日本経済新聞シェア
http://www.nikkei.com/news/article/g=96958A9C93819696E3EAE2869F8DE3EBE2E7E0E2E3E0869891E2E2E2
パナソニックはスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けに独自開発した多層基板の供給を引き上げる。年内に自社の生産能力を2010年末に比べ1.8倍に増やすのに加え、基板の設計・生産技術を中国や台湾など複数の大手基板メーカーに供与する。独自開発した基板の世界シェアを現在の2割から、15年に5割に引き上げ業界標準を握る考えだ。
独自開発した多層基板「ALIVH」は、他社の多層基板より25%ほど面積が小さいのが特徴だ。スマホは限られたスペースの中で、大きい電池などを搭載する設計ニーズが強いため、基板の大きさを抑えるのが課題だった。
パナソニックはすでに国内外で2社に技術供与しているが、さらに2~3社と交渉を進めているもよう。技術供与先からはALIVHの売上高に応じたロイヤルティー収入を得る。
このほど完成したベトナム工場はALIVHを月350万台、生産する能力を持つ。台湾工場の生産能力も高めており、10年末に月1000万台だった生産能力を12年末に1800万台に引き上げる。他社への技術供与と合わせてより効率的にALIVHを広める方針だ。