一生モラトリアム。好きなときに寝る!17歳高校中退、世界半周、タイで大学・就職・タイ人の奥さん、娘二人。阪大経済修士。一応個人事業主。県立大博士絶賛休学中。理論はできても投資はダメ。双極性障害です。
そういう会員があるんですね、特別旅行者ビザといった感じで労働禁止の5年から20年の長期滞在ビザです。僕もこれの一番下のイージーアクセスの会員になりました。これがまあ、ヒマなんですね。朝は近所の市場で朝食です。中はこんな感じです。昔より広く清潔で、お値段すこーし高め、種類変わらず。汁そばナムサイ(透明スープ)を注文、言わないと、血が混ざった黒濁色のスープになります、それがデフォルトで、タイの人はそっちがおいしいとおっしゃいますが僕は苦手です。右下のけっこう大きな四辺形も血のかたまりで、申し訳ないが残します。デザートは屋台のパパイヤ持ち帰り、自己責任。できるだけ早く食べ、食べ過ぎない、をマイルールにしています。平日動けると、大型量販店がガラガラなのもいいですね。ここは全国展開していいる「ロータス」の店舗。土日はごった返します。量販店では必要なものだけ買うようにしています。ついついお得だと思って買いすぎると部屋のスペースを無駄に取られますから。見えにくいですが、ドーナツはおやつです。カオマンカイ(チキンライス)も一応買っておきました。水やソーダはコンドミニアム併設のセブンイレブンで買って、消防士用エレベーターで自分で運びます。それで部屋の掃除ををしたり、カオマンカイを食べたりするんですが、昼の時間はまだいいんです。午後6時、7時、と辺りが暗くなってくるとだんだんさみしくなってくる。家族だんらんの時間です。LINEの家族グループでビデオ通話をする。家族を話す時間は日本にいたときより増えました。だいたいこの時間は僕はミナミにいました。しかしビデオ通話が終わると行ってしまうんですね、夜の街に。もうお酒は飲まないのでパイナップルジュースのソーダ割りを飲んでいます。そんなものはメニューにないです。どうするか。両方注文して、自分で混ぜているんです。今はもう無い自宅を彷徨うゾンビみたいですね。
もうタイに着いて3週間です。出国とフライトは無事にすみました、あっけないほどに。心配していたパニック障害も出ず、2年間断酒している酒に頼ることもなく、精神科医の処方してくれた睡眠薬だけでJALの深夜便でぐっすり。入国もあっけなく、スクムビット通りのソイ55(トンロー)にあるCentre Pointに投宿。ここは日本からビザ取得のためにちょっと良いサービスアパートメントを5泊だけ予約して、その間にアパートを探そうと思ってたのですが、結論まだ居ます。タイに着いてまずはカオサン通りへ旧友に会いにいって、共通の友人の消息を尋ねました。あとはところ変われど、ノンアルビールにレッドブル、タバコとYouTube。「ハイネケン0.0」というのは、味がうすいですね、サントリーの「オールフリー」のタイ進出を心より願っております。タイっぽい写真はっておきます。いろいろ雑務をこなそうと思っていた矢先、下血しました。これは2年前の肝硬変からの食道静脈瘤破裂の再発かと当地で高名なサミティベート病院へ行きました。ここでは英語の「Liver Center」の下に「消化器内科センター」と書いてあるほど日本人が優遇されています。結論、痔。胃カメラをやりましたが、日本では半覚醒状態で一日入院、タイでは全身麻酔で半日入院。日本のほうが安全なのでしょうが、タイはラクでしたね。このへんで、いったん、記事で上げる予定だったのです。しかし、私は見てしまったのです。精神科医の厳封の診療依頼書の中身を、そこには「manic」というコトバのラレツでした。ワタクシは、この2年の不調を「双極性障害」とも診断されていましたが、ただの躁状態だったというわけです。私の精神科医は、「当人は当初から躁状態でコントロールを試みるも、お喋りになったりふさぎこんだり波はあるものの、全体的に躁状態のレベルが上がっていき、この度、周囲の反対を押し切ってタイへ一人で行くという決断をしました。どうぞ貴下的ご診察を、」と〆ていました。そうなると躁患者のワルい癖で、「じゃあ、この、ビッグ・ウェーブに乗るしかないな!」それから2~3週間のことはあまり思い出したくありません。ナナプラ、オブセッション、カオサン通り、ソイカウボーイ。十代に戻ったような蠱惑的なバンコク、様変わりしているようで本質は不変。そして二度目の入院。ひどい下痢です。仏罰。まだ下痢は続いています。お食事中のかた、すみませんでした。今週から心改めて大学回りをしております。ではまた。
第2回日本脱出計画、着々と進んでおります。PCをMicrosoftのSurface Book1からLaptop4に買い替えました。Book1はもう電池がヘタってたのと、持ち歩きには、重いので。スマホも超ガラパゴスなシャープアクオスセンスR7にしました。これはアンドロイドのくせにiphoneよりお高く、しかしデュアルSIMの一つがeSIMのdocomo、空きの物理SIMに現地のSIMを刺せる。しかもすごいのが、海外でも日本の電話番号そのままで繋がり、日本のお客さんも僕の電話にそのまま電話出来て電話料金そのまま、僕が代わりに負担。僕がかけるときもそのまま日本の番号にかけるだけ。それより大事なのは、税理士さんと納税管理人について決めたり、銀行関係、不動産屋さん、施工業者さんとの調整です。今まで、関西から関東の物件を管理していたのですから、海外からでもできるんじゃないか、と踏んでいるんですが、はたしてどうなることやら。誤って、前回の記事を削除してしまいましたが、書き直す気力と時間がなく、「いいね」してくださった方々、申し訳ありませんでした。パスポート無事ゲットしました、10年有効です、前回はペーパーパスポートでした、今回が11年ぶりの出国になります、無事に出られれば、ですけどねー。あとは、寿司やラーメンなんかを食べおきしています。そうそう、好物の鰻重も食べました。明後日火曜日にはいよいよ在大阪タイ王国総領事館でビザの申請です。短期ならビザは不要かと思うのですが、僕の場合、とりあえず56日の滞在予定で這入る心算なので、旅行者ビザが必要なのです。しかし昔にくらべて必要書類が増えましたね。それだけタイが豊かになり、外国人の旅行者のインバウンドに頼らなくてもいいのでしょう。本の宣伝です。
「世界一周・バックパッカー」ジャンルの皆様、はじめまして。これからどうぞよろしくお願いします。宗像敦洋(ムナカタ ノブヒロ)と申します。「資産運用・投資」ジャンルの皆様、こちらに移動しました、よろしければ引き続きよろしくお願いします。まずは自己紹介をします、私は家庭の事情などで、17歳で都内の進学校を中退し、単身インドに行きました。これが第1回日本脱出計画でした。パスポートとビザを取るのはもちろん、祖父との養子縁組も自分で行いました。それから7年かけて東南アジア、ヨーロッパ、太平洋の国々、アメリカ、ブラジルなどを旅行し、この本を書きました。上の写真クリックでアマゾンへのリンクになっています。紙の本はオンデマンドなのでとても高額になってしまっています。正直言ってこの本の宣伝のためのブログですので、ここで読むのをやめてもらってもいいですよ~。おひまなかたは、それ以後のお話にお付き合いくださればうれしいです。7年も旅行して、さすがにどこかに定住しようと思い、タイで仕事を始め、タイとベトナムとハーフでカトリックの恋人ができ、結婚を考え、大検(現高認)は有ったので、タイのAssumption Universityというこれまたカトリックのすべて英語のカリキュラムの大学を出て、タイ国商船三井勤務後、第一子が一歳になるころに日本帰国、第二子誕生。医療法人の理事をしながら大阪大学で修士号取得。すべて順調でしたのですが、4年まえに母が奇病で急逝、私が兵庫県立大学に博士課程の1年目に入った年でした。それから様々な精神や生活の激変があり、2年前に医療法人を失職しました。さいわい、ある程度まだやってはいけているのですが、この2年間職探しをしたのですが、就職氷河期の私に仕事はないのです!そこで!変換器です。タイ、ラオス、カンボジア、インド、ネパールで複数のモバイル機器を同時に充電できます!それに!バックパックは自分探し用、というのは冗談で、大事なのはうしろのキャリーケースです。私は英語とタイ語が話せるので、タイやその周辺国なら仕事があるのではないかと思います。単身赴任です、家族にはさみしい思いをさせますが、このままジリ貧というか、今あるものを剥いていく「玉ねぎ生活」に恐怖を覚えます。17歳でインドへ旅立った時は期待と興奮で胸がいっぱいでしたが、今はどうでしょう。よく自分でもわからない、とにかく「なにか行動をおこさねば」という気持ちです。色々な仕事が考えられますが、やはり一番は教育です。母校のAssumption Universityに来年の3月までに研究員などで雇って頂ければ休学が続いている兵庫県立大学に復学し、リモートで博士号取得、そのまま正規教員という道が拓けます。なぜ県立大学でできないのかは、現在の研究テーマがESGに絡むのですが東南アジアのほうがデータを取るのにコストがかからない点や、県立大学の予算で私の為だけにデータベースを導入して頂くわけにはいかないからです。私が、いや、僕がタイに行けるようにお願いしてくだされば幸甚です、応援コメント歓迎です、どうぞよろしくお願いいたします!
今日は私が4年間かけた、というのはオーバーですが、修士課程すべての成果が実を結ばなかったご報告をします。検証に時間がかかり、前回からの更新が大幅に遅れました。修士に4年というのは、長期履修制度というのがあり、国立なので、2年制と同じ学費で4年間かけて履修するというものです。旧帝のデータと施設を使えるのは長いほうがいいので、こっちを選びました。入学前に届けなければいけないのです。結果的にはとても良かったです。私は学部はタイの大学のしかも経営学部のファイナンス専攻なので、ミクロ経済や計量経済学は学部の授業から出ていました。前置きが長くなりましたが、大学院に行くには皆、理由があります。私は、前職のタイ国にある大手日系海運企業の陸運部で運行管理のようなことをしておりました。KPIで事故の死者数が単なる数字のデータとして出るのですが、現場では実際に二人乗りの女子高生の原付きバイクが弊社のトレーラーに巻き込まれたりしたりしていたわけです。その結果は悲惨なものです。それはコストカットのしわ寄せだけではないですが、それも一因です。ところで、海運会社の業績というのは現場レベルの涙ぐましい下請け協力会社へのいじめお願いレベルではどうとなるものでなく、また社内の会議では白黒コピー、使ったインボイスの裏面も使うこと!といったスズメのナミダ的なこともしてました。が、いったん、「マーケットに風が吹く」とそういった努力を一気に吹き飛ばすとんでもない利益がころがりこんでくる業界なのです。Vice Verca(逆も真なり).そこで私は海運市場のマーケット自体をヘッジする金融商品を作って世の中を変えよう!という高い志を持ち、大学院の門を叩きましたが、教授曰く、「まずその前にヘッジが本当に機能するか調べてよ」とおっしゃいました。もっともです。いろんな講義を受けながら、様々な論文を当たりましたが、近傍の研究がなかなかみつかりません、イヤーな予感がしましたね。かろうじて2001年のザ・リビュー・オブ・ファイナンシャル・スタディズにアラヤニスという学者の外貨デリバティブと企業価値の研究があったのでこれを屋台骨にしました。左辺の企業価値はもちろんQラシオ、企業の株価純資産倍率です。ここで株価などを使っている論文はよくないです。右辺、αは切片、DSKとDSMというのは、デリバティブ債権とデリバティブ債務から作った造語です。Assetは総資産の自然対数で資産規模(トヨタとスバルなど)の違いを調整、ROAで利益率を、Growthは設備投資費を総資産で除し成長率を、それぞれ調整しました。ROEでないのは企業価値だからです。データは日経ファイナンシャルクエストから1,095firm year、つまり、のべ年数を、日経225企業20年、デリバティブ債権またはデリバティブ債務を貸借対照表に載せているぶんをすべて取りました。分析ツールはSmall Stataを使用しました。(動画中では、Mini Stataと言い間違えています)私の仮定ではもちろんこのDSK、DSM双方がQに正の影響を与えているというもの、つまり金融派生商品を利用してリスクをヘッジしている企業の株価純資産倍率は上がるはずだというものでした。しかし、なんど計算しなおしても、DSKは1.87E-0.5で統計的に充分有意に正の値を取るのですが、DSMが-2.46-E0.5で統計的に充分有意に負の値になってしまうのです。つまりヘッジは企業価値を高めるどころか、毀損する場合があることが証明されました。言い訳ではありますが、これも一つの知見です。またその後、家族や仕事の事情で中断や休学をしておりますが、今でも県立大学に籍を置き、獲得した技法でESGと企業価値の関係で博士を取ろうとはしております。しかしこれで、いったん、ファイナンスや経済の記事は終わりにして、これからは、昔のバックパッカーで世界を半周くらいしたころのことを書こうかなと思い、ブログ名を変更しました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。3分49秒の動画です、是非どうぞよろしくお願いいたします!ヘッジは企業価値を高めるか?過去20年の日経225の全企業から、日経ファイナンシャルクエストで1,095irm yearのデータを取り、Small Stata(映像内ではMiniと言い間違えています)で解析しました。頑健性のテストも5回やり、統計的に十分有意に、「高めているとは言えない」ことが分ってしまいました。www.youtube.com本の宣伝です、是非どうぞよろしくお願いいたします!
タイ料理のガパオライスのガパオは、スイートバジルで最近は日本のスーパーでも売っていますね。材料はこんな感じ、ピーマンでもいいですが、パプリカのほうが彩りがいいです、使うのは1/4くらい、ひき肉は合い挽きでも豚でも牛でもいいです。ニンニクは小二つくらい、唐辛子はお好みで。パプリカと肉を炒め、火が通りかけたら、ナンプラーと砂糖、オイスターソースで味付けしますが、これもお好みで。あと、うちではこのソースも入れます、これはアジア食材店にしかないですが、入れなくてもいいです。あとは目玉焼きを多めの油で揚げるように作ります、タイ風になります。ナンプラーとお好みで唐辛子を入れたソースで食べます。色が黒いのは僕が牛挽き肉のみが好きだからです。ふつうは合い挽きでもっと薄い色になります。いただきます、食事のときはコンピュータを閉じましょう。ごちそうさまでした、デザートはスーパーのモンブランでした。皆さん、ご興味のあるかたはトライしてみてください。さて、これは資産運用・投資ジャンルの記事ですので、ウクライナに触れなくてはいけません。料理のあとに不謹慎なうえ、さらに不謹慎なことを書くと、投資の世界では、「アメリカから遠く離れた地域の紛争は買い場」とされています。クリミア半島のときがそうでした、いったん下がって投資家はそこで買い増し、その後マーケットは上昇しました。今回も当初はリスクテイカーのあいだでそういった動きがありましたが、紛争より戦争になってしまいました。特に市場感応度の高いハイテク株中心の投資信託などはずいぶん値を下げています。資産運用で生計を立てていると、不動産は別にして、金融商品、特に私のようにアメリカ株に多く投資していると、悲惨なニュースを見たときに資産価格の変動が気になるというデメリットがあります。他人の不幸に心を痛めることと同時に自分の財布が気になるのはニンゲンとしてどうなんだと今回初めて思いました。そこであえて料理の記事を書いてみました、ウチの奥さんはタイとベトナムのハーフで子どもも二人いるので、海外×日本カップル・夫婦ジャンルへの移動も考えたので。当面はファイナンスの理論と時々、違うジャンルの記事も挟みたいと思います。最後までお読みくださりありがとうございます。本の宣伝です。
パネルデータにおける固定効果モデルについて自分なりのまとめを書きます。面倒くさそうな式が出ますが、すべてカンタンに解説します!パネルデータは個別のデータを時系列でまとめて見る場合に使います。固定効果モデル(Fixed Effect Model)はそのときにとても有用です。HPはハウスプライス、住宅価格です。crimeは犯罪発生率、umempは失業率、この二つは住宅価格に影響を与えそうという仮説が立てられます。αは地域の特性、例えば文教地区であるとか歓楽街の近くとかです。uは誤差項。ここまでが第一式。ここで数年のスパンを考えて平均を取ると、住宅価格は 1/T に Σの1からTまで。面白いのはαのt、つまり時間効果がここで消えてくれるんですね、分母もαの前の年数も3年なら3年で同じですから。これは文教地区がいきなり歓楽街に変らないという地域の特性という事情を数式で表しただけとも言えます。それから第一式から平均の式の差分を取ります、それが第三式。αが見事に消失していますね。そして最終式、住宅価格のチルダはβが二つだけ、つまり犯罪発生率と失業率の住宅価格に与える影響を、地域特性αを消して、より精確に表せられる、誤差項uの差分は消えませんのでuチルダは忘れないでください。これが固定効果モデルです。この方法で回帰したときのRスクエア、決定係数には(within)と注釈が付いています。以前から疑問に思っていたことが、平均との差分を取るという高校数学で理解できて脱力しました。最後にまた動画と本の宣伝です!YouTubeへ移動!アマゾンへ移動!
動画を撮ったので、より分かりやすく再掲します。動画へのリンクです。證券iのリスクプレミアムだけを考慮しているのはシングルファクターモデルです。それでにその他の要素も加えて精度を上げようというのが、ファーマ・フレンチの3ファクター、あるいは5ファクターモデルです。左辺はリスク資産のリスクフリー資産からの超過リターン、右辺のαはもういいですね、継続的な超過リターン。その後の3つのファクターを一つずつ説明します。MKTは、マーケットポートフォリオ。SMBは、小型マイナス大型ポートフォリオ、上場企業の時価総額の中央値から下を小型株としてポートフォリオSを構築、上を大型株としてMを構築。毎年Sを買ってMを空売りするファイナンスする戦略でリスク調整後収益率がえられている。(コーポレートファイナンス、バーク)HMLは、ハイマイナスロー。日本語だと簿価時価比率戦略とかです。簿価時価比率は高いほうが企業が投資家の期待に応えている、もしくは期待されていること。PBR(Price book value ratio)と呼びます。当然単純には高いほうが良いです。そのPBRの下位30パーセント以下の企業でポートフォリオを構築(L)、さらに70パーセント以上でも構築(H)。そして毎年Hをロングし、Hをショートする戦略でプラスのリスク調整後の収益率を生み出してきた。(バーク)この操作によって、シングルファクターより精度が上がります。また5ファクターもあり、カハートの4ファクターもあります。前者はRMWとCMAを加えます。それぞれ、収益性に関するリスクファクターと投資に関するリスクファクターですが割愛します。カハートの4ファクターは上で説明した3ファクターにモメンタムを加えたものです。
世間はコロナ禍で大変な日々が続いておりますが、逆に盛況な業界もあります。海運業界です。まず全体の話をします。日本の外航海運会社は大手3社が寡占しています。日本郵船、商船三井、川崎汽船です。それぞれNYK、MOL、K-Lineと訳されます。この3社ともに株価が急上昇しました。コンテナの市場価格が上がったからです。市場価格(マーケットプライス)というのは、例えば、横浜ロサンゼルス20フィートコンテナ一箱いくらといった単位になります。ドル建てです。コンテナ部門の不採算は3社を長らく悩ませてきました。コンテナは上記のような規格化された箱のことで、割りに最近(1956年)に開発され、現在では最もポピュラーな海上輸送手段の一つです。船というのは作るのにとても時間がかかります。好景気の時に発注した船がたくさん就航する時期とリーマンショックが重なり、コンテナ船部門はどこも運んでも運んでも不採算という悲惨な状況になりました。そこで、ONE(Ocean Network Express)というライバル3社が合同でコンテナ船のオペレーションをするという大英断をしました。その後に来たのがコロナ禍の巣ごもり需要です。どこも増益し株価も上昇しました。船社にもよりますが、最低時千円台だったのが一万円を伺っています。ここで本の宣伝をさせてください。「九十年代のヨーロッパ十六カ国を十五万円で旅行してみた話」このように市場にとても左右されるのが海運、大きくは物流業界です。私は上に挙げたうちの1社のタイ国現地法人で働いておりましたが、現場の必死の努力より、「マーケットが吹く」とあっというまに利益が出て、vice versa(逆も同じ)。とくに私は陸運のトレーラーの管理をしていたので、事故で人命が失われることもありました。それは現場へのコストカットのしわ寄せである面も否定できませんでした。たとえば、ドライバーへの過重労働などです。それで私は金融派生商品を使ったヘッジで海運・物流企業を「マーケットの荒波」から守れないか、と思い大学院でヘッジに関して研究することにしました。最後までお読みくださりありがとうございました!
以前の記事をよりわかりやすく、また過誤があったので修正して上げ直します。新しい内容でYouTubeも撮り直してますので、動画のほうがいいというかたも、そうじゃないかたも是非!(厚かましい)回帰分析と内生性についてわかりやすくver.2以前の動画で間違いと過誤があったので、回帰分析と内生性の問題を、東京大学に合格するかを例に基礎的にご紹介します。www.youtube.comまずは回帰分析の復習からです。このような図を散布図と言います。なんかxとyに関係がありそうだな、と思いませんか。たとえば、身長が高い人ほど体重が重いとか、学歴が高い人ほど年収が高いとかの仮説を立てて、実際にデータを取ってみて、回帰分析(Regression analysis)をすると、右の式になります。αは定数項。y=αx+βまではいいですよね、uは誤差項で各点からの直線からの距離(誤差)をまとめたものとでも思っててください、ここでは無視します。本当は無視してはダメですよ、最小二乗法についてはまた機会があったら書きます。じゃあ、うちの娘が東大に入れるかを回帰してみましょう。その前にCM、旅行の本出してます、『90年代のヨーロッパ16カ国を15万円で旅行してみた話』、600円です、一作目の『美少年と銃』も一緒に入ってます!試し読みだけでもどうぞよろしくお願いします!します!https://www.amazon.co.jp/90%E5%B9%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%9116%E3%82%AB%E5%9B%BD%E3%82%9215%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%A7%E6%97%85%E8%A1%8C%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E8%A9%B1-%E5%A4%A2%E5%8F%B6%E8%88%8E-%E5%AE%97%E5%83%8F%E5%BB%B6%E6%B4%8B-ebook/dp/B094CFVYRW/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=90%E5%B9%B4%E4%BB%A3%20%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91&qid=1621283908&sr=8-2&fbclid=IwAR1MKeGXU_F8NHYvFwU7pX5I7LEaMdDuSl976NqRZWb60rie0NtHXtufEKk東大に入れるかどうかはパーセンテージで求めるより、合格不合格の二択にします。そのほうが現実的ですし、そうやって計算する方法もあります。ここでβXの数が増えていますね。ちょっと遅くなりましたが、y、ここでいうTodaiを被説明変数(dependent variables)、Xを説明変数(independentvariables)と言います。東大に受かる要素がβXで、結果がTodaiもしくはyになります。ベータは様々な要素が考えられます。東大合格者の家庭は富裕である可能性は当り前なので、親の年収、親の学歴、兄弟の有無など色んなベータが考えられますね。ここで注意が必要なのは、説明変数ベータを増やせば増やすほど、モデルの正確性が一見上がるように見えてしまうのですね。統計の説明力を表す決定係数が実際に上がるのです。でもそれは内生性の問題があるのです。たとえば親の学歴と年収は相関がありそうですよね。こういう場合、決定係数が上がっても実際の因果関係を示せてないからダメです。この問題を解決するには、頑健性のテストを繰り返すしかないです。私は修士論文の完成に5回頑健性のテストをさせられました。頑健性(robustness)については本記事と関係ないので省略します。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
私は1995年から2011年まで16年のほとんどを海外で過ごしていました。年齢で言うと17歳から34歳までです。高校は自主退学しました、あとで大検、今で言う高認は取りましたが。都内のまあまあの進学校だったのですが、のちに親友となる男がレーサーになるというのに触発されました。ちなみに中高は男子校です。まずインドに行きました、中3の時にホームステイに行ったアメリカの正反対と思ったからです。それからタイとカンボジア、香港などに旅行しました。バンコクはたまたまカルカッタ(現コルカタ)へ行く直行便が高くてストップオーバーしたところでした。まさか後に10年も住むとは思いませんでしたが。。上の写真は新宿の公園で上記の友人と、タイで仕入れた銀製品をフリーマーケットで販売しているところです。当時のレートで百バーツ、三百円くらいでカオサン通りで買った銀のネックレスやリングは、千円から千五百円で飛ぶように売れました。驚異の利益率でしたが、当時の我々にはCost Accountingの知識が欠如していたので、航空券や現地での費用を勘案すれば、「トントン」くらいだったと記憶しています。実は↑までは昔のホームページからの引用です、正にエコですね。利益率は200から300%と、関税を払っても一見充分魅力的な仕事でしたが、原価計算をして私たちの労働力や時間を勘案するとむしろマイナスで旅行しただけですね。大体がそれがビジネスになるなら商社が先にやっているはずです。だから私は、個人の輸出入業は難しいと考えます、この後の経験でもその思いは強くなりました。今回旅行の話をしたのは、実はこのブログの目的は旅行の本の宣伝で始めたのです。是非ご覧になってください。写真ではなくココ↓↓をクリックしてください。「九十年代のヨーロッパ十六カ国を十五万円で旅行してみた話」
お久しぶりです、一昨日のグーグルのトップ画面っていうんですか、ロゴがルートヴィヒ・グットマンなる人物の誕生日を祝うもので、そこからウィキペディア経由でライプツィヒ大学に飛んで色々見ていました、昔なら百科事典をひっくり返すのが数回のクリックだけです。毎度のYouTubeへのリンクも貼っておきます。ルターの宗教改革と唯円の歎異抄って似てませんか?ご承知の通り、マルティン・ルターはプロテスタントを作るのに重要な登場人物、カトリック教会の何にプロテスト(抵抗)したかは、主に免罪符、贖罪符とも言いますね、英語でIndulgence、これを買えば、免罪になる。また、歎異抄は浄土真宗の親鸞の弟子、唯円が親鸞の教えと異なる信心が行われているのを、歎いたもので、親鸞の直筆は無いのでこれが聖典のようなもの。「悪人正機」で有名ですね、悪人こそが救われるべきで、ましてや善人をや、という意味です。私はここで宗教論議をするつもりはありません。でもこの双方は時代は違いますが、信心こそが最後の救いであるという点が似ています。そしてカトリックの免罪符や日本のお布施などは救いを原商品とするデリバティブと言えます。このヘン、ちょっと強引かな?面白いのが、日本のほうが早い点がひとつ。もうひとつは、椎名誠が自然科学の書物の引用で書いていた、九州で猿が芋を海水で味付けするのを覚える時期に北海道でも同じ現象が起きる、意識は伝播する、この辺りめちゃくちゃあいまいな記憶しかないので間違ってたらすみません。シルクロードで伝わったかもというのもロマンがありますが。でもキリスト教と仏教で同じような改革・変化があったのは個人的に興味深いです。あれ、これは「資産運用・投資」ジャンルじゃなかったかな、というかた、大丈夫です、繋げます。金融のデリバティブで言うと、ロイズ・オブ・ロンドン、おそらく世界最大の再保険会社、その元々はロンドンのロイの喫茶店で船主たちが始めた保険という見かたがされます、しかし大阪堂島の米会所も時期は百年ほど遅れますが、もっと高度なデリバティブを行っていました。微積分学における関孝和もそうですね。今の時代はファイナンスも経済学も数学も西洋の学問とされていますが、日本も負けてないんだよという記事でした。最後までお読みくださり、ありがとうございました。大阪堂島米市場の記念碑(Wikipediaより)大阪市ホームページより、転載許可済みYouTubeへのリンクです!こちらもよろしければご覧ください。マルティン・ルターの宗教改革と唯円の歎異抄って似てません?プロテスタントはカトリック教会の免罪符にプロテストしました。浄土真宗の唯円は、親鸞の教えと異なった理解を歎いた歎異抄を残しました。どちらも洋の東西で同時発生的に、改革・変化が起こるのは、デリバティブや数学でも起こっています。シルクロードで繋がっていたのか、椎名誠が言う意識は伝播するのか、という内容です。どうぞよろ...www.youtube.com
皆さん、おはようございます!本日はモディリアーニ・ミラーの定理と投資信託について書きます。今日は論文調と解説と交互にやってみます。その前に同じ内容のYouTubeのリンクも貼っておきます。モディリアーニ・ミラーの言う完全市場においては投資信託はインデックス投資と無リスク資産との組合せのみになる。しかし情報の非対称性、取引コスト、法人税などがあるため、多くの投資信託が生れることになる。ここで解説します、完全市場というのはカンタンに言うと、物理学で摩擦はゼロと仮定するといった前提によく似ています。その場合、国債などの無リスク資産とインデックス投資の組合せが最適ポートフォリオになってしまいます。でも企業と投資家との情報量の差(非対称性)やほかの要素が現実社会にはあるので投資信託が売れるし、個人で個別株を買う人も無数にいます。投資はCAPMにおける超過リターンαをインデックス投資より多く生み出すことを目的としている。しかし近年ではβの底上げという考え方も広まっている。我が国では2015年の安倍政権がスチュワードシップ・コードを改訂したことを契機とする意見もあるが、東芝をはじめとする粉飾決算や不祥事が続いたので結果的にガバナンスが強化され、市場の底上げに繋がったと見ることもできる。また解説します。CAPMはCapital Aseet Pricing Modelで資本資産評価モデルです。以前のリスクプレミアムの記事にもありますが、カンタンにまとめると、y = α + βx の式のα(超過利益)のほかにβ、つまり市場全体の景気への感応度を上げるという研究が出てきてます。スチュワードシップ・コードというのは、リーマンショックで、このままじゃアカンというんで出来た、コーポレートガバナンスのガイダンスです。どうでしょうか?ここで論文調で書いた部分はそのまま使えます。一応分ってますよ、というエクスキューズで、たいていのファイナンスの論文は冒頭で数行触れます。安倍政権云々はまだタイムリーで目立ちますが、論文が古くなりやすいという欠点があります。これはESGの論文の素なので、無理やりからめます。本稿で扱うESG投資は一種のデリバティブ商品と言える。生命保険が自分の生命を原資産とする派生商品だとすると、ESG投資は「持続可能な社会」を原資産とする金融派生商品である。先行研究においてはAmir Amel-Zedef(2017)がファンドマネージャーの82.1%がESG情報を投資判断に加味しており、かつ複数回答で加味しているファンドマネージャーの63.1%がその理由としてあげたのは、ESG情報は投資判断の重要な要素となっていると答えたと示している。前回と今回で前書きが出来ました。今結合したみたんですが、いい感じです(ハート)。また色々と挑戦しますので、温かくお見守りください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。モディリアーニ・ミラーの定理、完全市場とESG投資モディリアーニ・ミラーの定理の前提である完全市場では、最適な投資は無リスク資産とインデックス投資の組合せのみになってしまう。これは物理学で言う「摩擦は無視する」に似ていて、現実の経済活動では様々な投資信託がある。特にESG投資との関連性についてまとめてみました。どうぞよろしくお願いいたします。#モディリアーニ・ミ...www.youtube.com
以前から私が今後のトレンドと言っているESG投資について書きます。論文調で書きますので、面倒くさいかたはリンクのYouTubeでご覧になってください!今後の世の中でESG投資は避けて通れないトレンドとなっている。それは女性の権利向上や人種間差別の撤廃などと共に将来の我々の向かう道である。環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)の3つの頭文字を取ったものがESGであり、それらを考慮した投資が「ESG投資」である。2006年に当時の国連事務総長コフィ・アナンが責任投資原則(Principles for Responsible Investment)を提唱し、受託者責任(フィデューシャリー・デューティー)に反しない形でのESG投資を推進した。我が国では2015年に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がPRIに署名し、ESG投資拡大の契機となった。機関投資家などの受託者は投資家の利益を最大化する責任がある受託者責任に関しては、「少なくとも投資期間における財務パフォーマンスを下げないのであれば、ESG要素を踏まえた中長期的な視点をもった資産運用は受託者責任に矛盾しないとの認識が共通化しつつある(ESG金融懇談会(2018))」と湯山(2019)にあるように、ESG投資はフィデュ―シャリー・デューティーに反しないという考えが投資家、研究者ともに共通認識になっていると言える。具体的な例では、環境(E)は二酸化炭素排出量、社会(S)は女性取締役割合、Gは社外取締役数などがわかりやすく定数化できるが、定性的なデータもあり、分析には慎重さが求められる。特に「グリーンウォッシュ」と呼称される見かけだけの環境対策には注意が必要である。SDGsは2030年までに達成すべきと国連が定めた持続可能な17の開発目標であり、それを具現化するのがESG投資だと言える。またESG投資は投資家と企業面双方からの分析が可能であるが、企業内の担当部署名がSRI部などどなっている場合が多いと言われている。SRIは社会責任投資(Socail ResponsibleInvestment)の略であり、投資家側と企業側においてESG投資への認識の差異が、特に我が国では多いのではないかと推察される。具体例では二酸化炭素排出の多い企業が植林をするといった場合、コスト的に見かけだけの環境対策、グリーンウォッシュになる。歴史的にこのような投資活動が始まったのは1920年代のヨーロッパでキリスト教が禁じるもの、例えば、酒、煙草、ギャンブルなどの関連産業に投資しないという、宗教的意味合いが強かったとされる。これは一方的なダインベストメントで、現代ポートフォリオ論で言う最適なポートフォリオは作れない。近年では「ESGインテグレーション」がもっとも普及しつつある。ESGインテグレーションとは、「財務分析など従来の投資分析方法に加えて、ESGなどの非財務情報を含めて分析する投資手法(湯山)」である。ここで話し方を戻します。上から目線ですみませんでした。あわよくば論文の前書きにそのまま使えるかと、それこそエコですね。ダインベストメントはインベストメントの反対です、企業やセクターからの撤退や引き揚げです。最適ポートフォリオについてもまた書きますね!動画のほうが良いというかたも、そうじゃないかたも、是非、下のYouTubeもご覧になってください!どうぞよろしくお願いいたします、最後までお読みいただきありがとうございました。21世紀のトレンド「ESG投資」とSDGsサステイナブルな社会を目指す開発目標「SDGs」はよく耳にします。「ESG投資」は環境・社会・企業統治を加味した投資でSDGsを具現化するための投資手法です。その概略についてわかりやすくご説明します。www.youtube.com
以前の記事で私もビットコインを買ったことをご報告しました、投稿のタイミングを見てもらえれば分かるように今年最高値付近で買ったので、半減しています。下図はそれ以前の記事に使ったものの再掲で、右下のテスラの場合はバブルではないと判断しました。理由をまとめるとテスラが15億ドル買ったことで潰すにつぶせない市場になったと考えたからです。そして急落の原因はテスラがビットコイン決済の計画中止、私もイーロン・マスク氏に翻弄されました。そもそもテスラはESGに積極的な企業です、というよりESGがモットーです、ここから去年の12月20日に私が投稿した「ズバリこの投信がくる!の話」から引用します。<引用開始>推理小説は最後の数ページがおもしろいし、学術論文は最初の数ページを読めばだいたいわかる。ブログは初めてですが、テーマ別編集ができるそうなので、いきなり、「このブログはなにが言いたいのか」を書きます。「ズバリ、次に来る投信はESG関連だ」ただし、次っていうのはとても長い期間で、投資は自己責任で行ってください。ここでもう読むのをやめてもいいですが、御用とお急ぎでないかたはもうちょっと書きます。投資信託(投信)の仕組みはご存じと仮定します。投信については次の稿で書きます。「Can not beat the market」という言いかたがあり、個人で個別株はおすすめできません。シカゴ大学の実証研究で著名な教授に「それでは先生はどこの株を買っているんですか」と訊いた剛の者がいたらしく、教授答えて曰く、「君は何を学んだんだね?むろんINDEX投信のみだ」と仰ったそうな。今のトレンドはテクノロジー、私個人のポートフォリオでも多くを占めています。テクノロジーの次にESGが来るというのは、十年単位の話なので、私も大学院で研究途中です。<引用終り>マスク氏は大量の電力を消費するビットコインのマイニングが同社の株主の理解を得られなかった、つまりまとめると私の考え方は合っていた!だがしかし、現実社会の変化のスピードのほうが速かった。十年どころか今年とは!つまり現時点では含み損を抱えてショックですが、上のリンクの記事にも書いたとおり、5年から10年は寝かせます。今回は言い訳の記事なので、YouTubeの広告は最後につけます。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。できればYouTubeも見てください(厚かましい)。借金をしたほうがお得?資本コストについてわかりやすい説明ですWACC(Weighted Average Cost of Capital)の考え方についてファイナンス初心者でもわかりやすく説明します。加重平均コストでは借金をした場合、法人税率の恩恵が受けられるという話です。www.youtube.com
※この記事は説明不足と過誤があるので、2021年8月9日のこの記事を参照してください!!(追記2021年8月9日)皆さん、こんにちは。また私のブログに来ていただきありがとうございます!まずは回帰分析の復習からです。このような図を散布図と言います。なんかxとyに関係がありそうだな、と思いませんか。たとえば、身長が高い人ほど体重が重いとか、学歴が高い人ほど年収が高いとかの仮説を立てて、実際にデータを取ってみて、回帰分析(Regression analysis)をすると、右の式になります。αは定数項。y=αx+βまではいいですよね、uは誤差項で各点からの直線からの距離(誤差)をまとめたものとでも思っててください、ここでは無視します。本当は無視してはダメですよ、最小二乗法についてはまた機会があったら書きます。じゃあ、うちの娘が東大に入れるかを回帰してみましょう。東大に入れるかどうかはパーセンテージで求めるより、合格不合格の二択にします。そのほうが現実的ですし、そうやって計算する方法もあります。ここでβの数が増えていますね。ちょっと遅くなりましたが、y、ここでいうTodaiを被説明変数(dependent variables)、βを説明変数(independent variables)と言います。東大に受かる要素がβで、結果がTodaiもしくはyになります。ベータは様々な要素が考えられます。東大合格者の家庭は富裕である可能性は当り前なので、親の年収、親の学歴、兄弟の有無など色んなベータが考えられますね。ここで注意が必要なのは、説明変数ベータを増やせば増やすほど、モデルの正確性が一見上がるように見えてしまうのですね。統計の説明力を表す決定係数が実際に上がるのです。でもそれは内生性の問題があるのです。たとえば親の学歴と年収は相関がありそうですよね。こういう場合、決定係数が上がっても実際の因果関係を示せてないからダメです。この問題を解決するには、頑健性のテストを繰り返すしかないです。私は修士論文の完成に5回頑健性のテストをさせられました。頑健性(robustness)については本記事と関係ないので省略します。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さん、こんにちは。いいね、してくださるかたが増えてやりがいが出てます、ありがとうございます。このブログと重なる部分が多いので、ぜひYouTubeのほうもよろしくお願いします。「最適ポートフォリオ」の作りかたYouTube3本目です、リスク資産とリスクフリーな資産の組合せで最適なポートフォリオの作りかたです、とてもざっくりした説明です。詳しくは同名のアメブロにも載っています。よろしければそちらもよろしくお願いいたします。#ファイナンス #最適ポートフォリオ #ポートフォリオwww.youtube.com今日はお金の将来価値、現在価値、単利と複利の違いをご説明します。式は面倒だったら飛ばしてください。後半のほうだけでもお役に立てれば。将来価値(Future Value)をFV、現在価値(Present value)をPVとすると、下記の式が成り立ちます。iは利息、nは回数です。iのDicdount rate、割引率というのはファイナンスのあらゆるところで出て来ます。上式は将来価値は、現在価値に、1と利息を足したものを、何回利息が付くかでべき乗して、かけています。下式はその逆です。Vice Versa(逆も真なり)などと書きます。ここまでは単利、複利だとどうでしょう。Compoundは混ぜ合わせるといった語意で複利ということです。単利と違いtというのが入ります、そしてiをnで割っています、このnはt期間に何回金利がcompondされたかです。つまり、「複利では、利息に利息がついていく」とだけ覚えていれば充分なのですが、ntが指数になっていますね。だから1万円をマンガの「闇金ウシジマくん」から、10日で5割、これが複利だと一年経ったら恐ろしい数字になりますね。普通の銀行などでは複利と言っても年に一回か二回です、一回をyearly、二回をhalf yearly。四半期ごとはquarterly、マンスリー、ウィークリー、デイリーと短くなります。だからウシジマくんの10日はいいんです、利息がフィクションの世界なのですごいことになるだけです。iはnで割るので、デイリーでもその分利息が安くなるのでいいのです。デイリーは日銀のコールレートなんかがそうですね。じゃあ、もっと短いのは無いのか?あるんですね、hourly、つまり一時間の利息、さらには分利、秒利なんてものまであるんです。これらは金融機関が大量の資金を融通し合ったり、このブログの読者のかたの関心であろう株式投資でも使われています。株式投資は大量のコンピュータでテクニカルにほぼ自動売買をするという、資金力のある投資会社がやっています。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さん、こんにちは。YouTubeに二本目の動画アップしております、ぜひぜひご覧ください。財務諸表の見かたとデュポンの公式投資をしていなくても、ROE(自己資本利益率)はよく耳にすると思います。これを分解したものがデュポン・フォーミュラです。ROEの高低を分解し、総合的・俯瞰的に見てください、というお話しです。youtu.beタイトル詐欺だと言われそうなので、先に投資で儲かる方法をご紹介します。データを取った論文だったか、コラムのようなものだったか失念しましたが、「運用実績の良い投資信託の所有者」を調べたそうです。ランキングはどうなったでしょう。1位は「すでに他界しているヒト」、2位は「その投資信託を買ったことを忘れていたヒト」だったそうです。つまり長期保有がいいということですね、オマハの賢人ウォーレン・バフェットが代表で、日々の上下に一喜一憂せず、自分の分析を信じてながーく持つ方法。これをファンダメンタル投資といって、この投資スタイルの人をファンダメンタリストと呼びます。反対に短期で売買を繰り返し、財務諸表よりチャートを重視する代表はジョージ・ソロス、「イングランド銀行を潰した男」です。が、彼はたしか2回くらい破産の危機があったと聞きました。これはテクニカル投資でこちらのスタイルの投資家はテクニシャンと呼ばれます。僕は典型的なファンダメンタリストで、今回初めて仮想通貨を買いましたが、当分は「忘れる」努力をします、難しいですけどね。買ったのはビットコインで、僕の金融資産の15%くらいを思い切りました。もちろん現物です。取引所はビットフライヤー、これは詳しくないので、ケータイならドコモの精神です。ご存じでしょうが、売買は「取引所」で行ってください、「販売所」は手数料が高いです。5年から10年は寝かせるつもりです。詳しくないのになぜこんな高値のときに買ったのかは、前々回とかぶりますが、要点は仮想通貨じたいを一つの銘柄と考えたためです。ESG投資信託でもそうですが、世界の潮流がもう仮想通貨を受け入れてしまっているからでもあります。一番大きなリスクは各国の中央銀行がデジタル通貨を発行していく流れになっている点ですか。またカナダの証券会社がビットコインに連動するETFを上場しました、売却益に対する税金が安いのでETFに移行しようとする投資家が多くなれば、その時は現物は一時下がるかもしれません。しかしその時点でプラスなら現物を売ってETFに変えれば済みます。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
皆さん、おはようございます!お酒を飲まなくなって時間が余り、とうとうYouTubeにまで手を出してしまいました。このブログと内容は一部被りますが、まだ動画一本のみです、どうか最初のチャンネル登録者になってください!どうぞよろしくお願いします↓↓↓ムナカタ株、投資、資産の運用阪大修士、現某県立大D2です。セミリタイアして不動産経営と投資をしています。 専門はファイナンスで、今の研究テーマはESG投資です。 投資をされているかた、興味のあるかたに、ファイナンス理論を混ぜながら、いろいろとおすすめの投資先のご紹介もしていきたいです。 アメブロは、https://ameblo.jp/statxyzz FBは、https://www.f…www.youtube.com禁酒になって色々試しましたよ、クラシックギターやドライビング。結局、結論、仕事が一番面白いですね。昨日は投資家の休日として家族で神戸の須磨海岸へ行きました。季節外れの海もいいですね。投資や運用で生きていると、福利厚生なんかや交際費が自分負担でタイヘンですが、休みたいときに休めるのは最大のメリットですね。お土産は当然551の肉まん、安定ですね。
こんにちは!私は今までN村證券の投資信託をメインに金融資産は運用しておりました。しかしこの度、ビットコインの購入を検討しております。ちょっと話がそれますが、下のローソク足って日本人が発明したんですよ。左が長期と短期の移動平均が交差するゴールデンクロスとデッドクロス。いかにも欧米風ですが、大阪堂島の米相場で使われていたんですよ。右の価格急落をガケ、テスラの場合、ガケの反対に「バブル」だと思っていました。またビットコインとの相関がとても強く、どちらも極度なオーバープライス、過大評価だろうと判断していました。しかしテスラが15億ドルのビットコイン保有ということがニュースになり、金融資産の一部を仮想通貨に変えようと思っています。15億円じゃなくてドルですよ、これはもう潰すにつぶせない状況ではないでしょうか。色々検討した結果、ビットフライヤーでビットコインのみ購入、長期保有しようと考えています。そうすると以前ご説明したリスク分散ができてないじゃないかと言われそうですが、私にとっては仮想通貨じたいで一つの銘柄と考えました。理由1はデイトレードはしない、理由2は詳しくないので携帯ならドコモの精神、理由3は5年以上触らないつもりの資産でやるからです。最後にSatoshi Nakamotoがネット上に公開した、たった8ページの論文の写真です。たった8ページの、査読もない、学術誌でもない、ネットに公開されただけの論文が世界を変えた、我々はすさまじい時代に生きておりますな。最後までお読みくださり、どうもありがとうございました!