【今回の記事】

【記事の概要】
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【感想】
   断っておきますが、これは実話です。
   あの「イヤイヤ」でさえ、褒められたら気持ちが安定する。改めて「褒める」効果の大きさを教えられました。
   しかし、この子の気持ちを落ち着かせたのは「褒める」という行為だけだったのでしょうか?

   私は以前次のような記事を投稿しています。
その中で私は以下のような事を述べています。

「『ちゃんとしつけよう』『ちゃんとさせよう』と意気込んで子どもの前に立っている親の表情態度はどうなっているでしょうか?眉毛がつり上がって、目はギラギラ?子どもが行動する前に次から次と繰り出される言葉は語気が強く、時には力づくでも子どもの腕を引っ張って言うことを聞かせようとするかもしれません。そういう時の親から発するえも言われぬ雰囲気を子どもは敏感に感じ取り、親に近づきにくくなり、更には親への反発心さえ生まれ、親の言うことを聞かなくなるのです。

   つまり、大人の表情、この事例で言うとおばあちゃんの表情です。「お手伝いしてるの?偉いわねえ」といった時のおばあちゃんの表情は記事の絵のようにきっと自然柔らかだったと思います。その柔らかな表情が子供の反発スイッチを「OFF」にするのです。


   また私は以前次のような記事を投稿しています。

愛着の話No.58〜反抗期の接し方②〜

その中で私は以下のような事を述べています。

「思春期が近づいたならば、子どもがどのように反抗するかを楽しみに待っていましょう。子どもも、そのような親に対しては、反抗しようとする気持ちが余り湧かなくなる(「のれんに腕押し」と言ったところでしょうか?)ので、反抗の程度は軽く、その期間も短いものです。」

   つまり、子どもがどのように反抗するかを楽しみに待っている親の姿勢はピリピリしていません穏やかです。つまり、親のちゃんと「させようオーラ」が弱ければ思春期を迎えた子供の反発心もそれ程激しく起きることはないのです。それは第一反抗期の子供でも同じだと思います。


   更に私は以前次のような記事を投稿しています。

愛着の話No.57〜反抗期の接し方①〜

その中で私は以下のような事を述べています。

子どもが反抗したら「そう、自分でやりたいのね」と言って子どもにまかせて活動の様子を微笑みながら見て(見守って)あげましょう。

やはり、その時の親の表情は穏やかです。


   その中でも特に感心するのは、子供を肯定的に捉えようとするおばあちゃんのセンスです。「自分がやりたい!」と意地になってはいますが、その子のしていることは本来お母さんがする仕事です。どんな事でも強情を張るのではなく、「自分一人でもお母さんやお父さんのようにできるんだ!」という自我の芽生え」による感情です。その行為の真意をくんで「お手伝い」と表現したおばあちゃんはさすがです。なぜ子供が一人でやりたがるのか?つまり反抗”の意味を理解していると、そういう発想が生まれるのです。


   このおばあちゃんの言動から、今度はお母さん自身が「そう、お手伝いをしてくれるのね。ありがとう。😊」と言うアイディアも生まれてきそうです。どうしても一人で任せられないときは、その後に「お母さんも一緒にしてもいい?😊」と言って、大切なところは何気なくお母さんがやってあげればいいのではないでしょうか?「ありがとう」と言われた後には子供もきっと「いいよ😊」と言うと思います。


   長くなり失礼しました。