「空・雨・傘」って聞いた事ありますか?
「空・雨・傘」
というのは「ものを考える時の方法」で、マッキンゼーなどのコンサル会社などで
よく使われている課題解決のためのフレームワークです。
空=事実
「空」は「事実」を表します。
空を見上げ、「空には黒い雲がかかっている」という事実を認識する。
雨=解釈
「雨」は「解釈」を指します。
空を見たら雲がかかっている。
その状況から「雨が降りそうだ」という予測を立てます。
傘=行動
最後に「傘」です。
傘は「行動」を表します。
空を見たら雲がかかっている。
これは雨が降りそうだ。では「傘を持っていこう」となるわけです。
この「空」「雨」「傘」というフレームワークを子育てにも活かせます。
例えば、
空=事実
前期中間テストで成績があがった。 5教科で482点。学年2位。
雨=解釈 (何が良かったのか?)
① 生活リズムを大切にした。
スマホの使用時間を22:30で制限。その後、30分で就寝準備。23:00消灯。
② 学校の授業をこれまで以上に大切にするように意識した。
③ 学習の「質」を上げるために【朝学習】をスタート。
これまでより学校に30分早く到着。
誰もいない教室で宿題など勉強。(とても集中できる時間)
傘=行動
・良かった行動を今後も実践。
経験上、「雨が降りそう」という現状分析さえきちんとできていれば、
「傘を持っていく」という解決方法は自然に導き出されるわけです。
このフレームワークの目的は、【行動改善】です。
もし、お子様の行動を変えたい場合、
こどもの【行動】を注意するのでなく、子どもの【解釈】を把握し、
親との解釈とのズレを話し合い、好ましい行動に導いていく感じです。
いかがでしたでしょうか。
参考になれば幸いです。
わかなべ