HIV検査で感染者がでました!? | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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こんにちは。ランドリーです。

今日は快晴ですね~本当に気持ちがいいですね!

こんな日は公園の日陰で大好きな唐揚げとビール片手に、
飲み食いできたらどんだけ幸せか。。。。ニコニコ

では今日はHIVの検査で偽陽性が出たケースをお話します。

先週の月曜日に50前半の男性がHIV検査(即日の抗体検査)に来られ、
結果陽性反応がでました。

ただ医師によると、陽性者は判定ラインで、
くっきり陽性の反応がでるのだけども、
今回はうっすらとしか反応はないとのこと。

分かりやすい図があったので掲載しておきますね。

性病検査方法を現役スタッフがお教えいたします-判定ライン


本人様も、まったくリスクのある行為はされていないとのことでした。

こういう時は、HIV陽性が出た場合の専門の研究所があるので、
そこで調査してもらうことになりました。

結果は陰性でしたグッド!

つまり偽陽性ということになります。


偽陽性とは、感染していないのに、抗体の交差反応
(HIV抗原とたまたま反応する抗体による反応のこと)などにより、
抗体検査で陽性となる場合があります。これを偽陽性といいます。


偽陽性率は0.5~1%とも言われています。

この偽陽性の原因は不明な点が多いですが、考えられる可能性としては、
他のウイルス感染に罹患した、または感染症の予防ワクチン接種後、
自己免疫疾患、肝炎、脂肪血症、がん、溶血、アレルギー体質、妊娠など
様々な推測があります。

特に妊婦は偽陽性のケースが多いみたいですね。

陽性反応が出た場合でも、専門の研究所で細かい分析による
確認検査になるので、確実な結果が出ます。

ただ、偽陽性とはいえ一度でも陽性反応が出た場合、
本当にあせるというか不安な気持ちでいっぱいになると思います。

自分だったら頭の中が真っ白にになりますねショック!

でもそこも検査をしてもないと分からないので、
やはり定期的なHIVの検査をお勧めします。