川崎フロンターレ 0-0 (PK 8-7) 柏レイソル
天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 決勝@国立競技場
筆者が応援する、川崎フロンターレと柏レイソルの頂上決戦を観てきました。
KO2時間前のスタジアム周辺では、ジェイアール東日本企画が運営する応援広告事務局「Cheering AD」が企画した、フロンターレ応援アドトラックを見れました。スタジアムに入る前から、かなり気持ちが高まりました。
公式のTシャツとタオマフを早速購入してから、入場口前のモニターを記念に撮影。
レイソル側スタンド前では、小さなピッチでサッカーを楽しんでいる人がいました。
これは「ウォーキングフットボール」というイベントで、必ず歩いてプレーすることで接触のリスクを抑え、誰でも気軽にサッカーを楽しむためのものなんだとか。
いよいよ練習開始。先にレイソルのGK陣が登場。
守田はベンチ入りしてませんが、練習パートナーとしてサポートします。
続いてフロンターレ、ふろん太・カブレラと並んでゴール裏へ一礼。
FP陣が登場する直前、ファイフロの司会を務めていた高階亜理沙さんが登場。ゴール裏のサポーターへメッセージを伝えました。
ウォーミングアップ中、両チームのゴール裏はそれぞれのやり方で選手たちを奮い立たせます。
フロンターレの方は、天皇杯初優勝を成し遂げた2020シーズンユニフォームのビッグフラッグで鼓舞します。
一方レイソルは、手書きの横断幕です。調子が上向かず、ネルシーニョと袂を分かつこともありました。ここから井原監督と共に、新しいレイソルを作り上げていこうという気概が見えます。
試合前のマッチボールセレモニーには、デフサッカー日本代表の松元選手、古島選手が登場。
続くカップセレモニーは、東京ヴェルディの全身・読売クラブで3度の優勝に貢献した、加藤久氏が務めました。
オープニングセレモニーでは、よさこいチーム「CHIよREN北天魁」と和太鼓グループ「彩-sai-」によるコラボレーションパフォーマンスで、サポーターを盛り上げました。
これをパノラマで撮るべきだったよな……
選手が入場してきました。
陸上自衛隊3等陸曹・鶫真衣さんによる国歌斉唱を経て、いよいよキックオフです。
前半は下馬評と異なり、レイソルが試合の主導権を握っていた印象です。4-4-2のブロックで構え、ボールを奪うとサヴィオの個の力も生かしつつ、細谷・山田に向けて縦パスを入れるという狙いが見えました。
フロンターレもボールを持った時には、いつものように止めて蹴るパス回しを軸に、ロブパスも織り交ぜるスタイルでゴールを狙います。それゆえ、ターゲットとなるダミアンが自ずと厳しくなっていきました。
画像のように、ファールを受けたダミアンが不満そうな様子も見られました。
前半はスコアレスで折り返した訳ですが、CKの本数もレイソルの方が断然多く、より得点の可能性を感じました。
余談ですが、支配率は60:40でフロンターレの方が高かったそうです。印象だけでは測れないものですね。
ハーフタイムには、マスコット同士が戯れているのを撮れました。この2匹がサシで絡むのは、カップ戦の決勝でしか見られない激レアな光景でしょうね。
後半はフロンターレがボールを持つ時間が増えていきます。後半開始早々に敵陣中央でFKを獲得したり、少しずつ先制点の予感が高まってきました。
レイソルは前半と同様、今大会1点しか失点のない固い守備で構えるスタイルを継続します。球際の攻防が激しさを増し、高嶺がダミアンに手を踏まれる、立田が鼻から出血するというアクシデントもありました。
69分、この試合一番の決定機を迎えます。サヴィオが蹴り出したボールが山村と大南の間を抜けると、これに細谷が飛び出します。プレスバックした大南のチャージを受けつつも、ソンリョンと1対1の局面を迎えましたが、最後のところでトラップが大きくなり、ボールはソンリョンにキャッチされてしまいました。
細谷のフィジカルの強さが見れた場面でした。もしもあのチャージで細谷が倒れれば、決定機阻止でレッドが出ていたかもしれません。
フロンターレも後半途中から、家長をトップ下に置いた4-2-3-1にシステムを変え、どうにか先制点を挙げようと手を打ちましたが、結局90分間でゴールは決まりませんでした。
ここから30分間の延長戦に入ります。ここから試合はどのような展開になるのか、次回へ続く…