古河電工、275kVの超電導ケーブルで長期課電・通電試験を中国で実施 | "ST DEVICE Blog" powered by Ameba

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日本の製造業が電気・自動車を中心に新興国に押され気味な状況です。
その対応策を皆様とご一緒に考えていけたらと思っています。
ここでは新興国を中心とした海外部品メーカの状況や日本側の対応策等の最新情報を論じていきます。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120518/218910/
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古河電気工業は、100%子会社の中国瀋陽市の瀋陽古河電纜公司が、275kVの高電圧の電流を流せる超電導ケーブルを使って、長期課電・通電試験を実施すると発表した(ニュースリリース)。275kVは超伝導ケーブルとして最高の電圧となるという。

 試験に使う長さ30mの超電導ケーブルは、古河電工とフジクラが折半出資で設立したビスキャス(本社東京)が製造した。国内で初期性能の確認を終えた後、中国に運んで2012年10月から本格的な試験を開始する予定だ。

 試験は、終端接続部、中間接続部を組み込んだ高温超電導ケーブルを布設して実施する。終端接続部はケーブルの端部に取り付け、室温で設置されている電気設備と接続するための端末。中間接続部はケーブル同士をつなぐもので超伝導ケーブルを長い距離にわたって布設する場合に必要になる。超電導ケーブルは液体窒素で冷やされ、導体には高電圧がかかっていることから、接続部には液体窒素温度と室温の熱絶縁と、アースと高電圧の電気絶縁の機能が必要になる。今回の試験では、こうした接続部を含めて高温超電導ケーブルの性能の検証を行う。

 なお、同試験は新エネルギー・産業技術総合開発機構から古河電工が受託した「イットリウム系超電導電力機器技術開発プロジェクト」として実施する。