Royal Navyはイギリスの海軍。Navy は本来艦隊を意味する言葉であり、イギリス国王が保有する艦隊であったが、やがてイギリスの海上戦力に係る組織全般を意味するようになった[1]。日本語では、イギリス海軍、或いはイギリスの通称である英国から、英国海軍や英海軍とも表記される。連合王国の軍隊となったのはイギリス軍の中では最も古く、19世紀の初めから20世紀中まで、世界でも屈指の海軍であった[2]。1815年から1930年代後期までイギリス帝国の世界的な影響力をもつ組織として確立させる過程において最も重要な役割を果たした。第二次世界大戦では、海軍は約900隻の艦艇を保有した。冷戦の間、主に対潜水艦戦の艦隊に再編され、大部分はGIUKギャップで警戒任務に投入された。しかし、ソビエト連邦の崩壊により21世紀の役割は、世界的な遠征作戦に対して焦点を戻した。
イギリス海軍は核兵器を保有しており、2011年の時点で軽空母、ヘリコプター母艦、ドック型揚陸プラットホーム、弾道ミサイル潜水艦、原子力潜水艦、ミサイル駆逐艦、フリゲート、対機雷艦艇、哨戒艦、補助艦隊などの合計98隻が海軍の戦闘序列に寄与している。
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