川崎フロンターレ 0-1 FC町田ゼルビア
2024明治安田J1リーグ第7節@Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1初昇格ながら、試合前の時点で首位の町田との一戦。
フロンターレは、出場停止のマルシーニョに代えてルーキーの山内を先発に抜擢しました。これがめでたいJ1初先発になります。
また、アンカーのポジションはゼ・ヒカルドが務めます。この選手もJ1では来日初先発になります。
スーパーカップの時に印象的だった選手がスタメンに選ばれ、期待感が高まりました。
そして、高井がU23 アジアカップに出場する日本代表メンバーに選ばれました。この試合が、出国前最後のリーグ戦になります。
対戦相手の町田からも、平河と藤尾が選出されました。
場内アナウンスで紹介された際には、敵味方問わず3人に向け大きな拍手が送られました。
町田は、フロンターレにゆかりのある選手がベンチ入りしました。下田は2018シーズンから3年間、フロンターレに在籍。
移籍後初ゴールとなった逆足ボレーを生で見れたことは、今でも忘れていません。
選手の練習中、町田のマスコット「ゼルビー」も姿を現しました。
ふろん太、カブレラと健闘を讃えあう微笑ましい光景も見ることができました。
両チームのサポーターは共通して「Love Me Tender」で選手を出迎え、ボルテージが高まる中で試合が始まりましたが、首位の町田に先制を許す恰好となりました。
序盤から、相手の縦に速い攻撃になんとか対応していたものの、32分についに失点を喫してしまいました。
1点ビハインドで迎えたハーフタイムには、後援会員向けの新イベント「川崎スプリント」が初めて開催されました。
ふろん太とカブレラが待つゴールまで、謎のスプリンター「スプリン太」と競走し、挑戦者が勝利すれば豪華景品がもらえるというもの。
少し後ろからスタートするハンデを背負いながらも、圧巻の走りを見せたスプリン太が勝利。
この場合は景品が次回へキャリーオーバーされるので、足に自信のある後援会員の方は応募してみては?
後半からは、山内とゼ・ヒカルドに代えて遠野と瀬古を投入。攻撃の活性化を狙います。
1点ビハインドを背負っている状況のフロンターレですが、50分、ゴール前での混戦からヘディングシュートを決められ、2点差に……
……と思いきや、VARによるチェックの結果、ゴールの前のパスでオフサイドがあったため、町田のゴールは取り消しに。フロンターレは命拾いしました。
56分には、プレスをかけたエリソンと相手DFが交錯し、一触即発の事態に。エリソンにはイエローカードが提示されました。
いち早く寄ってきて相手を落ち着かせる様子からも、脇坂がキャプテンに選ばれた理由がわかりますね。
66分には、家長に代わって小林がピッチに入りました。まずは同点に追いつくため、CFタイプの選手を増やします。
71分、瀬川のスルーパスに抜け出した小林が、相手GKと1vs1の局面を迎えます。相手GKは、躱そうとした小林を倒し、DOGSOで一発退場に。フロンターレが数的優位に立ちました。
このファールで得たFKはエリソンが蹴ったものの、得点には繋がらず。
フロンターレは最後まで1点差を追いつくことができず、ウノゼロでの敗北に終わりました。
フロンターレの選手が場内を一周した後、町田の下田がGゾーンまで来てくれました。
負けた悔しさも当然あったとは思いますが、サポーターの方々は暖かく迎えていました。
今シーズンはまだ逆転勝利がないフロンターレ。先制されるとひっくり返さないのが気になりますね…
また、磐田・町田の昇格組に連敗しており、これらの要因が響いて16位と苦労しています(第8節終了時点)。
次のホーム戦は、同じく今シーズンに昇格し、かつて川崎を本拠地としていたヴェルディとの一戦です。そういえば、ヴェルディが昇格前最後にJ1でプレーしたのは2008シーズンで、最終節の相手はフロンターレでしたね。残留を目指すヴェルディに引導を渡した、憲剛のスーパーミドルが印象的です。
お互いにただならぬ思いのあるチーム同士の戦いになりますが、現状を打開するきっかけになることを願って応援します。
(追記)
スタジアムDJの林毅史さんの声が、いつもより聞きにくかったのが気になりました…
ご本人のSNSによると、当日の朝から気管支炎を発症してたそうです。
端的に要件を話しますと今日のスタジアムDJは私本人です
— 林毅史//株式会社プロトス代表取締役 (@purotos_2008) 2024年4月7日
朝から重度の気管支炎になり声が全く出なくなりました
ご不快な思いをさせて本当に申し訳ございませんでした
放送チーム、そして小森さんありがとうございました
この30年間で今まで一度も声が出なくなった事はありませんでした#frontale
その後、治療が順調に進んでいることをSNSを通じて知り、安心しました。一刻も早く、万全な状態に戻られることを祈っております。