね。