【ツイート①】
記事《小中学生の不登校18万人 過去最多に オンラインで出席扱い拡大》
《文部科学省の2019年度の調査では、病気や経済的状況以外の理由で年30日以上登校していない小中学生が、前年度から1万6744人増えて18万1272人と過去最多になった。不登校の要因を学校が1つだけ選ぶ形で調べたところ、最も多いのは本人の不安や無気力(39.9%)で、いじめを除く友人関係(15.1%)、親子の関わり方(10.2%)が続いた。いじめを挙げたのは0.3%だった》
→学校が把握している不登校の要因は、友人関係やいじめではなく、ダントツ1位が「不安や無気力」。3位が「親子の関わり方」。因みに、この「不安や無気力」は慢性的に安心感や自己肯定感が不足している表れと考えられます。このような日常的な症状の要因の一つとしては、毎日過ごす家庭の環境が考えられます。稀に、担任が気が付いていない“担任拒否症”もありますが、約39.9%と言う数字を見る限りそれではないと思います。
子供に安心感と自己肯定感を育む「安心7支援」(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)が重要になると思います。
【ツイート②】
《「早く宿題やりなさい!」と言ってもやらない子 親がどう接すればやるようになる?》https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201021-00010000-benesseks-life
《(例えば)勤め先で、いつもガミガミ言われたり「この人の言うことを聞いていいのかな」と不信感を抱いていたりする相手からであれば、なるべく言うことを聞きたくないと思うのではないでしょうか。親子関係も同様で、お子さまに(「勉強をしなさい」という)言葉が響かないことには理由があります。お子さまを責めるのではなく、「なぜ、私の言葉が響かないのか」というところまで振り返って考える必要があります。
「あれをしなさい」「これをしなさい」と言葉に従わせているだけでは、お子さまの主体性は育まれません。「宿題をやらない」という自己決定をさせることも一つの方法です。宿題をしないことを一度体験してみると、「ああ、やっておけばよかった」と後悔する子がいます。自己決定からどのような事態が生まれるのかを経験させることで、次の宿題への向き合い方が変わっていきます。
→ 「早く宿題やりなさい!」と言う親の言葉が届かないのは、親子間に愛着(愛の絆)が作られていない表れです。愛着があると子供が「言うことを聞きたい」「近くに居たい」「真似をしたい」等の気持ちになります。
普段から「安心7支援」(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12365150177.html)のような愛着形成行為が大切です。
また、子供の判断で宿題をやらなかった結果、みんなの前で先生に叱られたとなれば、そのリアルで辛い現実を親のせいにできるはずもなく、自分の判断の不味さに立ち戻らざるを得なくなります。正に記事の指摘通り「次の宿題への向き合い方が変わる」でしょう。
【ツイート③】
記事《「悪い母親だと思い込んでしまっていた」 上原さくら、生後6カ月の娘と離れ半日外出 “母親の気分転換”への意識が180度変わる》(https://news.yahoo.co.jp/articles/a4ffa7acc477e0fe07c6f83251e5b95dc12a9cfb)
「よくよく考えたら、時々友達と気分転換に遊びに行ったからって、娘(6ヶ月)の健やかな成長の妨げになる訳もない」と上原さん。
→「月に一度半日父親に子供を預ける」と言う上原さん。この投稿に若い読者から沢山の賛同が集まっています。
母親がストレスをためない事は間違いなく大切ですし、月に「月に1度半日」という上原さんの判断の頻度や程度の是非を論じるつもりもありません。ただ、有名人のこういう「時々友達と気分転換に遊びに行ったからって、成長の妨げになる訳もない」という根拠の無い断定的な考え方が一人歩きすることで、精神科医が指摘する乳児期の育児の大切さ(https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12364364609.html)が一気に蔑ろにされそうで怖いです。先日も、子供達を車に残して遊びに行った母親が子供を死なせて逮捕されたばかり。これが乳児なら、もっと少ない時間でも事故が起きる可能性もあります。でも本当の怖さは子供の成人後に分かるのです。
この考えが、世の中に広く知られるようになることを願うばかりです。
【ツイート④】
記事《岡田尊司著「発達障害と呼ばないで」幻冬舎新書》
《重要な事は夫婦間や家族間の葛藤が強い場合、子供の愛着に影響してしまうと言うこと。例えば、両親がいがみあっている状況で、子どもが母親の味方についている場合でも、父親と子供の愛着が不安定になるだけでなく、母親と子供の愛着も不安定になりやすい。子どもの前では、(夫婦での)諍いを避けるのはもちろんだが、影で(互いの)悪口を言うといった状況も同じ結果を招く》
→母親と子どもの仲が良さそうに見えても、母親と子どもの愛着が不安定になりやすいと言う意外な指摘。
母親が子どもの前で父親の悪口を言うことによって、子どもは「人の悪口をいうお母さん」というイメージを抱き、母親に対する信頼感を失うのではないでしょうか。
【ツイート⑤】
記事(あるユーザーのツイート)
《断言する。「赤ちゃんにはやっぱりママ」とか「パパがどんなに育児を頑張ってもママには勝てない」というコメントを出産前にもらったけど、全然そんなことなかったね。夫はオムツ替えもミルクも寝かしつけも全部こなせるし、私が夫から爪の切り方のコツを教わったこともある。母性信仰はやめて》
→一般的に精神医学では、赤ちゃんが生まれて先ず初めに信頼感を持とうとする(心の「安全基地」を持つ)のは、ある特定の大人とされています(それが一般的には母親)。初めて目の当たりにする人間社会において、始めから母親と父親それぞれ微妙に違ったお世話の仕方を受けると、赤ちゃんは戸惑うのだそうです。
このツイートのご家族の場合は、お母さんがとても良くお世話をして子供の気持ちが安定していたか、お父さんでも母性の気持ちを持ってお世話をしていたか、どちらかのために子どもが旦那さんでも泣かなかったのではないでしょうか?
この“断言ツイート”によって、「赤ちゃんには母親でも父親でもどちらでも構わない」と言う考えが広まる事は望ましくないことだと思います。
また、仮に父親で泣いたり、人見知りをしたりしても、決して悪いことではなく、母親を自分の安全基地として認識している証だそうです。
因みに母親との心の絆を結んだ後は、父親が母子分離を手伝わないと母子密着が起こり子供が母親に依存する関係になるリスクもあるそうです。それぞれの役割も役割を発揮する場面も違うと言うことだと思います。ある精神科医の本を調べてみると、母親と父親の働きには、次のような違いがあると書いてありました(→ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12394175173.html)。
【ツイート⑥】
記事《「すくすく子育て」(NHK)》
《小児眼科医の富田香さんは「特に2歳位まではスマホ等の画面を長く見せ続ける事はできるだけ避けたほうがいい」と指摘。眼球運動は子供が歩き始める頃に急速に発達するが、その時期に画面を長く見せてしまうと、その距離にしかピントを合わせることができなくなったり、画面の大きさでしか眼球運動が起きなくなったりする。眼球運動が上手にできないと、就学後に黒板やノートを見る等の活動に支障が出ることもある。》
→子供の大切な眼球運動を妨げると、その後の生活に大きな悪影響を及ぼすはずです。
また急に「もう見るのやめなさい」等と言って規制すると子どもは反発心を抱くこともあります。前もって「長くても◯分まで」等のような約束を決めておくと良いのではないでしょうか。もしも症状が深刻であれば、「トークンエコノミー」(→https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12180752068.html)による取り組みも考えられます。