【今回の記事】

【記事の概要】
※上記漫画記事を参照ください。

【感想】
 このお母さんのお気持ち、よく分かります。
ただお母さん自身もおっしゃっている通り、子供にとっては偽りのない本心による行動なのです。一度は、「よほど痛かったんだね」と共感してあげてください。それだけで、痛みから生まれる不安感が和らぎます

   どんな子供(人)にも大なり小なり感覚過敏の自閉症の傾向はありますが、このようにリアクションがオーバーな子供(人)は、その傾向が過度に強い自閉症スペクトラム障害(ASD)の可能性があります。外部からの刺激に対して敏感に反応してしまうため、過度なリアクションを起こすのです。
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また、感覚過敏のために不安感が強く急な環境の変化に弱いです。そのため、担任の先生や友達の強い言動急なルールの変更に対して拒否反応を示し登校を渋るようになる危険も高いです。

   また、生真面目な子供も自閉症の傾向が強いです。ルールが曲げられる(環境が変化する)事を嫌がるので、ルールや約束事を頑なに守ろうとするのです。
   また、人見知りな子供も同様です。ASDの人は、感覚過敏のために環境が変化する事に拒否反応を示します。つまり、今までは話したことのない人と話すという場面が苦手なのです。
   更に、細かいことにこだわる子供も同様です。できるだけ自分の安心できる環境を求めようとするのです。

   これらのタイプの子供も上記と同じ理由から登校を渋るようになる危険が高いです。

   私は以前に、感覚過敏の自閉症の傾向が強い子供達でも安心して登校できる学校づくりの在り方について以下のように投稿しています。ご参照頂ければと思います。

   また、これら自閉症の傾向が強い子供に対しては、普段からご家族の方が、安心感を増す「安心7支援」によって接することが有効です。