Binding of Isaacのボスは中ボス含めて90種類いる。ちなみに敵は197種類いる。敵の種類の約二分の一と言う比率は他にはないのではないかというぐらいボスが多いのだが、それもマップがランダムなローグライグゲームならではの特色と言える。
本記事ではそのボスの解説を作者的な基準で雑魚から順番に紹介していきたいと思う。非常に多いので4つに記事を分ける。
目次:
50~31位←現在
10~1位
注意:
・天使2体以外の中ボスは、ボスラッシュにも登場せずHPが非常に低いので除外している。
・Mom's Heart と It Lives はほとんど変わらないので一つとした。
・出現場所はボスステージのみ記載する。「x2」はDouble Troble(2体いる)ということである。
・特定の条件のボスを除いて、Afterbirthのボスは???を3つの異なるキャラクターで、Afterbirth+のボスは???を6つの異なるキャラクターで倒すことでアンロックされる。
・ランキングの基準は筆者のプレイ感に基づく総合評価的な独断である。以下の考えがある。
①ボスの攻撃パターンはほとんどの場合シンプルなのでHPが高くても低くても時間がちょっと長くなるくらいであまり難易度に影響を与えない。(Mega FattyやThe Cageのように妙に高い場合は除く)
①雑魚敵召喚より弾の方が無効化しにくいので難しい。
②弾幕よりも体当たりの方が避けるのが難しい。
③Chaos CardやPlan CやThe Bibleなどの即死アイテム、PyromaniacやHost Hat、The Soulなど攻撃の大半を無力化するアイテム、Gnowed Leafと自動攻撃アイテムの組み合わせによる無敵攻撃、Stop Watchや「I'm Drowshy」ピルなどによる無限遅延効果など、あまりに強力なアイテムはどのボスに対しても勝てるのでランキングに影響を与えないものとする。
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50.War
出現ステージ:The Depths(5F), Necropolis(5F), Dark Depths(5F)
HP:500
関連ボス:Famine, Pestilence, Death, Conquest, The Headless Horseman
The momを倒すことで解き放たれるHarbingers・・・彼らは聖書の世界の終末を描いた「ヨハネの黙示録」に登場する、封印を解かれた4人の災いの騎士である。
War...戦争はこのうち第二の騎士であり、赤色とされている。戦争の名に恥じない好戦っぷりである。
第一形態は8方向弾、横方向の突進を3連続、画面外に消えて5つのトロールボムを召喚と攻撃は派手で激しい。
がしかしこれらの攻撃は派手なだけで意外と避けやすく、突進などは結構時間のかかる攻撃なのでダメージチャンスになったりする。
HPをある程度減らすと第二形態になるが、この時は馬は壊れ、猛烈な勢いで追いかけてくる。しかし時々転倒してめっちゃ可愛い顔で停止する。Geminiたちよりは早いがこれも対処は簡単。
強化:
黒-横方向の突進時にトロールボムを撒き散らす、画面外に消えると追尾する2つの目がトロールボムになる。爆弾がさらに激しいので突進攻撃は特に注意が必要。第二形態では転ぶ時に切ない顔して6方向弾を出す。なんか違和感。
49.Turdlings (Afterbirth)
出現ステージ:The Basement(1-2F)
HP:50
関連ボス:Gurglings
Gurglingsのうんち(Turd)版。冷静に考えると不幸な生い立ちである。
攻撃パターンはGurglingsに同じく突進するだけだが、後に滑るウンチの痕がつく。きたねえ。
このボスが厄介なのは突進を終えると上下左右4体のBrownie cornsの雑魚敵を出す事である。Brownie corns自体はHPがもっとも低い雑魚だが、非常に高速なので対処する前にダメージを受ける事が非常に多い。とにかくTurdlingsが突進した直後は上下左右の位置を避けるべし。
48.Dingle
出現ステージ:The Basement(1-2F), The Cellar(1-2F)
The Caves(3-4F)x2, The Catacombs(3-4F)x2
HP:300
関連ボス:Dangle
Dingleの名前はDingleberry(動物の尻に付着したクソ・俗語のくそったれ)の意味である。
名に恥じないくそっぷりで、攻撃が妙にムカつく所が特徴的だ。ただし死んでも崩れるだけで血を撒き散らしたりはしない。
攻撃パターンは3つあり、笑顔で溜めて3方向弾、口笛でうんちの雑魚敵Dipを1〜2体召喚し3方向弾、そしてとても溜めて3連続の高速突進と息切れ。
高速突進時に壁オブジェクトのうんちを出す時がある。
3方向弾がとても早いので弾と弾の隙間を避けるしかない。避けるのに神経使う攻撃な上に耐久力が謎に高いという色々といやらしいボス。
突進時にノックバックしやすい武器で打つと角度を変える可能性は少しある。
うんちボムのButt bombやNo.2を使うと回復する。トイレアイテムのFlush!を使うと即死する。
強化:
黒-3方向弾の代わりに8方向弾、口笛と共に蜘蛛を召喚する。8方向弾はかなり避けやすい。高速突進は1回だけだがめちゃめちゃ速いのでできるだけ距離を取る事。
赤-口笛を吹いて赤ウンチを出す。赤ウンチは永続的に残る上にダメージを被るので厄介。高速突進が4回に増える。
47.Dangle (Afterbirth)
出現ステージ:The Basement(1-2F),Burning Basement(1-2F)
The Womb(5F)x2(Brownyと2人で)
HP:375
関連ボス:Dingle, Browny
名前はDingleをもじっただけだろう。お腹を壊したDingleバージョン。
Basement(1-2F)の中で最大のHPを持つボス。攻撃パターンは笑顔で溜めて3方向コーン弾、口笛でうんちの雑魚敵corny Dipsを1〜2体召喚し3方向コーン弾、そしてとても溜めて、8方向コーン弾と共に2連続のおならしながらの高速突進と息切れ。このダッシュ時に有毒の液体を床に残す。またその液体をDingleに当てると自ら中毒になってダメージを負う。
とにかくもっとも危険なのが口笛である。corny Dipsがとんでもない速さでプレイヤーに突進するので、ダメージチャンスと思って狙うと容易に返り討ちに遭う。
序盤にしては強すぎやしませんかね・・・。
46.Gurdy
出現ステージ:The Catacombs(3-4F), Flooded Caves(3-4F)
The Womb(7F)x2, Utero(7F)x2
HP:595
関連ボス:Gurglings, Gurdy Jr. , Mama Gurdy
Gurdyシリーズの"蛹"の時期に相当する。Gurdyの名前の由来は胃食道逆流症(GERD)に由来するという説がある。
グロテスクな巨大な塊である。GurglingsとGurdy Jrでは素早さが売りだったが、Gurdyとなってからは動かなくなった。
Gurdyの攻撃は主に、5方向弾と1-2匹のPooter(弾吐きバエ)召喚、2-4匹の赤ハエ召喚、2体のBoils(赤玉)およびにGuts(緑玉)の召喚を行う。
5方向弾はプレイヤーに向けて放たれるが後ろには打てない。円周あるいはUの字型に往復すれば大抵当たらない。
雑魚召喚もどれもHPが少ない雑魚なのでほどほど倒しつつGurdyにダメージを与えていこう。
高耐久力で時間はかかるが5方向弾の避け方さえ体得できればあまりストレスのかからないボスである。
ちなみに女性。
強化:
黒-5方向弾は出さない代わりに雑魚敵召喚をより早く行う。むしろ弱体化?
45.Polycephalus
出現ステージ:The Catacombs(3-4F), Flooded Caves(3-4F)
HP:200
関連ボス:The Stain
Polycephalusとは複数の頭を持つ奇形である多頭症のこと。
地面に潜って突然現れては以下の攻撃パターンをプレイヤーに行い再び潜る。
・大量の弾
・3方向弾
・Round Worm召喚(ランダムに移動して弾を放つ敵)
・8方向弾
一回遠く離れてしまうとパターンが全くつかめずに不意打ちを喰らう可能性があるが、現れたときになるべく付近をうろうろすると安全に攻撃することができる。動き続ける事で若干現れる時間も伸びるらしい。
子宮ステージでは雑魚として普通に現れる。
強化:
赤-Round Wormの代わりにPara-Bites(細長い顔で追いかける敵)を召喚。主人公に向かって打つ攻撃が6方向弾になる。体感、難しさはあまり変わらない。
桃-2体に増えるがHPは半分である。Round Wormを召喚しない。
44.Blastocyst
出現ステージ:The Womb(7F), Utero(7F), Scarred Womb(7F)
HP:大190 / 中75 x2 / 小30 x2(x2) /胚 12x2(x2)
Blastocystは胚盤胞のことであり、受精後4〜5日後の状態の事を言う。
細胞分裂をモチーフにしたボスであり、分裂系の中ではもっとも強いボスと言える。
大形態では6方向弾を出し、大ジャンプでプレイヤーの方に落ちて8方向弾を出す。
中形態では6方向弾を出すだけになる。
小形態では4方向弾を出す。
最後に胚のEmbryoだけが残る。
分裂すると弾幕を作るのが厄介だが、貫通系などでさっさと攻撃するとあっという間に死滅する。
また、あまりに大きなダメージを一気に喰らうと分裂せずに死ぬ。針の上で死んでも同様である。
雑魚敵として普通に登場するのでボスの気がしない。
なお、このボスは笑顔なのにEmbryoになるとちょっと不機嫌な顔で飛び回る。割とどうでもいい情報。
43.Gurdy Jr.
出現ステージ: The Cellar(1-2F), The Caves(3-4F)
The Catacombs(3-4F)x2, The Depths(5F)x2
HP:250
関連ボス:Gurglings, Gurdy, Mama Gurdy
Gurdyシリーズの"幼虫"の時期に相当する。Gurdyの名前の由来は胃食道逆流症(GERD)に由来するという説がある。
8方向弾、弾バエPooter召喚、高速体当たり(壁にあたると跳ね返る)の3パターンの攻撃を持つ。
Pooterは大抵Gurdyの突進攻撃に巻き込まれて死ぬ。
このボスの何より厄介なのはその巨体に見合わぬ突進攻撃で、一回避けても壁で跳ね返ってきてダメージを喰らうことが非常に多い。ノックバック耐性もやや高く、涙等の攻撃で跳ね返そうとして突進されて轢かれることもしばしば。はね返すことより避けることに慣れた方が先決。
体力が下がるとより体当たりで攻撃するようになる。そのため危険性は高いがパターンは読みやすくなるかもしれない。
ちなみに女性。
強化:
青-体力が低く小さいが2匹に分裂している。厄介きわまりないので1匹を先に倒そう。
橙-大きい。Pooterの代わりにSuper Pooterを召喚するが突進攻撃に巻き込まれて死ぬので割とどうでもいい。弾丸を出さない。
42.The Husk
出現ステージ:The Catacombs(3-4F)
The Depths(5F)x2, Necropolis(5F)x2
HP:150
関連ボス:The Duke of Flies
Huskとは殻や外皮の意味。
The Duke of Fliesの死後版であり、後に述べるHarbingerのPestilenceの頭部に酷似している。もはや蝿に食い尽くされて皮しか残ってないということなのだろう。
The Duke of Fliesよりも早く移動し、蝿、あるいは蜘蛛、あるいはモンストロ式拡散弾、8方向弾の四種類の攻撃をする。
弾は特殊なアイテムを除いてはじきかえす事は不可能なのでダメージを受けやすく、なかなか油断にならない相手である。
HPが低いのが幸い。
強化:
黒-ハエや蜘蛛のかわりに、大きい爆弾バエのBoom Fliesを召喚する。避けにくい上に危なっかしいがThe Huskへのダメージチャンスが大きいので一か八かな相手でもある。爆風避けのアイテムを持ってる場合は雑魚に等しい。
赤-小さいが二倍の速さをもつ。八方向の弾しか吐かないがむしろ厄介かもしれない。なるべくThe Huskの真ん中を狙わず、頭の先端などを狙えば8方向の方角から避けやすいかもしれない。
41.The Wretched
出現ステージ:The Catacombs(3-4F), Necropolis(5F)
The Depths(5F)x2
HP:215
関連ボス:Widow
Wrechedは悲惨な、という意味である。このボスは上下に口があるが、上の方が悲しげに萎んでいる。
Widowの死後版。足が遅くなる白い液体は極めて広範囲に吐くので、速度が遅いとその大ジャンプに踏み潰されやすい。白い液体を吐く時は8方向弾になる。
雑魚敵は2匹の蜘蛛か、1匹の大蜘蛛か、1匹のTrite(大ジャンプする小さなWidowのような蜘蛛)を召喚する。
Widowをやや強化したようなボスで、ボスラッシュなどの広い部屋だとさほど強く無いが単体のボスとしてはやや扱いづらい相手。速度が速い、あるいは空を飛べる場合は雑魚敵だけが問題になるので楽だろう。
40.Mega Maw
出現ステージ:The Caves(3-4F)
HP:350
関連ボス:The Gate
どちらかというとボスラッシュや道中で見かける事の多いボス。Maw(胃袋・飲み込むもの)という接近しながら弾を打つ頭の雑魚敵の巨大版である。
Mega Mawは一切動かないが派手な攻撃を行うボスである。以下のパターンを持つ。
・モンストロ式拡散弾
・時計回りと反時計回りの二つのリングの軌道を描く炎
・外側に広がる炎
・回転しながら広がる炎
・雑魚敵、跳ねる首なしのHopperを召喚。この際隙が生まれる。HopperはMega Mawの炎を喰らうと死ぬ。
この炎を避けるのが難しいが、壁際に立つと非常に避けやすくなる。派手な攻撃の割にHPが高いのでちょっと手強い。
強化:
黒:炎の攻撃無し。Hopperの代わりに1-2引きの蜘蛛を吐く。割と弱体化な感。
赤:全く攻撃パターンが違いハート1ダメージの奇怪な弾幕をする、強化形態のなかでも最強クラスのボス。以下の攻撃パターンを持つ。
・渦巻きながら広がる血の弾
・プレイヤーに向かって4方向4連続のカーブする血の弾
・プレイヤーに向かって4方向4連続のぐねぐねサイン波を動く血の弾
・10方向4連続の弾
複雑な攻撃軌道であり王道を全く持たないため、遭遇したら神に祈りながら避け続ける他ない。
Isaacが神に許されてるのかは知らない。
39.Uriel
出現ステージ:Angel room
HP:400
関連ボス:Gabriel, Mega Satan
隠しボスMega Satanに行くためにはAngel roomに無事に入って天使の像に爆弾を爆破し、現れた天使ボスを倒し、鍵の断片を二つ手に入れなければならない。その中の一人。
Urielは聖書の正式な内容には含まれていない(いわば外典の)天使で「神の光」を意味する。
なおUriel、Gabriel、そしてIsaacの変身形態であるSeraphimはいずれも顔がないが、聖書の出エジプト記の33章20節によれば「あなたはわたしの顔を見ることはできない。わたしを見て、なお生きている人はないからである」という言葉があり、神および神の座にいる存在の顔は描けないということだろう。
Urielの動きは、次の三種である。
・Isaacを常に追いかける。
・翼を折りたたんで5方向弾。
・動きを止めて手に力を溜めて前方にビーム。あるいは斜め前に2方向のビーム。
避けにくい攻撃が多いがパターンは読みやすい。折りたたんだら距離を置き、手に力を溜めたら上下左右を避ける、という癖を徹底するといいが、Gabriel相手だとパターンが全く違うので慣れすぎも注意。
なお恐怖効果は受けつけない。
38.Dark One
出現ステージ:The Caves(3-4F),The Catacombs(3-4F),Flooded Caves(3-4F)
HP:400
関連ボス:The Adversary
名前の由来は言うまでもなく闇の存在ということなのだろう。
12方向弾、部屋を暗くする攻撃を行い、Isaacが横にいると、2回部屋の横を通過しながら突進する攻撃をする。突進時はIsaacを追尾する。
Isaacが下側にいると下向きにBrimstoneのビームを吐く。吐くまでのモーションが一瞬なので少々危ないが、吐いてる間は動けないのでダメージチャンスでもある。
攻撃が割と地味だが12方向弾は意外と喰らいやすい。そしてHPが高いことがひたすら嫌なボス。
37.Mr. Fred
出現ステージ:The Womb(7F), Utero(7F)
HP:500
雑魚敵Fredの巨大版であり、ラスボスやダブルアタック以外で2部屋も使う欲張りなボス。Fredは人名のフレッドだが皮膚がうろこ状にひび割れて剥がれる「ハーレクイン型魚鱗癬」という先天性の病気がモチーフになっている。(この証拠に全く同じ姿のハーレクインベイビーというアイテムがある。)
血の跡を残す巨大な4方向弾、地上に一旦潜り現れて8方向弾、部屋に事前に設置されたHomunclusの解放、雑魚敵Fredの召喚の攻撃パターンを持つ。
血の跡を残す4方向弾はこちらが弾を与えるチャンスを失うためアイテムによっては厄介ではある。しかし子宮ステージのオリジナルボスの中ではかなり弱い方といえる。1部屋の方がぶっちゃけ強そう。HPがやけに高い。
36.Daddy Long Legs
出現ステージ:The Womb(7F), Utero(7F), Scarred Womb(7F)
HP:300
関連ボス:Triachnid
名前はかの有名な「あしながおじさん」だがザトウムシやガガンボの俗称でもある。Daddyとあるがこの由来故にIsaacの父親とはあまり関係なさそうである。攻撃パターンは以下の通り。
・4本の足をランダムに踏む
・4本の足を一つずつisaacに踏んで、最後に頭が8方向弾を出しながらストンプする
・2匹の蜘蛛か1匹のTriteを召喚する
・モンストロ式拡散弾をする
このボスに関してはランダムに踏む攻撃の危険性から基本的に動き回らない方がいい。本体が消えた時にだけ動き回ればよい。非常に巨大なボスの設定のはずだが頭と足しかなくダメージ判定が意外と小さく攻撃が当てにくい。
なお4本の足をランダムに踏む時に足にとんでもないダメージを与えて殺すと、なぜか足が頭になって死ぬがダメージを与えられていないというバグが発生する。コピペ・・・。
35.Triachnid
出現ステージ:The Womb(7F), Utero(7F), Scarred Womb(7F)
HP:300
関連ボス:Daddy Long Legs
Daddy Long Legsの別バージョンでありIsaacを10回倒すことでアンロックされる。
Triachnidは作者Edward Mcmillenの同名のフラッシュゲーム(Tri-achnid)の主人公に由来するボスである。主人公という事はむしろ悪役に虐げられてる側である。攻撃パターンは以下の通り。
・3本の足をランダムに踏む。この時足を遅くする白い液体を出す。
・3本の足を一つずつisaacに踏んで最後に頭が8方向弾を出しながらストンプし、白い液体を床に出す。なお大きな水溜りを出すときは4方向弾になる。
・1匹のTriteを召喚する
Daddy Long Legsに比べ足が4から3本に減ってるのでタイミングに注意。それ以外はそれほど難しい敵ではない。
34.Conquest
出現ステージ:The Womb(7F), Utero(7F), Scarred Womb(7F)
HP:500
関連ボス:Famine, Pestilence, War, Death, The Headless Horseman
The momを倒すことで解き放たれるHarbingers・・・彼らは聖書の世界の終末を描いた「ヨハネの黙示録」に登場する、封印を解かれた4人の災いの騎士である。
Conquest...征服はこのうち第一の騎士であり、白色とされている・・・はずだがなぜかアメリカのポピュラーな文化では彼の存在はしばしばPestilence(疫病)に置き換えられている。
この理由としてはヨハネの黙示録6:8で「They were given power over a fourth of the earth to kill by sword, famine, plague, and by the wild beasts of the earth.(彼らは地球の4分の1を支配する権威、およびに、剣、飢饉、ペスト、地上の野獣などによって死をもたらすことを許された)」と書かれておりこの文章からペストを象徴するPestilence(疫病)が誕生し、肝心の権威の象徴であるConquestは忘れ去られてしまったのである。
そのため彼のアンロック名は「A Forgotten Horseman(忘れられた騎士)」だったりもして、完全に皮肉である。ちなみに天使アイテム10個手に入れたらアンロックされる。
・・・・という待望のホースマンにも関わらず彼はそれほど強くはない。Conquestはキリスト教を象徴するという説があるためか天使のような攻撃形態をする。4方向のホーミング弾と、ランダムに降る天からの光の攻撃をするが、ホーミング弾はよく動き、天からの光はむやみに動き回らなければ大丈夫である。
横方向の突進攻撃をするが、このとき大量のコピーされたConquestたちが横切る。この全員にダメージ判定があるので難しい攻撃のようでダメージチャンスの塊だったりする。
倒すとアクティブアイテムのWhite Ponyを手に入れる。空中に浮かべて移動が早くなる。攻撃に関しては天の光が降るものであり、Headless HorsemanのThe Ponyより使える程度。
33.The Stain (Afterbirth)
出現ステージ:The Caves(3-4F),The Catacombs(3-4F),Flooded Caves(3-4F)
HP:400
関連ボス:Polycephalus
Polycephalusの死後版。stainはシミの意味である。
以下の攻撃を放つ。
・2匹のChargerを召喚。Flooded Cavesでは溺れたChargerが召喚されることもある。
・横方向に触手を伸ばし、ダメージ床の痕を残す。
・大量の弾幕を二回行う。最初は減速する弾、次は加速する弾である。
Polycephalusと同様周囲をうろうろすればいいが触手の危険があるので上下あたりにいるようにすること。
最も厄介なのは弾幕だろう。最初は遠目に、次は接近しておくと、弾が遅いので安全かもしれない。なおこのときはダメージチャンスでもある。
強化:
薄-Chargerの代わりにランダムに移動するRound Wormを召喚。弾幕はしない。弱体化
32.The Frail (Afterbirth)
出現ステージ:The Caves(3-4F),The Catacombs(3-4F),Flooded Caves(3-4F)
HP:200
関連ボス:Pin, Scolex
Pinの死後版。Frailは脆いという意味である。否、奴はちっとも脆くない。
最初はPinのような攻撃をするがしばらくすると表皮が外れ、骨の正体を表す。
Pinが飛びながら出す斜め4方向弾は、さらにそれぞれ4方向に分裂する。しかも分裂の角度は45度単位でランダムである。これがなかなか悪質であり、無傷で進みたければ神に祈りながら瞬発的に避けるしかない。
地面から頭だけを出すときは、アイザックに向かって回転するブリムストーンレーザー、あるいはアイザックに向かって固定して3連続出すブリムストーンレーザーの攻撃を行う。この攻撃は回避余裕でありBoss Rush時にはこれでボスを殺せたりする。
そして尻を出すことがありこのときは大量の涙攻撃を噴射して移動速度を遅くする白の液体を遺す。
ダメージチャンスがなかなか巡ってこないため、なるべく遭遇したくないボスの一人である。
強化:
黒-いきなり骨から始まる。
31.Peep
出現ステージ:The Caves(3-4F),The Catacombs(3-4F),Flooded Caves(3-4F)
HP:450
関連ボス:The Bloat
おそらくPee(尿)とPeep(覗き)を掛けた名前。
地味な嫌がらせに掛けては一二を争うボス。黄色いダメージ液体を床に撒く、黄色い弾を出す。ジャンプしてアイザックに向かって落ちて多くの黄色い弾を出す、の攻撃パターンを持つ。ジャンプからの弾がなぜかやけに細かくて避けにくい。遠く離れること。
そしてある程度ダメージを与えると目が一つ二つとPeepから離れ部屋の中をシンプルに動き回る。この目は当たるとダメージがあるばかりか無敵でダメージを防御する。ただでさえ体力が高いのに防御つきという嫌らしいボスである。
壁通過攻撃を持ってる場合は比較的楽かもしれない。
強化:
緑-すでに両方の目が分離してる。
黄-小さくなりつねに黄色い液体を流し続ける。