【ツイート①】

記事「「自分が描いた理想押しつけた」女児虐待死

「父親の船戸雄大被告は事件について、『私のエゴが強すぎて、自分が描いた理想を押しつけた自分の責任』等と話した」との報道。



   雄大被告のような“暴力虐待”ではなくても、評価の基準を親が持っている場合が多いのではないでしょうか。それも言ってみれば「親のエゴ」です。子供の中にあるものを評価の基準にするべきです。

   そのカギは、子供の中の“良さ”を見つける「横断的評価」と、子供の中の“伸び”を見つける「縦断的評価」にあります。(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12307925116.html)


【ツイート②】

記事「金づち?で女性殴られる 大阪の路上、容疑者を逮捕

「男は『騒音トラブルがあった』と説明。署は男の刑事責任能力について慎重に調べる」との報道。


   あるTV報道によれば「金槌で叩くという過剰な行為」「近所の住民は騒音について認知していない」「加害者が精神科医に通院していた」との報道も。聴覚過敏の自閉症スペクトラム障害(ASD)の可能性も考えられます。

   周囲の冷たい視線や否定的行動に接して感情が高まると、突発的に強いリアクションを示すことがあります。“怒り”という形に表れた一種の“パニック”です。パニックになった時は小学校低学年の子供でも大人が太刀打ち出来ません。そういう状態になった時には「手に持っている物の材質が何か?」ということは意識から飛んでいると思います。

    一般には理解が難しい事と思いますが、それは10年以上も前に発達障害者支援法(2005年)が公布されていながら、発達障害者の特性について世に周知してこなかった国の責任だと思います。


   なお、これ程の過剰なリアクションを示すASDの人達が自分たちとは違う世界にいる人達ではないことは、これまでもお話ししてきました。“知能”という特徴でグラフ上に表すとと、全ての人がスペクトラム(連続)的に分布しているのと同じように、“感じやすさ”という特徴でグラフ上に表すとと、やはり全ての人が連続的に分布しているのです。“知能”や“感じやすさ”が「0」という人は一人としていないのです。


【ツイート③】

記事「幼保無償化、1日からスタート 増税分で3~5歳児原則無料に

「3~5歳児は原則全世帯、0~2歳児は所得の低い住民税非課税世帯を対象に、認可保育所や幼稚園の利用料を無料にする」との記事。

   なぜ0~2歳児を全世帯無料にしないのでしょうか?「3つ子の魂百まで」と言われるように、子どもの人格形成は3歳頃からが重要だと考えてのことなのでしょうか?乳児期の子供にどんなことが起きているか(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12381656454.html)を考えて欲しいと思います。


【ツイート④】

記事「さいたま男児殺害事件 「本当の親」像に囚われる危険性指摘する声

「家族に“制御”が利くかが重要。例えば、子供と父親の間で衝突が起きたとすると、それを制御できるのはもう一人の親である母親(逆の場合も然り)。この第三者の存在が大切だが、父親と母親との間に大きな“勢力差”があると制御できない」との指摘。

   つまり、普段の両親の力関係平等であることが、“制御”の成否を握っているということですね。


【ツイート⑤】

「看護の院生さんの発表を聞いている。検温というのは、ただ検温しているだけでなく、そこで患者さんの状態をも把握するものらしい。しかし今はただ検温のみをしているケースが増えてきているという。見えない『これまで当たり前』の技を引き継ぐのは難しいのかも知れない」との、ある発達支援の専門家のツイート。

「今はただ検温のみをしているケースが増えてきている」とのこと。精神的に不安定になりがちな患者の検温。この中だけでも「相手を見る」「微笑む」「優しく言葉をかける」等の「安心7支援」の行為によって、患者との心の絆、つまり“愛着”を形成し、安心感を与えることができると思います。たかが検温、されど検温。

    家庭の中でも「たかが◯◯、されど◯◯」と言う場面は沢山あります。どれだけその場面に気づくことができるか?そこが大きな分かれ目になると思います。

P.S

   何と、このリツイートのツイート主ご本人(阿部利彦氏)から「いいね」を頂きました!😍



【ツイート⑥】

記事「アインシュタイン稲田 小学生から「顔キモい」に…返した言葉 相方語るメンタルの強さ

「(お笑い芸人の稲田が)大阪での営業先で、小学生から『お前の顔、きもい』と言われた際にも笑いながら『顔だけちゃうよ』と返したのだとか」との記事。

   これは、テレビで見た“イジリ”に影響され、現実世界にそのまま反映してしまった事例です。このように、子供はメディアに流されがちですが、そこは親が「人の顔や体のことを悪く言ってはダメ」ときちんと指導すべきです!

   言われた大人もギャグにしてはダメ。毅然とした態度で接してあげないと子供のためになりません。今のうちに指導していないと「子供から侮辱された」と捉え憤慨する大人に出会った時に重大な問題に発展する可能性もあります。