こんにちは。ランドリーです。
前回、HIV(エイズ)に関するクイズの5問目まで
解答とその解説をつけてお伝えしました。
今までの最高アクセスをはるかに超える結果となりました。
やはりHIVに関することは関心が高いということですね。
では6問目~10問目の回答と解説をお伝えしますね。
※今回は長文です。
前回の解説を見ていない方は
コチラへ
【問題6】
・特定のパートナーだけとの性行為であれば、HIV感染の心配はない?
→回答は「×」
■解説
あなたもパートナーも、HIVの検査をしていなければ
感染しているかどうかはわかりません。
あなたやパートナーに、過去に予防をしない性行為や風俗に行ったことがある
相手がいたとしたら、そしてもしその相手がHIVに感染していたら、
あなたやパートナーも感染している可能性があります。
あなたと今のパートナーが、お互いに今まで特定の人としかつきあってこなかったとしても、
HIVに感染しているかどうかはわかりません。
ですのでこの機会にHIVの検査をしてみませんか。
【問題7】
・HIV検査を受けられるのは保険所だけ?
→回答は「×」
■解説
保健所だけではなく、病院、クリニックなどでも
検査を受けることができます。
最近は自宅で検査できる性病検査キットと呼ばれるものも
あります。
保健所はお近くの保健所で匿名・無料で検査を受けることができます。
検査を受けられる時間は保健所によって異なります。
予約が必要な保健所もありますので、事前に電話で確認することをおすすめします。
病院またはクリニックですと有料になりますが、
匿名でも可能なところもあります。
HIV検査の受けられるクリニックは、性病科、泌尿器科、産婦人科などです。
検査受付については、費用や時間なども含めて事前に電話で確認してください。
【問題8】
・献血に行けばHIV検査を受けることができる?
→回答は「×」
■解説
献血された血液のHIV検査は、輸血を必要とする方への
血液の安全を確保するために行っています。
献血者のHIV感染の診断をするための検査ではありません。
ただし献血で採取された血液はHIV検査は実施するそうです。
ただし仮に陽性反応が出ても、本人には伝えられないことが
多いそうです。
※連絡先などを教えている場合は、お伝えすることもあるとのこと
しかしHIVの検査は専門機関で検査を受けてください。
【問題9】
・採血に使用された注射針から感染することはない?
→回答は「×」
■解説
検査施設や医療機関で使用されている採血に必要な注射針、注射筒、
採血管等はすべて滅菌されており、個別に使い捨てとなっていますので、
検査をしたことによって感染することはありません
【問題10】
・HIVに感染した場合、有効な治療法は全くない?
→回答は「×」
エイズを発症する前に最新の多剤併用療法を始めれば、
発症を遅らせ、他の慢性疾患と同じように入院することなく
定期的に病院に通うことで体調をコントロールすることが可能になっています。
「HIV感染=死」、ではありません。
早期治療が非常に重要だということです。
そのためにはまずは検査を受けること!!
それにつきるのではないかんと思いますね。
※多剤併用療法とは、治療効果とその持続性を高めるため、
複数の治療薬を組み合わせて服用する治療法をいいます。
治療は保険も効きます。
ここまでで、解答と解説をお伝えしてきました。
もともと知っていたこと、改めて知ったこともあったかと思います。
HIV感染者/エイズ患者が世界中で増え続けています。
日本も例外ではなく、若い世代から年配の方まで幅広い世代で
感染が広がってきています。
幸いHIV(エイズの原因となるウイルス)は感染経路や予防方法がすでに分かっており、
わたしたちの行動によってHIV感染を予防することができます。
また、治療法も進みエイズを発症することも防げる時代となりました。
感染している人が治療を受けられ、差別の無い社会で安心して
生きていくことができるように、そして自分自身や愛するパートナーを
守るためにもHIV/エイズについて正しく理解を深める必要があります。
そして誰もが気軽に検査できる世の中になればいいなと心から願います。