最近のHIVの感染者の傾向に、
50代以上の感染者数が増えているそうです。
例えば、熱が出るなど体調が悪いため、風邪かと思って病院に行き、
”念のため”ということでHIVの検査を受け感染が見つかったケースも
多いそうです。
エイズ治療専門の国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センターの
医師はこのように話しています。
「当院では3000人あまりの患者さんを診ていますが、
その5人に1人は50代以上です。
現実問題として、エイズは決して若い人の病気ではありません。
診断時の最高齢は男性で82歳、女性でも70歳を過ぎた方が通院中です。」
このような事実からも、まだまだ年配者の潜在的な感染者は
相当数いると思います。
こういった年配者の方は、風俗遊びをされている方も多く、
そこで働く女性に感染させ、またそのお店で遊ぶ別の人が感染する。
いわば負の連鎖ですね。
厚生労働省の担当者はこのような見解を述べています。
「日本ではそもそもHIVの検査数自体が欧米に比べて格段に少ない。
それでも若い人たちの場合は、つき合い始めたカップルが
“ラブチェック”として一緒に検査を受けることが珍しくないのですが、
中高年は検査にはほとんどいかない。実際の感染者はずっと多いのでは」
当院でもHIV検査をする年配者も増えてきています。
「オレはかかっているはずがない」
と思っているあなた!!
本当に大丈夫ですか。
自分だけいいというのではなく、みんなの問題として
意識することが大切ではないかと思います。
まずは勇気を出して検査を受けにいくことが
大きな一歩になります。
もし、あなたが病院に行く時間がないとか、
恥ずかしくて行きたくないとか、
そんな思いで検査をためらっているかもしれません。
その気持ちも分かります。
そういう方は、自宅で簡単にできる検査キットを
使う方法もありだと思います。
家族にさえナイショで匿名で検査可能です。
ふじメディカル

どんな形でもよいので、自分自身を守ってあげるのは
あなた自身しかいません。
では、あなたが少しでも早く性病の不安を解消できるよう、
心より願っています。