昨日、劇団四季の『ジョン万次郎の夢』を見てきました。



劇団四季は大好きです。
でも、まだ、見た事がない作品もたくさんあります。
この作品もそう。
今回、初めて見ます。

一応、劇団四季で見た事がない作品を見て行こうキャンペーン中です。
あっ、私の中で。
今回、全国公演がある中での大阪公演です。

最近、ずっとマチネの公演を見るようにしてますが、
今回、全国公演はほぼ、ソワレというか、
夕方からの公演が多いです。
まぁ、日替わり公演なので、セットの設営等で時間が掛かるんでしょうね。

今回の公演、会場は豊中市立文化芸術センター大ホールです。


開演時間は16時半。
油断すると朝から飲んでしまいそう。
なので、昼御飯を食べてから会場まで歩きました。
google mapによれば12.6km、徒歩で約3時間って事だったので。

ちょっと早めに家を出て、早めのランチをしつつ、
ずっと歩いてました。
途中、服部天神宮があったので、ご参拝しました。



私は普段からメッチャ歩くんだけど、
この服部天神宮ば足の神様って事でちょうど良かったです。



御朱印と足の肌守も頂きました。


結局、会場には開場時間の少し前に着きました。
2時間40分くらいでした。
頑張りました。

今回、チケット発売日を忘れてて、
慌てて予約して何とかチケットは確保できたものの、
W列と後ろから2列目でした。

Webに出ていたあらすじはこんな感じ。

幕末から明治にかけての日本は、
鎖国政策が敷かれ、外国との交流が禁止されていました。
そのような中、江戸時代に実在した人物であるジョン万次郎は、
14歳の時に漁船で嵐に遭い、無人島に漂着してしまいます。
そこでアメリカの捕鯨船に救われ、アメリカに渡ることになります。

初めて出会った外国人たちは、日本人とは異なる姿や言葉を持ち、
鬼のように恐ろしいという噂に反して、
万次郎には友好的に接してくれました。
彼はアメリカでの生活を通じて、日本とアメリカの架け橋になることを望み、
国だけでなく人々の心も開くことが重要だと感じました。

しかし、帰国後の万次郎は取り調べを受け、
アメリカの様子を説明してもなかなか理解されず、
苦難に直面します。
それでも彼は決して諦めず、説明を続けました。

「お互いに理解し合うことができるようになるには時間がかかる。
しかし、互いに誤解を解くことができるようになることが重要だ」と。

1853年、アメリカから黒船が来航し、幕府は開国を迫られます。
日本が1853年にアメリカからの開国要求に直面した混乱の中、
万次郎は自分が目指す架け橋の役割を果たすため、
船長との約束を果たすことができるでしょうか。

人々の心を開くことは容易なことではありませんが、
万次郎は諦めずに自分の信念を説き続けます。
果たして、彼の言葉は人々の心を動かし、
国を開くことができるのでしょうか。

こんな内容だったんですね。
私も一応、名前は知ってましたが、
どういう人物だったのかの詳しい事は知りませんでした。

そして、今回のキャストです。


万次郎:島村幸大
伝蔵親方/親藩藩主:深水彰彦
重助/老中:神保幸由
寅右衛門/幕臣:大塚道人
五右衛門/福沢諭吉:渡邊寛中
ホイットフィールド船長/島津斉彬:宇龍真吾
アリー:柿野麻季
ポリー:熊谷春花
キン:東沙綾
ギン:林香純

【男性アンサンブル】
勝海舟:杉浦哲
中村智志
小原てつを
濱中湧大
田中宣宗
髙橋徹
髙草木健二
井澤智
石川敦貴

【女性アンサンブル】
ホイットフィールド夫人:織笠里佳子
菅本烈子
生形理菜
土肥麻由弥
市川友貴
岸田実保
海野愛理
山田祐里子
吉田千那津

今回、ギン役に林香純さんがキャスティングされてました。
久々に拝見します。
私の好きなミュージカルの一つ、
『春のめざめ』でベンドラ役にキャスティングされてたのが林さんでした。
この時は若手メンバーが多かったので、
それ以降、この時の出演者をちょっと応援してました。
それにしても、何年振りだろう。
メッチャ、楽しみでした。

舞台は、、、
四季のファミリーミュージカルって和が舞台だと、
演歌調だったり、和っぽい曲が多くなります。
今回は日本だけじゃなく、アメリカも舞台となってたので、
混在してました。

で、今の時代だったら、英語を勉強したことがなくても、
ある程度の日常会話だったら何となく理解する事ができます。
が、当時は何年も鎖国をしていて、
当然、英語を耳にする機会なんてありません。

土佐の漁師たちが無人島に漂着して、
初めてアメリカ人に会うシーン。
アメリカ人は今では本当に簡単な言葉で話し掛けます。
でも、初めて聞く漁師たちにとっては全く意味が理解できません。
なので、自分たちなりに日本語として聞き取ろうとするんだけど、
その微妙に嚙み合わない勘違いが凄く面白かったです。

更にアメリカから帰国した万次郎が琉球に着いて、
奉行所で取り調べを受けるんだけど、
万次郎がアメリカでの生活について話す事を
奉行たちは理解できなくて、分かってる風に取り繕います。
このシーンも面白かったです。

今となっては国際交流は当たり前の世の中となってますが、
当時は頑なに鎖国を貫こうとする、頭の固い役人たち。
ホント、生きづらい世の中だったんでしょうね。
そんな中、奮闘する万次郎。
楽しめました。

で、ギン役の林さん。
ストーリーテラー的に登場はするんだけど、
常にキンと1セット。
セリフはあるんだけど、歌のソロパートはありませんでした。
残念。

カーテンコールで立ってる方が凄く多かったです。

で、ファミリーミュージカルと言えば、
「ロビーでお待ちしています」
終演後にキャストがロビーでお見送りってのが定番でした。
が、コロナ禍でこれが無くなっちゃいました。
なので、これが復活しないかなって思ってました。
あったら、林さんに何て話し掛けようかと、
頭の中でシミュレーションをしてました(笑)

でも、やはりまだ時期尚早。
復活するのはまだまだ先の話になりそうです。