おはようございます
上新庄ステーキ松阪です。
昨日は通常営業。
ランチ後のまかないご飯は
店主伸ちゃんのプライドをかけて
ステーキ松阪、ロースステーキ
ステーキ松阪月曜会、宿泊研修の
初日に食べた葉山牛ステーキと比べて
「うちの方が絶対旨い」と
唸っておりました。
葉山牛ステーキは鉄板焼で
目の前で焼いてくださり
そのパフォーマンス料金も入っているとはいえ
我がステーキ松阪の倍の値段でした。
「あの味であの料金を出せるのが理解できない」と
ブツブツ文句を言う店主伸ちゃん
だから、君は商売人じゃないのだ。
付加価値というのは大きい
葉山牛は希少価値が売りで
他府県には出回らない。
だから今、ここでしか食べられない
という強迫観念に迫られて
旅行やしせっかくやし
今度いつ来れるかわからんし
エ~イいっちゃえ
という心情で
皆さん、行くのでしょう。
お客さんのほとんどは観光客だと思う。
そんな商売がしたいのなら
観光地に行けばいいのだ
しかし、地元、上新庄に根ざして25年
可愛がってくださるお客様を裏切るのか
ステーキ松阪が目指しているのは何だ
一口、口にいれたら、鼻からぬける肉の旨味
これを目をつぶって堪能し
噛みしめたら口の中にどんどん広がる
肉汁の旨さ。
「う~ん美味しい。」その一言が聞きたくて
商売やってるんとちゃうんか
銭もうけに走るのなら
もっと人通りの多い
出入りの激しい
そのためスタッフを沢山雇い
人とのコミュニケーションが苦手な店主伸ちゃんが
スタッフともめ、その後始末に間にはいった私が
倒れ
結局、皆から見放され
たった一人で仕事をする羽目になり
体と精神がもたず
閉店
数年後の縮図が目に見える。
伸ちゃん、君には無理
昨夜、超常連様のAママが
「昨日、来てもたわ。」
土曜日の深夜食堂にきてくださったときに
旅行に行くので火曜日、お休みを頂くと旨、お伝えしたのですが
「聞いてたのに、マスターの顔見たくて、来てもうてん。この店に住みたいくらいや」
こういう有難いお客様に支えられて
ステーキ松阪、25年やって来たんじゃないか。
あの葉山牛の店であの店に24時間居りたいと
思うお客様が居るだろうか?
根本的な店の成り立ちが違うのだから
無い物ねだりなのだ。
しかし、今回のステーキ松阪月曜会、宿泊研修は
勉強になることが多かった。
実りのある旅行でした。
上新庄ステーキ松阪でも、
あれを食べたいわざわざ来てくださるような
目玉商品を考える課題に気づいた
店主伸ちゃんです。
今頃かいと 突っ込むのは
またの機会に。
こんな優しい妻に支えられてることを
バカ亭主はいつ気づくのでしょう
気を取り直して
今日もお仕事頑張ります。