【子供のやる気スイッチが入る瞬間】を具体例で話したいと思います。
明治時代前期を勉強していると必ず出てくる人物が、伊藤博文です。
伊藤博文が、1000円札の図柄だった事を知っている方、何人ぐらいいるかなぁ。
(36年前です)すると私の年齢は?
初代総理大臣として歴史に名を残し、覚えている方も多いと思います。
その後、5代、7代、10代と計4回も総理大臣になっています。
伊藤博文は、
1841年 百姓の長男として生まれる。(貧農出身)
1857年(15歳)松下村塾入塾 (ここでやる気スイッチが入る!)
1863年(21歳)井上馨らとイギリス留学(英語力)
1885年(44歳2ヶ月)初代内閣総理大臣就任(歴代総理の中で最年少)
1892年(50歳)第5代総理大臣
1898年(56歳)第7代総理大臣
1900年(59歳)第10代総理大臣
ここでお伝えしたいのは、伊藤博文の「やる気スイッチ」が入ったのは、
いつだったのか?です。
それは、1857年に松下村塾に入ってからです。
今の中学3年生頃です。
その後の人生を見てわかる通り、「やる気スイッチ」が入ると、
どれだけ、人生が充実して濃いものになるか。
決して、ダラダラした人生を送っていないことがハッキリわかりますよね。
では、いったい、子どものヤル気スイッチが入るタイミングはいつか?
それは、
① 自分の「個性」に気づいた時
② 自分の「強み」に気づいた時
③ 「感謝」の気持ちが芽生えた時
④ 自分のしたことで「ありがとう」と言ってもらえた時
などがあります。
「勉強しなさい!!!!」の掛け声は、①~④のどこを刺激するでしょうか?
そう、どこにも当てはまらないのです。
そこで、お願いです。
のどまで出かかった「勉強しなさい!」をなんとか我慢していただき、
代わりに、①~④を刺激する言葉を口にしてみてください。
勉強でなくてもいいです。
・「食事の準備手伝ってくれて助かったわ」④
・「俺、数学得意かも」➁
(チャンス!到来)
「そうだよね。お母さんもそう思う」➁
・「私、友達からよく相談されるんだよね」①
(チャンス!到来)
「あなたの人柄よ。あんたいい性格してるもん」①
・「お母さん、(戦争、地震、事故、ケガ、などなどのニュースなどを見て)
あ~日本って平和だよね」「私、恵まれてるな」③
「そだよね。今に感謝して、自分のできる事を精一杯がんばろう。
お母さんもがんばるし!」③
「ヤル気スイッチ」が入れば、お子様は勝手に勉強しだします。
TeachingよりもCoachingです。