【ツイート①】

 今日のニュースで、ある親御さんが「休校中にどこで過ごさせたらいいのか、学校からプリントが出ていないから分からない」とインタビューに答えていました。

 あくまで校外の生活は保護者の管理下にあります。こういう親御さんは、誤って無用なクレームを学校に入れてしまう可能性がありますし、おそらく自転車使用も学校の管理責任と誤解している可能性があります。

 この一斉休校の状況下で、子どもが屋外で自転車に乗る機会が増えるかも知れませんが、普段の子どもへの指導をきちんとしておかないと、大変な事態に巻き込まれる恐れがあります(「子どものいじめ、自転車事故で親に賠償金 〜神戸の自転車事例では9500万円!〜」参照)。

 また、報道によれば、「子どもが家では勉強しないから、学習塾は休塾しないで欲しい」との要望が出されているとのことです。学習塾は明らかに「濃厚接触」に当たる状況です。親の教育力のために、「基本自宅待機」とする国の方針が破られることは避けるべきです。

 今の状況は、「保護者」としての役割を見直す機会にもなりそうです。


【ツイート②】

 NHKニュースによると、専門家の話として、休校中の子供の行動について、イベントや人混みは避けるべきだが、公園等に遊びに行くのは、少人数なら構わない。スーパー等での買い物は、空いている時間帯に行き、帰宅後に入念に手洗いをすれば可能とのこと。

 因みに、厚労省からは「厚労省/新型コロナウイルスに関するQ&A(一般向け)更新」により以下のような指針が出されています。

「濃厚接触については、濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、『距離の近さ』と『時間の長さ』で判断する。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられる」

 因みにこの中の「一定時間以上接触」とは、たとえ互いに触れ合わなくても、会話をしたり作業をしたりする等の「交流」と考えられます。

 保護者には、この基準に照らし合わせて、自身で子どもの行動範囲を判断することが望まれます。


【ツイート③】

記事「広島カープも感染対策 チケット購入は離れて手続き

「チケット売り場には、直径約2メートルの丸い敷物が設置され、その中心に立つことで並んでいる人同士が接近しないようにしている」との報道。


 視覚情報を有効活用する自閉症スペクトラム障害支援発のユニバーサルデザインによる工夫です。自閉傾向は全ての人々スペクトラム(連続的)に分布しているため効果があるのです。

 どうしても手が離せない状況の時に、子どもに一定時間だけ行動範囲を指定するために、フラフープなどを活用するようなことは学校でもしています。

 このような視覚に訴えた工夫は、公共施設図記号「ピクトグラム」や、色別に表した駅のホーム表示等、様々な場面で使われています。