またまた岩手県の旅の途中ですが…
この日の旅の始まりは、ようやく神奈川県でも桜の開花宣言🌸のあった日…
地下鉄関内駅より市営バスに乗車して🚌💨
本牧バス停🚏にて下車…
ここから徒歩で、神奈川県の名勝・三溪園へと向かいます
バスを下車した途端に、雨が降り始めるなど、相変わらずの「雨男」絶好調振りではありますが…
三溪園ではこの日、桜の開花時季にあわせてライトアップ(4月2日まで)がなされ、桜と庭園が美しい光景を望むことができます
約20年ぶりの三溪園
以前は500円ぐらいだった入園料、現在では900円を支払って💸
いざ突撃
もちろん、入園前から分かっていましたが…
まだ、桜一分咲き
で そもそも三溪園とは、明治から昭和にかけて活躍した実業家・原三溪によって造られた日本庭園です。
横浜本牧に広がる175.000㎡の起伏ある地形を持つ園内には、京都や鎌倉などから集められた三重塔や茶室などの歴史的建造物が巧みに配置されています。
季節ごとに咲き誇る、梅、桜、藤、蓮、紅葉などの花々や鮮やかな新緑…
これらの花々たちが、歴史的建造物を一層、際立たせ、古建築と自然が調和した姿を楽しむことができます。
広い広い園内は、内苑と外苑とに区画され、残念ながら、内苑は17時以降だったか、立ち入りは出来ないとのことで、因みに、こちらが内苑への入り口。
内苑は原家が私邸として使用していたエリアとなり、主に花を中心に楽しむ外苑に対して、内苑では古建築で構成された繊細なつくりの庭が広がるそうです。
中でも約350年前の紀州徳川家の別荘建築・臨春閣は内苑の景観の中心をなす建物とのこと。
一方の外苑は、1906(明治39)年に一般向けに公開されたエリア…
京都の燈明寺から移された約550年前の建築とされる三重塔がシンボル的に配され、四季折々の花を中心に楽しめます。
観心橋を渡る頃になると、そろそろ日没となり、あちらこちらでライトアップのあかりが灯るようになりました
こちらが旧燈明寺の本堂。
原三溪がその当時、建造物等を移築し、庭園を作り上げたことに関しては…
芸術的な観点からの評価と合わせ、歴史学的にも高く評価されてしかるべきとのことで…
江戸時代から明治に世の中が変わった際は、日本国内において、様々な点で大きな変革がもたらされました。
欧米列強と肩を並べることを目指し、西洋文化が 推奨されるようになると、旧来の日本文化は古臭く、役立たないものと軽視されるようになり…
また、国家による神仏分離及び神道の奨励は、仏教を蔑ろにする風潮を生み出し…
極端に廃仏毀釈などで仏教文化自体を否定し、棄却する流れすら生じてしまいました。
けれども、日中とは違う表情のライトアップされた園内を、もう一周
歴史的、芸術的に価値の高いものが省みられることなく失われていった時代に、原三溪は伝統ある文化、歴史の遺産を大切に守り継ぐことを…
ここ三溪園で個人の力で展開し、尽力した結果、往時の姿を我々の時代に残してくれたのでした
そんな三溪園の20年ぶりの訪問となりました
三溪園の自然に囲まれた風景ではなく、川沿いを京急線が走る横浜な桜の名所ですが…
桜鑑賞には相応しくはないロケーションですが、日中、しかも晴天の日は、川沿いがとても綺麗に彩られます
例年に比べて遅い開花となりましたが、今年も雨の日々が多く…
けれども、まだしばらく、桜が楽しめそうですね🌸
おしまい