喉のクラミジアについて | 性病検査・性病の症状を現役スタッフが詳しく解説します

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性病科に務める現役スタッフだからこそ分かる
性病検査の種類や対処方法など詳しく解説していきます。

性病に関する正しい知識・情報を出来る限り発信していきます。

今回はクラミジアの咽頭の症状・検査方法などについて、
お話します。

個人差もありますので参考程度にしていただければと思います。


男性、女性共に咽頭炎は、自覚症状はほとんどないそうです。

自分の病院では、喉がすっと痛く風邪薬を飲んでもなかなか治らないので、
念のためクラミジアもしくは淋病の検査をしたら、
陽性だったというパターンもありますね。

※淋病については他の日に詳しく説明しますね

咽頭の検査は基本クラミジアと淋病が主流になっています。


また咽頭への感染経路は、ディープキス・オーラルセックスなどによるため、
コンドームを性行為時に着用していただけでは、防ぐことは困難
です。


そもそもキスやオーラルの場合、コンドームを装着してする人のほうが
少ないんじゃないかと思いますしね!!


ではどんな人が検査したらいいのでしょうか。

・風俗などでディープキス・オーラルセックスなどのサービスを受けた人

・仕事でオーラルセックスをしている人

・性器からクラミジア・淋菌が検出された人

・パートナーの方が感染された、もしくは感染の機会をもった

・ディープキスを含め、口での感染機会があった人

上げるときりがないですが、通常のパートナー以外の方と
性交渉(オーラルやディープキス)があった場合は、
念のため検査したほうがいいかなと思います。

また咽頭で陽性がでるのは女性の方が割合的に多いかなと思います。


※当院の医師によるとフレンチキス(軽いキス)の場合は、
感染の確率はほぼないとのことです。

検査方法ですが病院によって違います。

基本的に2種類ではないかと思います。

・喉の奥をスワブという綿棒で拭って検査する方法

・口腔内のウガイ液を検体とする方法

自分の病院では、うがい液で検査する方法を採用しています。
うがいだと広範囲で検出できるため、若干検出率は良いとの統計も出ているそうです。

検査方法は、うがい液を口に含み20秒ほどガラガラと
うがいをしていただき、そのうがい液を採取して検査します。
※結果は1日~2日ほどで分かるケースが多いです。

20秒間うがいをするって結構大変みたいですね(;^_^A


間違って飲んでも体に害はないですグッド!

尿や膣の検査では咽頭(のど)のクラミジアやりん病は検出できません。

オーラル行為も多い方は咽頭検査も併せて検査したほうが安心ではないかと思います。