この図の名前は『太極図』(たいきょくず)と言います。

黒い部分が「陰」。白い部分が「陽」。

(陰と陽は、いいとか悪いとかはなくて対極にある二つの事柄という意味です)

 

陰の中にある白丸が、陰中の陽。

陽の中にある黒丸が、陽中の陰。

 

何を言いたいかというと

陰を極めれば陽に極まり。

陽を極めれば陰に極まり。

 

陰・陽、対極にあるふたつの事柄、本質はひとつですよ。

という図です。

 

仮に陰を「不幸」としましょう。

陽を「幸せ」としましょう。

 

不幸を極めれば幸せに極まり。

幸せを極めれば不幸に極まる。

何言ってるんだろう?(話長い!)もう少しお付き合いください

これを明確に説明する話があります。

 

中国の古い言葉に「惠蛄(けいこ)春秋を知らず」という言葉があります。
惠蛄とはセミのことです。
ひと夏、精一杯生きたセミは春と秋を知らないという意味ですが、
もう少し掘り下げれば、春と秋を知らないということは、
セミは夏を生きているということを知らないと教えてくれています。
比較対照するものがないと、今が何なのかが解からないということです。

(なんとなくこの後の話の展開がよめてきたのでは)
前後の季節、春と秋を知って初めて夏がわかるように

幸せしか生きていない人に本当の幸せは永久にわかるわけはない。

不幸を知らない人に幸せは絶対に訪れないという意味です。

 

ご自身が不幸の真っただ中にいる時、あっ、これがあるから、

私は、やがて、幸せを感じる事ができると、自分自身をなぐさめ、応援できるようになれたらいいなと思っています。

 落ち込んだ子供を励ます時にも使っています。

図を書きだすと、何!?となって聞く耳をもってもらえます。

落ち込んだ時、悩んだ時、このマークを思い出してください。

 

幸せは、すぐそばにあります。

 

長くなってスミマセン。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

コーチ わかなべ