【ツイート①】

記事《大田区女児放置死事件、逮捕母の養護施設時代と事件後の行動》

《彼女と同じ児童養護施設で生活した女性は「思い通りにならないと驚くほど態度が変わった。百人一首大会では札が取れないとイライラし、球技大会では張り切って練習していたのにチーム分けに不満があると途端にやる気をなくしていた」》との記事。

「かんしゃくを起こしやすい」「ムラっ気があり怒りっぽい」とは愛着障害の典型的症状(→ https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12277450211.html)


他者との愛着(愛の絆)が希薄な人は、特に自分の身近な人間に対してその症状を現しやすい。今回は娘さんがその被害者になってしまったのです。


【ツイート②】

記事《子どもが「習い事が多くて疲れた」と言う。幼稚園児の習い事、かけもちしても続けていけるもの?》(https://select.mamastar.jp/417985)

「本人が『辞めたい』『疲れた』と訴えてきたときには、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょう?」との記事。

心理学者エリクソンによれば、35歳頃の「遊戯期」は、子供らしい自発性に対して親がそれを抑圧する態度を示すと、自分の自発性に罪悪感を感じてしまう危険のある発達段階にあるとされています(https://kodomo-manabi-labo.net/erikson-developmental-stages)

 つまり「もっと遊びたい」という意思に反して親が「習い事をしなさい」と抑圧している場合は罪悪感の為に渋々通っている場合があることも。発達段階は言わば子供の本能とも言えるもの。本能に逆らって生活していれば早晩子供が壊れてしまうでしょう。


【ツイート③】

ある精神科医によれば、愛着(子供との愛の絆)から見た父性のタイプには次の4つがあるそう。

①愛情深く行動力のある父親

②愛情は薄いが行動力はある父親

③行動力は余りないが愛情は深い父親

④愛情も行動力も余りない父親


因みに、その精神科医の著書(「父親という病」ポプラ新書)では次のように指摘されています。

「献身的な(=愛情深い)父親(上記③)が、必ずしも良い子育てができるわけではない。小さい頃から受容的に接し過ぎ、子供にブレーキをかけることをしていないと、子供は誇大の万能感を持ったまま大きくなってしまう。遅くとも45歳頃までに父親の厳しい面を味わっていないと、後から歯止めをかける事は難しい。特に思春期になってしまってからでは手遅れだ」

 その精神科医によれば、昨今は「父親不在症候群」なる現象、つまり上記の「行動力」、いわゆる父親らしい威厳が希薄になっているケースが増えているそう。特に父性の大切な働きである世の中のルールに関わる教育については厳しさが必要です。

‪   因みに、必ず父親が必要と言うことではなく、母親が母性と父性とを場面(下記①と②)によって使い分けることができれば問題はありません。


【ツイート④】

記事《ムダに怒るストレスを回避! 子どもの叱り方ルールを3つだけ決めてみた》(https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_BabyCalendar_14346/)‬

「叱るポイントを明確にする(①命に関わること、②他人に不快な思いをさせること、③食べ物を粗末に扱うこと、以外は問答無用で叱らない)」との指摘。

 叱るポイントを絞ることはとてもいいことです。ただ即叱るのはこの世に2つとない命に関わることだけで良いのではないでしょうか?人付き合いは必須のスキルなので、即叱るが続くと対人関係に尻込みする事もありそうです。また「イヤイヤ期」には食べ物を知的好奇心の対象とすることもあると聞きます。本来の発達段階に関わる行動こそ「なぜ?」を考えてあげるべきではないでしょうか?


【ツイート⑤】

 ある情報番組で、芸人Yが「テレビでのコロナ批評を煩わしく感じている視聴者が多いのでは?」とした上で「(視聴者になったつもりで)二木だまれや!」とゲスト専門家の感染症専門家の二木医師をいじったかと思うと、その直後に「ニキビだまれや!」と続け自分の顔についての自虐ギャグをとばしました。普段からとても温厚な二木氏も、さすがに自身の名を出されたその瞬間、とても驚いた表情を見せました。二木氏のことは度々テレビで拝見していましたが、あんなに表情を乱した二木氏は見たことがありませんでした。それだけびっくりしたのでしょう。

 自分はギャグのつもりでも、脈絡がない状況下で突然相手にツッコミを入れると、相手がそう思っていない場合、トラブルになるリスクもあります。テレビには「ボーッとしてんじゃねーよ!」「真面目か!」等、相手にツッコむセリフが定番になっているギャグが溢れているので、子ども達も不用意に友達に言わないように注意が必要だと思います。

 事実、私も初任の頃、同様の事で、ある先輩からの信頼を失った経験があります。


【ツイート⑥】

記事《神経質過ぎる子育て、子どもに与える影響とは?》(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200707-00010004-benesseks-life)

「子どもは、保護者の言動には非常に敏感に反応し影響を受けます。例えば、子どもが転んだときに『大変! 大丈夫?』と大騒ぎしたら、子どもは自分は大変なケガをしたと思って泣き出すでしょう。逆に保護者が『これくらい平気よ。パンパンと払っておきなさい』と落ち着いて話したら、すぐに立ち上がって遊び始めるはずです」と専門家。

 子どもが転ぶのは、子どもが元気に活動している時に多いものです。子どもがそのような「探索行動」をしている時には、基本的に親のシフトは父性の「見守り4支援」が望ましいです。つまり、転んだ時に直ぐに援助するのではなく、転んだ我が子がその後どうするかを見守るくらいの姿勢が必要です。

 神経質な特性は自閉症由来による先天的な特質である場合が多いので、親が自分の性格を変えることは難しいかもしれませんが、知識として、子どもが「場面②」にいる時は父性の「見守り4支援」の働きを、「場面①」にいる時は母性の「安心7支援」の働きを加える、と覚えておき、シフトを意識的にチェンジさせると良いと思います。