【ツイート①】
記事《時間がないとき、子どもにどう声がけする? 「早くしなさい!」はNGだった!/子どもに本当に伝わる言葉がけ》より
《記事概要》「早くしなさい!」こうなる前に、まだ余裕がある段階で「あとどれくらいで終われそう?(始めるの?)」と本人の予定を聞いておき、時間が迫ってきたら「まず靴下をはこうか」等何か1つ行動させる言葉がけをする。一番腰が重くなる最初の一歩のクリアが重要。
《感想》「あとどれくらい」と声をかけることで、子供に主体的に残り時間と向き合せ考えさせることができます。親から一方的に指示されたり怒られたりするよりも何倍も子供の思考力向上のためになるでしょう。
また「最初の一歩のクリア」は大人でも同じではないでしょうか。スモールステップにして問題のハードルを下げて、それができたら褒める。これは効きそうです。
【ツイート②】
記事《反抗期の子の言葉遣いにイライラ……「うざい」「ほっとけ」に対してどう声を掛ける?[教えて!親野先生]》より
《記事概要》中学2年生の長女がやるべきことをやらずにダラダラしています。「ちょっとは勉強したら?」と言ったら、「はっ? うざい。今ので、やる気なくなった」と言われ、「自分の部屋くらい掃除したら?」と言った時は「うっせえ! ほっとけ」と言われました。
《感想》第二反抗期は自我が発達して考え方が“大人”に近くなる時期。親が例えば職場の“大人”の同僚に「ちょっとは◯◯したら?」「自分の◯◯くらい◇◇したら?」とは言わないと思います。「相手は子供」と思っているとそういう言い方になってしまうのでしょう。考え方が大人に近くなりなり自尊心が高まっている時にこういう言い方をされれば、大人でもやはりカチンときます。同僚に対してであれば例えば「お疲れ様です。ところであの件は進んでいますか」等と配慮した言い方をするでしょう。
【ツイート③】
記事《2歳女の子の「イヤイヤ」勃発!そこにあらわれた“仏先生”が…「まじ神」対応の漫画に「スゴイ!」》より
《記事概要》(保育園にお迎えに来たママに下駄箱でいつものイヤイヤをする子供に対して保育園の先生が)「先生がお靴を取ってあげよう。これかな?」と保育園の先生が手をのばした先は…隣の靴。あれ?とママが思う間もなく、シュタッとはるちゃんは立ち上がり「それだ(じゃ)ないよ」と駆け寄ります。自分の靴はこれと指さし、仏先生の「もしや靴下も履けるのかしら…」の言葉に「でちる!」と自分で靴下と靴を履きます。
《感想》イヤイヤ期の動機には次の2つあるそうです。
①大人の言うこととは違う自分の気持ちがある事を主張するため
②自分の可能性を確かめるため
上記の「これかな?」と敢えて違う靴を提示することで「違う」という子供の主張を呼び起こし、更には、「もしや靴下も履けるのかしら…」と子供の可能性をくすぐっていて、正に動機の①と②を上手く使っているもの。その場で咄嗟にできるのはすごい!
【ツイート④】
(某CMより)「パパそれ貸して!」と父親が持っているiPadを借りる女の子。
《感想》このように子供が家族に頼み事をする時に、例えば「貸して」ではなく「貸してくれる?」と言わせるようにすれば、家族が「いいよ」と許諾し、それに対して子供に「ありがとう」と言わせる流れを作ることができます。「ありがとう」を言う習慣づけはとても大切です。
他にも子供が家族に頼み事をするケースは幾度となくあるはずですから、「……してくれる?」と頼む約束事を作っておくだけで、子供の成長に大きく影響します。
【ツイート⑤】
記事《「試合に出られないならやめろ!」スポーツ界でも“毒親”たちの“虐待”が…重圧で「眠れない」と泣く子どもも》より
《記事概要》夫は、高学年になってベンチにいることが増えた娘に対し「先発で出られないならサッカーをやめろ」となじった。なかなか試合に出られないわが子に苛立つようだ。練習や試合を見に行っては帰宅した娘に「もっと走れよ」と説教三昧。「自主練しろ」「朝練やったのか?」と厳しく迫り、「試合に出られないならやめろ」と言い放つ。
《感想》特にスポーツとなると、このように子供に干渉する父親が多いように思います。しかしこんな時こそ「父性の役割とは何か?」ということを考えさせられます。
精神科医の岡田尊司氏によれば、本来の父性の働きとは「子供との距離を取り、試行錯誤させながら社会への自立を促す」され、私は、これを受けて「見守り4支援」
を提案しています。
このことから、私は、父性による厳しさとは、決して子供を厳しい言葉で怒鳴ることではなく、子供が自分でできることは自分でさせることだと定義しています。
子供に助言するのはあくまでも子供からSOSを求めてきた時であり、その場合でも「…しなさい」のような命令、指示的な言い方ではなく、「…してみてはどう?」のような提案型でし、あくまで子供の自主性を尊重することが大切です。
【ツイート⑥】
子供の立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」という気持ちを表す言葉「親ガチャ」。
学歴を含め人生の結果を大きく左右するのは先ずは学習意欲。そしてそれを支える安定した人格だと思います。前者で大切なのは「積極性」が発達課題とされる3〜5歳で子供の好きな事に没頭させること。後者では子供の一生の人格に決定的な影響を及ぼす愛着の形成限界期である1歳半までに「赤ちゃんが望んだ事全てを満たす」(児童精神医学界の権威佐々木正美氏の指摘)こと。
それらは何れも「運任せ」ではなく、親の努力で変えられるものです。