お母さん 学級は「パック旅行」?
興味深い記事を見つけたのでシェアします。
The Asahi Shimbun Globe September2019 No.221
学級は「パック旅行」?
同じ年齢の子どもが教室に集まり、
教師が一斉に教える。
こんな「学校の当たり前」が
出現したのは、
産業革命が進んだ
19世紀のことだ。
中世までの西欧の学校では、
年齢がまちまちの子が
一つの部屋で習熟度に応じて学んできた。
江戸時代の日本の「寺子屋」や「私塾」でも
違う年齢同士が、自由な時間に出入りしていた。
産業革命が進むと、工場で効率よく
働かせるために
「読み書き・計算」のできる
労働者階級の子を
迅速・大量に育てる必要がでてきた。
そこで英国で考えだされらのが
あらかじめ年齢別に決めた内容を
一斉に教える「学級」ができた。
明治5(1872)年の大政管布告で
「学制」(教育制度)を導入した日本でも
次第に広がっていく。
「『学級』とは、無理な旅行を強制され、
赤の他人と顔を突き合せる生活を
数年間継続するという、
大人にも耐えられない生活を
子供に求めている」。
昨年亡くなった教育社会学者の柳治男は、
不登校やいじめなど学校で起きている
問題を「学級制というパッケージから生まれた病理」と
分析して、教育界に衝撃を与えた。
同じペースで一斉に勉強させるベルトコンベヤーのような
システムは、多様な子が混ざれば機能しなくなる。
その恐れが、人と違うことを嫌い、
異質なものを排除する力学を
生んでいる」と教育哲学者で熊本大
准教授の苫野一徳は言っている。
とても興味深いですね。
「いじめ」は学級制というパッケージから生まれた病理。
衝撃的です。
「同じ年に生まれた人たちだけからなる集団」を
続けている限り、学校から「いじめ」はなくならない?!
当塾が導入している教材「すらら」は「無学年式教材」がウリです。
30秒CM
https://www.youtube.com/watch?v=STMMvGm9gEo
https://www.youtube.com/watch?v=Ig7OimyeRfg
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コーチ わかなべ