昨日、The Stone Ageヘンドリックスの
『まともがわからない』を見てきました。



The Stone Ageは好きな劇団で、
大阪で活動するヘンドリックスは毎回見てるし、
東京で活動するブライアントも
タイミングが合えば見るようにしてます。

今回はGW前半での公演。
元々、甲子園に行こうと思ってましたが、
チケットが取れず、予定が空いてました。
見れて良かったです。
客演にも顔馴染みな方が多いですしね。

会場は2ndです。



今年、初めて着ました。
これまでのホームだったトリイホールが無くなっちゃったので、
大体、同じ規模の1stで公演を行ってましたが、
今回、一気に、会場が大きくなりました。

Webに出ていたあらすじはこんな感じ。

僕には恋人ないけれど いつかは誰かさんと――

私は猫と暮らす、ごく普通の独身女。
最近の変わりごとと言えば、幽霊が見えるようになったことだ。
その幽霊はいつも「よっ!」と言っては中庭に現れる。
幽霊の正体は、もういつからの付き合いだったかも思い出せない不倫相手。
猫アレルギーの彼は、幽霊になっても家の中に入ろうとしない。

そんな折、姪が婚約者を連れてきた。
時を同じくして、不倫相手の子も私を訪ねてきた。
なんて日だ。
もう一度言おう、なんて日だ!
彼が亡くなったとき、
悲しいのか悲しくないのか、正直よくわからなかった。
いや考えないようにしていた。
でも、決着をつける時が来たのかもしれない。
どうしよう。

そして、今回のキャストです。

亀川千代:武田操美
坂本慎太郎(千代の不倫相手):坂本顕
橋口泉(千代の姪(長女)):大西千保
橋口あさみ(千代の姪(次女)):西原希蓉美
橋口優(千代の姪(三女)):吉沢紗那
柴田一郎(優の恋人):一明一人
橋口敦(泉の長男・大学生): 金田侑大
沢田秀子(敦の同僚):ヤマサキエリカ
坂本マリア(慎太郎の娘):井作仁香来
下田和美(管理栄養士):山門幸枝
ピーター(千代の飼い猫):中井正樹

お馴染みのキャストが並んでますが、
山門さんと井作さんは全くの初見です。
山門さんは分からないですが、
井作さんは若い方のようです。
最近、ヘンドリックスの公演では
こういう「枠」がありますよね。

舞台はメッチャ、面白かったです。
あらすじに書いてる通りです。
千代の不倫相手だった慎太郎が亡くなったものの、
幽霊として千代の元にとどまります。
千代は慎太郎の姿が見えます。
そして、会話もできます。

当然、その他の人は慎太郎の姿が見えません。
が、柴田だけはその姿が見えるので、
幽霊だとは思っていません。

更にこの物語の肝、、、じゃないですね。
ツボが中井さん演じるピーターです。
このネコがメッチャ、ツボでした。
ピーターも慎太郎の姿が見えてます。
自由感があって、メチャクチャ、面白かったです。



この物語に登場する人はみんな複雑な恋愛事情を抱えてます。
あっ、下田を除いて。
千代はずっと不倫をしてました。
長女の泉はバツイチで、今は元カレといい関係を築きつつあります。
次女のあさみは不倫をしてます。
三女の優は柴田と結婚を考えて叔母の千代に挨拶に着ました。
敦はアルバイト先で知り合った秀子と付き合ってます。
が、秀子は自分が年上である事に負い目を感じてます。
泉は敦の様子を見て、彼女が出来たのだと疑ってます。
もう、これらのやり取りが面白かったです。
見に行って良かったです。

終演後、役者さん達もロビーに出てきてくれました。
このコロナ禍で役者さん達との面会もありませんでしたし、
私が関西小劇場の観劇がメッチャ、減ってました。
なので、ホント、役者さん達ともお会いしてませんでした。

久々にお会いする役者さんばかり。
なので、メッチャ、「痩せましたね」の連続でした。
これからもこんな反応が続くんでしょうね。