子どもの「やり抜く力」、「底力」を育てるために
先週、「ウサギとカメ」の話について書きました。
今回は、その中でも特に子育てに欠かせない「やり抜く力」「底力」について考えてみたいと思います。
親目線で、大人目線で『』あっ、この子、才能あるなぁ!」と思う子いたりしませんか。
理解が早かったり、体格や運動神経に恵まれていたりする子。
けれども、才能に恵まれることで「やればできる」と努力を怠ったり、「すんなりできて当たり前」と少しうまくいかないことは途中で投げ出してしまったりする子もいたりして、、、、。
『ウサギとカメ』ならウサギさんタイプ。
逆に、目立った才能がなくても、何度失敗してもあきらめず粘り強く取り組める子もいますよね。(カメさんタイプ)
うまくいかない時でも「やり抜く力」こそが、大事だと思うんですよね。
提案です。
親としてできる関わり方
1. すぐに手伝わない
これがむずかしい!
いわゆる「手をかけすぎず、目をかける」です。
親が先回りしない、あえて試行錯誤する時間を与える感じ。
2. 小さな達成感を積み重ねる
「できた!」という体験をたくさん用意してあげると、自信につながり、次への挑戦意欲が育ちます。
3. 努力を褒める
結果や点数よりも「一生懸命がんばったね」「毎日続けたね」と努力や過程を認めることが大事。
例)
o テストで80点 → 「賢いね」ではなくて「しっかり勉強を続けてえらかったね」
o ピアノで入賞 → 「才能があるね」ではなく「毎日練習を続けた努力がすごいね」
4. 努力は筋トレのようなものと伝える
少しずつ重いダンベルを持って筋力をつけるように、努力も積み重ねるほどに強くなる、とイメージを共有してみてください。
5. 失敗から立ち上がる経験をさせる
失敗を避けるのではなく、立ち直る経験をサポートしてあげる。
その繰り返しが「底力」を育てます。
そして何よりも、親自身が「やり抜く姿」を見せてあげることが、子どもにとって最高の学びになります。
小さな一歩の積み重ねが、やがて大きな底力になります。
ぜひ、親子で一緒に「やり抜く力」を育てていきましょう。