コンジローマ(HPV)の検査方法 | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

性病科に務める現役スタッフだからこそ分かる
性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

こんにちは。ランドリーです。

前回はコンジローマの主な症状や治療方法を
説明しました。

コチラへ

今回は、検査方法についてお伝えします。

【検査の種類】

・HPV-高リスク型(ハイブリットキャプチャー法)

・HPV-低リスク型(ハイブリットキャプチャー法)


基本、上記2種類の検査があります。

「なにが違うの?」と思いますよね。

・HPV(高リスク)→子宮頸がんのリスクが有るかどうかの検査になります

・HPV(低リスク)→尖圭コンジローマウイルスが有るかどうかの検査になります。

※医学的な説明をするともっと複雑な説明になるので今回は割愛します。
※ハイブリットキャプチャー法とは患部を綿棒で拭って採取する方法のことです。

■検査方法 男性
・陰茎包皮、亀頭その他の尖圭コンジローマを疑う場所の皮膚に綿棒を、
ゆっくり数回こすりつけます。

亀頭の腹側など汚れの貯まりやすいところで行います。
※自己採取

■検査方法 女性
・まず1本目に5~6cm程綿棒を膣に挿入します。

・子宮膣部(膣の奥)に突き当たる感じるところまで挿入します。 
挿入した綿棒を膣の最深部(入り口から6~8cm)で何回か回転させ抜き出します。

基本、1本目は過剰な粘液を取り除くためのものです。 
2本目の綿棒も同様に膣の最深部(入り口から6~8cm)で、
数回ほど回転させ抜き出します。

基本的に2目の綿棒を検査用に使います。
※自己採取

結果は4日~7日ほどで出ます。

基本的に男性も女性も高リスク型、低リスク型の検査
をすることをお勧めしています。

HPV(ヒトパピローマウイルス)は健常人の性器に数%の割合で
潜伏感染
しているといわれています。


HPVが無意識のうちにパートナーに感染するケースも多いそうです。
その一部から尖圭コンジローマ、さらに性器癌に繋がる可能性があります。
※女性の場合、子宮頸がんに発生する場合もあります。

一番危険なのは無意識のうちに感染していることです。

まずは自分が感染しているか検査して確認してみてください。


仮に感染したとしても、早期に発見できれば、
治すことも容易になります。

自分を守る、またパートナーを守るという意味でも、
検査は大事なことです。