50代の女性が、やっと婚活を始めたところ、結婚を目指すことの虚しさに気づいた。
以前は結婚は仲人によるお見合いが主流だったが、最近では恋愛を通じて結婚することが一般的になってきた。
しかし、結婚が必要なものではなくなったため、人々は迷ったり悩んだりすることがある。
58歳のケイコさんは、母親や弟妹のサポートをしていて、自身の結婚や恋愛に余裕がなかった。
40代には仕事に没頭し、結婚とは違う恋愛を楽しむこともあったが、すぐに別れることが多かった。
50歳になる頃、母親が倒れたため、自宅での介護が限界に達し、母親を施設に預けなければならなかった。しかし、兄弟から冷たい扱いを受け、家族との関係が悪化した。
このような家族の問題や仕事の忙しさから、ケイコさんは結婚や恋愛についての考え方が変わってきた。結婚が必要ではなく、恋愛を楽しむこともできると思っていたが、実際には結婚することの意義や価値を考えるようになった。
結婚が人生の中でどれだけ大切なものか、再考する時期がやってきたのかもしれない。
最近、母は近くの施設にいて、以前は週末に自宅に帰ってきていました。
体調は悪いですが、意識はしっかりしており、時々他の子供たちにも会いたがるので、私にとってはつらいです。
実際、兄弟とは疎遠ではないので、二人とも忙しいという理由を母に伝えるしかありません。
母も自分の状況を理解しているのか、『あんたにばかり苦労をさせてごめんね』と言ってきました。
私は約2年前から婚活を始めました。
母が弱って自宅に戻ってこられなくなったため、私の心には大きな穴が空いてしまいました。
週末を一緒に過ごせるパートナーが欲しいと切望しています。結婚したくて婚活を始めたのではなく、ただ遊ぶ相手や茶飲み友達を求めているわけでもありません。母を見ていて、残りの人生をどう生きるかということが大きなテーマになっているのです。
だから一人ではなく、誰かと一緒にいたいと思っていました。
出会いを求めて、結婚相談所やマッチングアプリを利用して婚活を続けてきました。
初めてこんなにたくさんの人と出会うことができて、楽しかったですが、疲れました。
50代の男性たちには、「これからだ」と考えている人もいれば、「のんびり余生を過ごしたい」と考えている人もいます。
個人的にはどちらもピンと来なかったのです。たくさんの人と出会うことで、自分自身がこの中途半端な年齢にいることを実感しました。今後の生き方を決めていないことに気付いたのです。
納得が難しい状況に直面した時、何をするか考えたことはありませんか?
たとえば、結婚を目指して1年間婚活をしてみましたが、自分にはうまくいかなかったと感じたとします。
そうした場合には、まずは自分自身がどうしたいのかを考えることが大切なのかもしれません。そんな風に考えるきっかけになったのが、かつて興味を持っていたけれども諦めていた趣味を再開することでした。
例えば、子どもの頃に習ったことのあるピアノをもう一度始めてみることにしました。
提示されたピアノを調律し、音楽教室に通い始めた結果、日々の練習の成果が現れ、今ではヴァイオリンやチェロ奏者と共演する機会も得られました。
友人や仲間との演奏を楽しむ中、新しい出会いもあります。例えば、離婚経験のある男性と親しくなり、彼が息子と共に生活している様子を知ることができました。
その男性の姿勢や生き方に感銘を受け、自分の生活における価値観を再考することもできたのです。
そして、恋愛に発展するかはまだわかりませんが、たとえ恋愛関係にならなくても、この過程で得た友情や喜びは確かなものだと実感しています。
婚活をする際には、直接結婚相談所やマッチングアプリを利用するのもいい方法ですが、本当に「結婚」が自分にとって何を意味するのかを考えてみることも重要かもしれません。
自分の生活を充実させる行動を取ることで、意外な形で大切な人と出会える可能性もあるのです。50代になっても、自分の人生で本当に大切なことを見極めていくことが、婚活の一つの方法として考えられるのかもしれません。