【今回の記事】

【記事の概要と感想】
「『競争』よりも『協力』を重視する教育は存在する。例えば、成績の順位をつけない、運動会で徒競走を種目に入れない、あるいは徒競走を入れたとしても順位をつけない、といったものだ。」との記事。


   ではそもそもなぜ学校が「競争」を避けるようになったのでしょうか?それはその「結果」にショックを受ける子供達が出てくる為だと思います。しかし問題は、「なぜ子供達がそれ程『結果』にこだわるようになったのか?」という事です。それは、子供達が良い「結果」を出せた時だけ褒められて、出せなかった時には叱られるという、親からの「条件付きの愛」による経験を繰り返してきた為でしょう。その為に子供達は「負けることはダメなことだ」という誤った価値観を身につけてしまうのです。
   事実、精神科医の岡田氏は、親がそのような養育をしたために子供に「不安型」の人格を身につけさせてしまうケースが多く発生していると指摘しています(⇨https://ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12256540130.html)。
   入学前に子供達がそのような経験をしてきた為に、就学後の運動会で自分が良くない結果に終わるとショックを受けるのでしょう。そういう子供が大人になった時には、失敗経験に弱く、仕事からドロップアウトするような人間になっているかもしれません。

   そのような子供にしないためにこそ、失敗をした時でも子供を無条件に愛する「無条件の愛」が必要になるのです。