昨日、リリパット・アーミーⅡの『天獄界~哀しき金糸雀』を見て来ました。


リリパを見るのも恒例です。
今回は劇団30周年記念公演です。
土日が東京遠征なので、平日ですが見に行きました。

会場は近鉄アート館。
会場には開場時間を少し過ぎたくらいに着きました。
ロビーに入ると、いつものようにふっこさんとコングさんが物販で盛り上げてました。
更にはうえださんも。
パンフを買ったら、うえださんのサインも付いてきました(笑)

今回、会場はステージを囲むように、コの字型の客席になってました。
両サイドの奥の方は客席を閉鎖してたので、割と客席は少な目に感じました。
で、私は正面の最前列。
ステージと距離があったので、見やすかったです。

ただ、一番端の席だったんだけど、柵が席の前に張り出してたので、小柄な女性だったら、真っ直ぐに座れたんだろうけど、私は真正面を向くと柵が足に当たって邪魔だったので、少し斜めに座ってました。
もう少し、柵の位置を考えてくれたらいいのにねぇ。

Webに出ていた作品紹介はこんな感じです。
(長いです(笑))

リリパットアーミーと言えば、中華芝居。
という時代がありました。
90年代のまだまだ小劇場ブーム真っ只中、
遊びが遊びを呼んでてんこ盛りにバカをやっても
お客様が絶えなかった恐ろしい時代のお話です。

初代座長、中島らもさんが
「ジャッキー チェンみたいなことがしたい」
と言い放ったばかりに始まった中華芝居。

その為、わかぎは上海まで衣裳の生地を買いに行くわ、
カンフー習うわ、中国語習うわ、
香港に小道具買い付けに行くわで
スッカリ中国通になったとか。

しかし、それも小劇場ブームの終焉とともに封印されて十数年が経ちました。

今ではリリパットアーミーといえば、
シリアスなストーリーに笑いを持ち込む、
ブラックコメディを得意とする大人の劇団として
定評をいただいてます。

そんな流れの中での30周年。
満を持して新しい中華芝居を上演致します!
昔のようなあのバカバカしい
ミュージックハラスメントはあるのか?
中年になったメンバーで
激しいカンフーシーンは出来るのか?

だいたい本場の香港映画でもやってないのに、
今更、日本人がなんで中華芝居やってるねん?
という疑問は解けるのか?
様々な苦難を乗り越えて、2016年にしか作れない中華芝居をお披露目したいと思います!

って事です。

そして、今回のキャストです。

野田晋市
小椋あずき
うえだひろし
山像かおり(文学座)
浅野彰一(あさの@しょーいち堂)
鈴木健介
八代進一(花組芝居)
桂憲一(花組芝居)
コング桑田
大井靖彦(花組芝居)
わかぎゑふ
長橋遼也

畝岡歩未
村上陸
松井千尋

【劇中歌】

ダイナマイトしゃかりきサ~カス

で、舞台はさすがにメッチャ、面白かったです。
私はリリパを見出してからまだ、10年程なので、ファン歴は短い方です。
上の作品紹介に書かれてる「ミュージックハラスメント」も何の事かも分かりませんでした。
でも、凄く、楽しめました。

物語は、満州が舞台です。
「甘粕事件」とされる、社会運動家の大杉栄と愛人の伊藤野枝、大杉の6歳の甥が憲兵大尉の甘粕正彦の独断で殺されてしまいます。

野田さん演じる甘粕は服役後、満州映画会の理事長に就任します。
そして、大杉の子供の一人、小椋さん演じるルイズは軍人と結婚して、満州へ。
夫の留守中に甘粕家の女中として入り込みます。
そして、、、

そう、この物語の展開にのめり込んで見てしまってました。
まだまだ、公演も続くので、ネタバレは書きませんが、どうなっていくんだろうって感じで、見入ってしまいました。
いやー、面白かった。

舞台は2時間くらいあったんだけど、もっと短く感じました。

小椋さん、何歳の役をしてたんだろう(笑)
完全に少女でした。

で、野田さん演じる大杉は冷静沈着な男。
そして、うえださん演じる大杉に仕える男は関西弁丸出しの陽気な男。
この二人の掛け合いも面白かったです。
ちなみに、うえださん演じる男。
ある秘密があるんだけど、それは舞台を見てたらすぐに予測出来ました。

長橋くんは、今回はいい役どころ、、、と思ってたら、その役での出番は最初の方だけで、以降はその他大勢の一人でした。
残念(笑)

カーテンコールではいつものようにコングさんが大はしゃぎ(笑)
ダブルコールで出てくる時も、楽しそうでした(笑)