バスクの冬の風物詩と言えば、もちろんSIDRERIA(シドゥレリア)、サイダーハウスです。SIDRAシドラはリンゴの天然発酵酒。つまりリンゴ100%で出来ています。
サイダーハウスは、販売するシドラとは別に、シドラを飲めてシドラメニューを食べるレストランと言えます。


バスク地方で有名なシドゥレリアが多く点在する町はHERNANI エルナーニとASTIGARRAGA アスティガラガ。
シドゥレリアは一年中開いている所もありますが、大体は冬から春にかけてだけの営業。1月の年が明けてサンセバスティアンの祭り(1月20日)の日にち頃に、次々と冬季オープンします。



私達も、日曜日に今年初めのシドゥレリアに行って来ました。
LARREGAIN ラレガイン、エルナーニにあります。
入るとすぐに、シドラを注ぐためのコップを入り口で受け取り、予約していた席に着いてスタンダードなシドゥレリアメニューを注文。待っている間シドラの樽の方へ行きます。
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樽(クペラ)は沢山あって、それぞれ違うリンゴの種類だったり各種のリンゴの配合が違うので、TXOTXERO(樽を開けてくれる樽番のひと)に付いて色々飲ませて貰いましょう。

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これは違うシドゥレリアの写真ですが、こんな感じで樽から出てくるシドラをコップでキャッチします。ちゃんと並んで、シドラをムダにしないように構えて下さい。

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お通しは、アンチョビです。良い品だとわかります。他のシドゥレリアはチストラソーセージのお通しを出す所が多いです。
そして塩鱈のオムレツ。フワーッってして美味しいです。


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お次は塩鱈のフリットと塩鱈のトマトソース。大体のシドゥレリアはフリットなんですが、ここは選べるので半々にしてもらいました。

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TXOTX!!!」チョーッチ
って合図でみんな食事中でも席を立って樽の方へ、シドラ注ぎにいきますよりんご

で、メインのチュレトン。足りなければお代わりオーケーです。追加料金払わなければならない所もあるし、メニュー料金だけでオーケーな所もありますよ^ ^

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そして、デザートは胡桃とイディアサバルチーズにメンブリーリョ(マルメロ等のジャムを固めた物)を添えて、お菓子の町トロサのテッハとシガリーリョの焼き菓子。
胡桃は豪快にくるみ割りでバリバリ割って食べて下さい。
そしてシドラを飲む。
バスク夫は全くお酒飲まないので、こういう場所はシドラか水かの所が多いので、コーラ持参するのですが、ここはコーラ置いてありました。

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外観、エルナーニですが、高台にあるので、サンセバスティアンが見渡せます。

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面白いポスター発見しました。
シドゥレリアでやっていい事といけない事と絵図で解説。笑
上から、
机に座らないでちゃんと食べましょう。(本場の本場のシドゥレリアは椅子はなく立ち食いですよ)
クペラ(樽)へは並びましょう。
シドラは並々と注がず、コップの壁にあたるように注ぎ、少量ずつ飲みましょう。
そんな事を言いたいエルナーニの町のポスター。欲しい…

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シドゥレリアは季節のものなので、冬の時期は賑やかでシドラの質もいいのでオススメです。
私も、この時期の日本からのお客さんや個人旅行者に同伴させてもらう事があるのですが、なかなかない経験が出来て皆さん喜んで下さいます。


一つ注意点。シドゥレリアは、貯蔵庫なので寒いですし、足元がシドラで滑り易いです。
暖かい格好と滑りにくい靴で行くのが正解
バスクへ来られる際は是非TXOTXしましょうね^ ^