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「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる。」
この言葉に出会ったキッカケは、ヨットの大会でした。
大会2日目、朝から無風。
レースができないので風がでてくるまで陸上待機。
そこで主催が、企画してくれたのが『海洋ゴミ』に関してのミニ講義でした。
大会本部前に選手・コーチそして保護者を集め講義はスタート。
講義の目的は、『自分たちの海は、自分たちできれいにしていく』ことを知ってもらうためです。
私が、そこで学んだことをシェアします。
海洋ゴミが自然分解されるまで、
1, 新聞紙6週間。
2, 洋服5ヶ月。
3, レジ袋1~20年。
4, 発泡スチロール50年。
5, ペットボトル・紙おむつ400年
そのほか
・全世界で1分間に消費されるペットボトルの本数。100万本。
・2050年は、魚の量よりごみが多くなる。
(2050年まで生産されるプラスチックの総量330億トン。その3%が海に入りこむとすれば、
その量は、10億トン。海洋における魚類の全生物量はおよそ8億トンと推定)
今後、30年が勝負!
そこで最後に紹介された言葉が冒頭の、
「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる。」
鍵山秀三郎(カー用品チェーン「イエローハットの創業者」)の言葉です。
「『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』私の信念を込めた言葉です。
ゴミを拾っていて感じることは、ゴミを捨てる人は捨てる一方。まず、拾うことはしないということです。
反対に、拾う人は無神経に捨てることもしません。
この差は年月がたてばたつほど大きな差となって表れてきます。
人生はすべてこうしたことの積み重ねですから、ゴミひとつといえども小さなことではありません。
第一、 足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができましょうか」。
「ともすると人間は、平凡なことはバカにしたり軽くあしらいがちです。
難しくて特別なことをしなければ、成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。
そんなことは決してありません。
世の中のことは、平凡の積み重ねが非凡を招くようになっています」。
私もさっそく、海に浮かんでいる焼酎のペットボトルを拾いました。
ちょっと心が気持ちよくなれました。
ゴミをひろって心を磨く。
これから実践していこうと思えたキッカケでした。
以上です。
わかなべ