性病で一番多いのはクラミジアです。
自分のクリニックでも、クラミジア検査で陽性になる方が
非常に多いですね。
感染経路は、性行為からの感染です。
気になる日から1週間~で検査可能と言われています。
検査方法は、基本以下の3つです。
性器・咽頭、血中です。
・男性(性器)→男性は採尿による検査
※自己採取
・女性(性器)→膣分泌物による検査
※自己採取
・咽頭の検査→男性・女性共にうがいによる検査
※病院によっては咽頭を綿棒で拭ったりする方法もありますが、
うがいで採取したほうが、統計上、検出率は良いそうです。
・血中→男性・女性共に採血による検査
この3つの検査をすれば、基本的にクラミジアに感染しているかどうか分かります。
血中の検査は、クラミジア抗体(IgA、IgG)検査とも呼ばれています。
※取り扱っていない病院もあります。
IGAは、現在感染しているかどうかを数値化したものです。
基本値の値より数値が上だと感染していることになります。
またIgGは過去に感染していたかどうか知ることができます。
ただし、この値が基本値より上でも心配することはありません。
あくまでも過去に感染していたかどうかの値ですので、
特に心配する必要はないそうです。
IgGは例えるなら、足跡のようなもので、この値が基本値に戻るのに
数か月かかるともいわれています。
性器や喉が陰性でも、血中が陽性の可能性もあるため、
うちの病院では、性器・喉、血中の3つの検査をお勧めしています。
理由としては、性器の接触は当たりまえですが、現在はオーラルやアナルなどの
使った性行為もされる為、念のため上記の検査を受けていただいています。
次回の記事はクラミジアの主な症状をお伝えしますね。