【ツイート①】

記事《フジテレビ「監察医 朝顔」12月7日放送分より

 外から帰ってきた母親の朝顔と娘のつぐみ。

子「ママ、手を洗ったよ」

母「よくできました」


 これは、子どもへの望ましい対応として描かれているやり取りだと思います。言わば「当たり前のことでもほめる」という工夫で、これは「安心7支援」の「⑥子どもの中にある良さを探して褒める」の中で紹介している褒め方です。他にも「ドアをきちんと閉めた」「『おはよう』『お休みなさい』が言えた」「ご飯を残さず食べた」等、褒める対象はたくさんあります。

 特に、当たり前のことが当たり前にできないことが多々見られる昨今にあって、ほめる価値はあると思いますし、何よりも子どもが「お母さん(お父さん)は自分をいい子だと思ってくれている」と言う印象を受け、親子間の愛着を安定化させるものだと思います。


【ツイート②】

記事《子どもの反抗期をまねく親の間違った接し方3つ【心理カウンセラー根本裕幸さん】》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201202-00026651-mimollet-life)

Q. 15歳(高1)の息子がゲームばかりします。コロナによる自宅待機中からゲーム時間が劇的に増え、私(母親)が注意したら激怒するようになりました。それまでは激しい反抗はなかったのですが、急に、私が何を言っても嫌がるように。

A. 3点確認させてください。1つ目は、お母さんは「子は親の言うことを聞くべきだ」と思っていませんか? 2つ目は「私は正しい、息子は間違っている」と思っていませんかそして3つ目は「私の取っている行動は息子のためである」と思い込んでいませんか当てはまるものがあるとしたら、それこそが息子さんから煙たがられる理由なのです。

 思春期というのは、子どもから大人に変わっていく時期です。お母さんは息子さんをもっと幼く、小学生ぐらいの感覚で見ている、という印象を受けました。そうではなく、高校1年生の息子への態度に変える必要があります。息子さんは、子どもとして扱われることに反発しているのです。その反発の仕方が、息子さんの場合はゲームなのです。つまり、お母さんの接し方が嫌だから変えてほしい、という息子さんからのメッセージなのです》

第二反抗期は、早い子どもで10歳位から現れる場合もあります。その頃になったら、「いつ反抗期が始まるだろうか」と言う心構えで、我が子の変化を想定内で予測していると、この相談者のように慌てずに済むと思います。「急に私が何を言っても嫌がるように」なったら、「ああ、大人への階段を登ろうとしているのだな」と思い、本人の成長を喜び、シフトチェンジをしましょう。(→『【反抗期の指導】~子どもの発達に合わせて親も“ギアチェンジ”を~)


【ツイート③】

記事《産後直後のワンオペ育児がつらいベビーシッターの利用料っていくら?利用後の変化は?》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201126-00010008-ffield-life)

 以下は本記事に寄せられたコメント。

「子供を見ることそのものが辛いなら、ベビーシッターもありなのかもしれないけど、そうじゃない。赤ちゃんを見ながら、家事、炊事、仕事諸々、やることが多すぎるから大変なんですよ。私だったら、ベビーシッターより、赤ちゃんは自分で見るから、ご飯作って掃除して洗濯してくれる、家政婦さんに来て欲しい」

「赤ちゃんを見ながら、家事、炊事、仕事諸々、やることが多すぎるから大変」「赤ちゃんは自分で見るから、ご飯作って掃除して洗濯してくれる、家政婦さんに来て欲しい」、同感です。

 自分の赤ちゃんをベビーシッターに頼むことによって「愛着の選択性」(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12211600247.html)が妨げられ、複数の大人(母親とベビーシッター)によって世話の仕方が異なってしまうことで、その後の人生に大きな影響を与えるとされる「基本的安心感」を子どもから奪ってしまうのではないでしょうか?

「ご飯作って掃除して洗濯してくれる、家政婦さん」をお父さんが育休を取ってやって欲しいと思います。

 それにしても、こういう「ベビーシッター依頼」のような発想が生まれるのは、愛着不全が生まれたばかりの高度経済成長期に比べて、親子間の愛着が更に不安定になっていることの現れでしょうか?

 何はともあれ、母親も子どもも不安になるワンオペ育児には絶対反対です!😡


【ツイート④】

記事《世田谷の不明小6男児、横浜市で無事に保護》(https://news.yahoo.co.jp/articles/d57e1a85b5ec4d69f0a54f3e081d859152149a5d)

 見つかって本当に良かったです。

 兄弟喧嘩を注意されて家出したとのことでした。その場合「喧嘩両成敗」にすると両者にわだかまりが残りません。ポイントは「①子供の気持ちに共感する②「でもね」と続けて指導する」これを双方にすることです。(→『上の子を叱る時、ちょっとの「工夫」を 〜「始めに“共感”」「喧嘩両成敗」〜)


【ツイート⑤】

記事《小学校での「あだ名禁止」「さん付け義務」に賛否両論》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201104-00020090-toushin-life)

 何事もそうですが完全禁止措置は、それがあることのメリット(あだ名が持つ親近感等)まで大人の力で一方的に潰され子供は反発心を抱きます。程よくする自己コントロール力の育成の機会も奪われます。「何がダメで何は良いのか?」を考えさせるのが本当の教育だと思います。

 この事は家庭でも同様で、子供がゲームばかりしているからと言って急にコンセントを抜いたり使用禁止にしたりすると子どもは反発します。気分転換という良さもあるので、何故やりすぎると良くないのかを一緒に考えてやりながら、「1日◯分まで」という目標を守れるコントロール力を身に付けさせたいものです。


【ツイート⑥】

記事《「早くして」と言わなくても子どもが一瞬で動いてくれるスゴ技!》(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201107-00252993-diamond-soci)

《「早くお着替えして!」「早く食べて!」。大人は子どもにしょっちゅう「早く早く」と言ってしまう。よく考えると子供には「早くしなくちゃいけない理由」がないのでモチベーションがない。

 そこで、別の小さいお皿に人差し指の腹に乗るぐらいのご飯を載せて「これ食べられるかな~?」と聞く。そうすると子どもは「え、そのくらい食べられるけど?」って感じで食べます。そうしたら、「食べられたね!じゃあこれは?」って、今度はひとくちくらいの量を載せる》

少しの量から始めて褒めながら少しずつ量を増やす、というこの方法の良さは、子供を褒めていることと、子供に達成感をもたせていること。これらの働きで、子供の食事意欲は向上します。

 ただ、そもそも子供が食べようとしないのはなぜでしょうか?考えられるのは①命令口調であること、② “理由が示されていないこと、③子供の気持ちを汲んでいないこと等。

 それを受けた改善策は、① 命令口調を止めて「しようね」と穏やかに伝える。②「だからしようね」と指示とともに理由を示してモチベーションを持たせる。③「起きたばかりだからまだ眠いよね」等、先ずその時の子供の気持ちに共感してから、その後で食事を促す等。特に、この③については、元中京大学にいらした鯨岡峻先生の「擁護(受容)→教育(指導)」の指摘によるものです。

 なお、この事は食事に限ったことではありません。子供に生活全般の意欲を持たせるうえで大切なことです。