三輪明神の大神神社へ。

心の母であり師(と勝手によんでいる)
ホームステイにもきていただいた
占い師・風水診断もされる
三原みなえさんさんに教えていただいて、
奈良県の三輪明神へお参りにいってきました。

前から知ってはいたのですが、行こうと思ったことはなかった場所。

本能的に「行かねば!」と思い

母と、長男と一緒に出かけました。

この三輪明神 大神神社は、日本最古の神社といわれていて、自然信仰本来の形として、山全体が御神体になっています。

2の鳥居をくぐった瞬間から気が違っていて、境内は、丁寧に掃き清められており、澄み切っている感覚がしました。

長男も繊細に感じ取っているようで、
「なんか、空気が違うかんじがするね」と言っていました。

ヒルデガルトの修道院の教会堂も、こんな空気です。

もちろん種類は違うのですが、やはり聖なる場所はつねに清められているのだなと改めて感じました。
自分の住まいを清める、掃除するということの大切さを理解できました。

社務所で受付をすませて門をくぐって、山を登っていきます。

途中、裸足で修行しているかたが下山してこられるのをみて、わたしもハイキング用のサンダルを脱いで、頂上まで裸足で上りました。
聖なる山のエネルギーを足裏からとりいれ、余計なものは浄化します。

歩いている途中、いろんなことが頭の中をぐるぐると巡りました。

御神体である山の中は、写真撮影は禁止なので、
様子をおみせすることはできないのですが、
緑がうっそうと茂る中、道は心地よく自然に整備されていたので
裸足でも大丈夫でした。

途中、

渓谷のような場所があったり
滝があったりと、

荘厳な雰囲気が漂っていて、
砂がきらきらと光っていました。

長男は ひらりひらりと、
身軽に、まるでかもしかみたいに
山道を上っていきます。

母はゆっくりゆっくり。

わたしはその中間で、

踏みしめるように、

一歩、一歩、

ひとり、登っていきました。

心の中で、
考えていたり、祈っていたりしたら、
ある場所に来たとき、

苔むした緑と木々が一層、
濃く感じられ
まるで包まれているような気持ちになり

石も木々も、
土もすべてに神が宿っているということを感じました。

一瞬、

「あぁ、そうか、わたしはこの世界の一部なんだ」

と、自然に涙がこぼれました。

ドイツで2ヶ月前に夫が怪我をしたときは、
ショックといろんな感情が混じりあって地獄というのはこういうことがと思うくらいに眠れぬ日々がつづきました。

でも、それと同時に地球には、もっと辛くて、こういう想いで生きている人もいるんだなということも感じました。

わたしは すごく幸せの中にいたのに、日常生活っていうものは、単調に過ぎ去っていくもので、それが
当たり前で気がついていなかったし、

昨日も、今日も、当たり前に存在すると言うことこそが、
当たり前じゃないんですよね。

でも、そっと支えてくださる人たちや

遠くから励ましてくれたかた、
そんな必死な毎日の中で、
天の救い としかいいようのないこともおこりました。

さまざまな学びがあり

わたしが(実は大切にしていた)
様々なネガティブな感情や想いはちっぽけなものだったのだと、ほこりを払うように、消えていきました。

今を生きるということを感じながら、

人生、なにがあるかわからないけれど、
山の上には、お社があり、
そこで祈って、しばらく瞑想をしました。

面白い瞑想のヴィジョンがわいてきて、すごくエネルギーに満ちた場所なんだと感じました。


すべてのことは必然でおこっていて

すべての人とも必然で出会っている と考えると


なぜ?この人と、このタイミングで出会っているのだろうか?

なぜ、こんなことがおこるのか?

ネガティブなことも、ポジティブなことも、
うきうきすることも、辛くて切なくなるような想いも。

地球の上では、時間があるけど、
その時間も経てば理解できるのだと感じました。


だから、精一杯今を生きていくのだ。

さて、
カモシカくんの長男は、時折 静かに木陰から飛び出してきて待っていてくれました。

長男も12歳。

お母さんは、これからも、ゆっくりだけど 歩いていくよ。
こどもたちは、もう 先に歩いて 先導してくれるように、
そして自分の道や、今を歩いていくようになるのでしょうね。

山の上での祈りは、本当に気持ちがよくて、
下山した神社の湧き水、「薬水」が喉を潤してくれました。

マイルドな喉越しで、おいしい~~。

こちらはドイツに持って帰ります。

愛する夫へのお土産に。
早く回復するように。

衝撃的な事故だったので、それがショックだったのですが、実際は骨折だけで済んだのは不幸中の幸いでした。

毎日、リハビリにもとりくみ現在は元気に回復中です。

時間はかかるかもしれませんが、
三輪山の山並みや、緑の力に
生きていることに感謝だなぁという思いがわいてきました。

神秘的な山登り。

といっても往復2時間ほどなので、それほど大変ではありません。

日本は神々の国。
あぁ、日本に生まれて良かったと感じました。

みなさまに、三輪山ではぐくまれた聖なるエネルギーがとどきますように!