柏レイソル 2-1 北海道コンサドーレ札幌
2024明治安田J1リーグ第15節@三協フロンテア柏スタジアム
水曜日の湘南戦で劇的勝利を収めて迎えた、日立台3連戦の2戦目。
ここから巻き返していこうと、熱い応援を求める手書きの横断幕が、来場したサポーターを出迎えました。
準備していたのはこれだけではありません。
チャント「アンゴラ」の歌詞を引用した2つ目の横断幕で、アップ中の選手の闘志に火をつけました。
対戦相手の札幌は、現在残留争いに巻き込まれています。向こうも向こうで、この一戦にかける思いは尋常ではありません。
それが伝わったのが以下の写真。
これを見たレイソル側のコルリが、「向こうも用意してきてるからこっちもしっかりやろう」とサポーターを煽っていたのが印象的でした。
ここからは、アップ中の選手にフォーカスしていきます。
5月に入り、リーグ戦4試合連続でベンチ入りした鵜木。水戸での武者修行を終えて帰ってきました。
確か鳥カゴでパスをカットして、喜んでいる表情ですかね。
松本や山田雄といい、レンタルバックした選手が多く活躍しているので、ぜひ鵜木も続いて欲しいですね。
この試合は「日立システムズDAY」と題して開催されました。
先週入場後に、(株)日立システムズの柴原社長による花束贈呈・始球式が行われました。
試合の方ですが、レイソルが先制に成功しました。
20分のCKで、細谷のすらしがファーの犬飼まで届くと、ヘディングで折り返します。そこにフリーの戸嶋が詰めてネットを揺らしました。
24分、先制直後に大ピンチを迎えます。
相手選手に抜け出されて1対1の大ピンチを迎えたものの、松本の体を張ったスーパーセーブが飛び出し、同点は許しませんでした。
1対1を止められた相手選手がすぐに松本に声をかけたのは、素晴らしいですよね。
このように前半は無失点で凌いだものの、後半は開始早々に同点を許してしまいました。
同点ゴール以降にも、あわや逆転弾かという場面があったことから、札幌に主導権を握られているのは明白でした。
それでも後半AT、ドラマが待っていました。
途中交代で入ってきた鵜木が右足でクロスを上げると、ジエゴが頭で合わせ、劇的な勝ち越しゴールを決めてくれました。
残りのATもゴールに迫られる展開が続きましたが、2戦連続の劇的弾を守り切り、2-1でレイソルがリーグ戦連勝を遂げました。
振り返ると、「現地」でリーグ戦の勝ち試合を見れたのは、2022年4月以来でした。"GLORY OF REYSOL"も久々に聴けました…
場内を一周した選手たちは、サポーターと勝利のフェスタで喜びを分かち合いました。
先制弾の戸嶋がお立ち台に。
自身のチャントの原曲である「笑っていいとも!」になぞらえて、「水曜日も来てくれるかな?」とタモリさんっぽくサポーターにコール。
もちろん、柏熱地帯からのレスポンスは「いいとも!」でしたね。
お待ちかねのロレンソ。中心部に密集して、飛び跳ねます。
画像右側に写っていますが、バブル期を彷彿とさせるジュリアナ扇子を持参してるサポーターが印象的でしたね。
また個人的な話になってしまいますが、「J1リーグの試合」でロレンソを見れたのはこれが初めてになりました。J2降格や、J1に戻ってもコロナによる応援規制がありましたからね。
井原監督やタニクリコーチといった首脳陣。
彼らが標榜する「いい守備からいい攻撃」に結果がついてきたことで、どこかホッとしている様子に見えます。
柴原社長が再び登場し、ジエゴに日立システムズ賞を贈呈しました。
出身地である三重県にちなみ、松阪牛10kgがプレゼントされました。
これには柏熱地帯のサポーターも「松阪牛」コールで盛り上げます。
ピアノ(食堂の愛称)での食事がいつも以上に豪華になりそうですね。
水曜日のルヴァンカップも野田の劇的弾で勝利。レヴァークーゼンばりのミラクルを連発させ、公式戦3連勝を飾りました。
そして次節は、同じく筆者が応援するフロンターレとの直接対決。等々力では2017シーズンの天皇杯以来勝てていませんが、苦手意識を払拭できるのか、あるいはフロンターレが相性の良さを見せるのか、楽しみなところです。
【おまけ】
昔はキックオフ直後によく見た、レッドリバーのイントロに合わせてジャンプする光景です。
どこか懐かしくなりました。