お母さん むずかしい子にやさしい子育て
~ペアレントトレーニング~その4
まめの木クリニック発達臨床研修所
ケースワーカー 藤井和子氏の講演会に参加。
その内容をシェアしますね。
4回目は、「行動を整理する」です。
「行動を整理する」とは、
子どもの行動を3種類に分ける
(前回、「子どもの人格や性格に注目するのではなく行動に注目する」
をちょっと思い出してくださいね。)
1、増やしたい、好ましい行動(挨拶ができる、ありがとうという)
2、減らしたい、好ましくない行動(かんしゃく、泣く、わめく、すねる、口ごたえ
3、許しがたい、してはいけない行動(自他を傷つける、壊す、つばをはく)
増やしたい 好きな行動 |
減らしたい 嫌いな行動 |
許しがたい行動・危険行動 自他を傷つける・破壊行動 |
朝、一人で起きる |
気に入らないと大声でわめく |
妹を叩く |
歯磨きをする |
すねる |
物を投げる |
連絡帳を書いてくる |
「買って」としつこく言う |
ツバをはく(危険ではないが許しがたい) |
食後に食器を流しに運ぶ |
バカ・死ねという |
道路に飛び出す |
お使いのとき荷物を持ってくれる |
ゲームをなかなかやめない |
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帰宅の時間を守れる |
へりくつをいう |
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靴をそろえる |
テレビを見ていて お風呂にはいろうとしない |
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あやまれる |
ちょっかいをだす |
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3種類への行動の対応
1、増やしたい、好ましい行動(ホメる、認める、興味、関心をしめす、感謝する。
25%でほめる
(ホメめた自分をホメるのを忘れずに)
2、減らしたい、好ましくない行動(無視して、待って、ホメる)
※子どもを無視するのではなく、行動を無視するー行動に注目してはいけないー
※ホメるチャンスを与えるための無視です。
許しがたい、してはいけない行動―警告と罰。 タイムアウト。断固としてきっぱりノー。
No2.の「無視して、待って、ホメる」の実践は本当に「忍耐力」が必要ですね。
どうか、お子様が、「社会に出て、自分らしくイキイキと生きている姿」を想像し、
がんばってください。
応援しています。
コーチ わかなべ